坐禅とサトリのQ&A
問い: あなたは白隠禅師の「隻手の音声」を聞かれましたか。
答え: 聞きました。そしてそれ以上深く進みました。
隻手の公案は大変有効な公案です。それで得られるのは見性(小悟)です。
見性以後もしばらく使えますが、やがて役に立たなくなります。
そこから有効な方法には息に注意を集める随息観があります。腹の動きを
よく観察します。息を呑むほどの集中がよい結果を生みます。
それになれると鼻から出入りする息に集中します。
問い: 悟られたと書かれていますが、何度読んでも半信半疑です。
答え: このご質問は批判ともとられかねないぎりぎりの質門です。半分は信じて
いただいている、ということでお答えします。
これは体験に基づいて書いています。それを理解し、真偽を確かめるには
自分で体験するほかないのです。体験された方のみが真実を知り、活き活
きと生きる力を得るのです。
問い: あなたは一坐どれくらい坐られるのですか。
答え; 2004年4月より坐禅をする代わりに、マスクをつけて寝ています。
坐禅をしていた頃は時間を決めずに、坐る気持ちが盛り上がったときに始め
集中が切れた時に、坐を解きました。
坐を解いた後の充実感を重視しました。次の坐禅の意欲につながるから
です。そのために坐禅メモには6:57〜7:52などという記載があります。
始める時開始時間を書きました。憶えておこうとすると禅定に入る妨げに
なるからです。
そこには使った方法とともに、「よく坐れた」などの感想も書かれています。
問い: 私が今している呼吸法は、できるだけゆっくり息を吐き出し、その後腹を
膨らませて吸いこむようにしています。これでよいでしょうか。
答え: 坐禅では呼吸法が最も大切だとよく言われます。
私の尊敬する昭和の悟った人苧坂光龍師の在家禅入門には、3回大きな
腹式呼吸をした後は普通の腹式呼吸をすればよいと書かれています。
私は「より早く、より深い定に入れるように」、普通の腹の動きを
コントロールしました。できるだけ振幅が小さくなるように。
しんどそうでも徐々に、徐々にと心掛けて行えば、それほどのことはなく
早く定にはいれます。充実感のある坐禅、スピード感のある行につながり
ます。
問い: あなたはいろいろな神秘体験をされていますが、それぞれについて詳
しく知りたいのですが。
答え: 地元でお会いした人にも同じように聞かれたことがあります。
詳しく知っても意味がありません。神秘体験についての記述は行を
される方が体験された時に分かる程度にさせていただきました。
つまり坐禅でサトリを追求する人には行の進行の目安になるものが
必要だからです。
あなたが体験された時には納得していただけると思います。
あなたがサトリを得られる日が早く来ることをお祈りしています。