全労連・全国一般労働組合大阪府本部旭屋書店支部

 私たち大阪の旭屋書店の労働組合は、1984年12月の労組結成以来、賃金・労働条件の改善はもちろんのこと、読者のための書店に向けて出版流通の問題や出版の自由の問題について様々な行動を社内・社外において進めてきました。

 これまで書店は「欲しい本が手に入らない」「入手までに時間がかかりすぎる」「書店員に知識がない」など読者からきびしい指摘を受けてきました。

 そこで私たち労組は「書店シンポジウム」を開催し、「本とあなたをつなぐ『りゃんがぁ』」という書店情報誌を発行したりしてきました。

 書店シンポジウムではこれまでに「古い書店・新しい本屋」(1986年)、「本屋が危ない!〜書店にみる出版メディアの危機」(1987年)、「読者は変化したのか?」(1988年)、「出版の自由と差別〜『ちびくろサンボ』とポルノを中心として」(1989年)、「出版の自由の現代的課題」(1990年)を開催し、小中陽太郎氏(作家)や多くの書店の人たちをパネラーに活発な意見を交換してきました。そのほかにも上野千鶴子氏を招いて「上野千鶴子のできるだけ何でも答えます」という読者70余名を集めてのトークセッションの開催など、出版メディアの中の書店のあり方を読者と共に考えていくことに取り組んできました。

 現在では書店は構造不況業種と言われています。年間1000店もの書店が休・廃業していると言われています。しかしながら、好況のときでさえ、書店労働者は決して高賃金だったわけではありません。出版社―取次―書店というそれぞれの場面で労働者の間における「南北問題」が存在していたのです。

 また、いまの不景気が好況に転じたとしても「出版不況」は打破できるとは限りません。メディア環境の変化はめまぐるしく、まさに出版メディアをめぐる課題は山積みです。

 そういう今だからこそ、私たち労組はこれまでの読者と共に歩む姿勢を大切にしたいと考えています。なぜなら、書店労働の未来は、読者と共に出版物を通してつかみとっていくものだと信じるからです。

 私たち労組にいつでも気軽にコンタクトしてみてください。私たちは出版メディアの未来をみなさんとともに考えていきたいと願っています。


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