思うように行かない物撮り・商品撮影・・・

迷い人


物撮り迷人!
物撮り、商品撮影にはどの程度の明るさが必要なのかについてはカメラの性能と画質の満足度が絡んできますが大抵のデジタルカメラならISO感度が上がるほど画像が粗く成るようです。保有コンパクトのオート設定ではISO320に自動設定され撮影画像はかなり粗い。自分はISO感度を80とか100に固定して撮影します。32Wクラス1灯でも撮影は出来ますが照明を直近で照らしても1/13秒とかかなりのスローシャッターと成るので手持ちでは無理、手持ちの限界は慣れ不慣れにも依りますが油断すると手ぶれ補正の付いた私のカメラでも1/60秒程度でブレています。シャッターを切った時のブレのようです。下の画像ISO400拡大部分は少し粗く増感するほど粗くなります。気に成らなければ良いとも思いますが・・・
きちんとテストして見た結果はSONYのT−9ではISO80固定で32W×2灯(それぞれの光源までの距離は画像で見当は付きますが、テーブルの幅は60pで器からディフューザーまでの距離は上で30p、左で40p程度有り、更に光源は上は少し離して20p程度、左は10p程度の距離で光を照射、カメラはストロボ発光停止で撮影)でプログラムオート撮影で焦点距離18ミリ、f/4.3、露出補正−0.7でシャッター速度は1/13秒で適正と成りましたが手持ちでは完全にブレます。もっと光源を接近させればシヤッター速度他の値も変化しますが、これらの値は一つの参考例です。
ではどの程度の明るさが必要なのかについては22W×1灯でも商品撮影は「可能」です。しかし、有る程度広々としたスペースで撮影するのなら明るいに越した事は無く自分ならば32Wを最低2灯でディフューザーを掛けてレフ版で反射光も利用しながらの撮影となります。22W程度を2灯なら何とか満足の行く程度の撮影は出来ますが1灯では自分は不足気味と考えております。
ディフューザーも光源との距離を有る程度(少なくても15〜20p程度)置かないと拡散効果が薄いようで市販の撮影用照明器具の蛍光灯タイプは傘の長さと蛍光灯の長さの差があまり無くディフューザー部分から見たら真ん中が点状に明るく周辺は暗いようです。理想としてはディフューザー全面に均等に光が拡散している方が正解と考えています。(理想と思う状態は後記)1灯に対してのディフューザーの寸法は物撮りなら40p角程度で良いと思います。それとディフューザー面から撮影対象までの距離はその都度の判断ですが、せいぜい20pとか30p程度です。それ以上離したら22W程度では光量不足気味と考えております。

十分満足出来る結果が出なかった場合には不足分の光源を補う事に成ります。
どんなカメラでも日中の屋外ならばフルオートで満足出来る画像が写せる筈。その為に蛍光灯13Wから始まって、22W、27W、32Wとテストを繰り返して見ました。現在は32Wの蛍光灯ライトを4灯用意していますが自分の感覚では32Wを1灯なら小物撮影、条件によっては2灯程度使用。4灯ならマネキンの衣類程度までと考えていますが2灯でもかなりのスローシャッターを使えば十分に撮影は出来ます。白っぽい背景で明るく撮影したいのか、黒っぽく撮影したいのかの意図で照明器具の数と設置距離を選択する事になります。
光源が少ない場合はひたすらスローシャッターに頼る事に成る。これはこれで撮影者が満足出来れば良いと思いますがコントラストの低いくっきり鮮やかとは言えない画像が多いようです。オークションの画像を見ていたら圧倒的に光量不足とカメラ側のコントロールが成されていない画像が多いようです。照明の明るすぎか暗すぎか、カメラの露出コントロールミスかなと思われる画像を多く見ます。コンパクトカメラに限らず全くのフルオート撮影では満足の行く結果は出ない事が多いようです。 

要は程度問題で有り、光源をひたすら増やしていくのも場合に依ってはマイナス要因かも知れない。白っぽい物、光沢の激しい物とか、反射が激しく出る物ではあまり照明を明るくすると白飛びを起こすだろうし、黒い背景であまりに強い照明では黒に締まりが無くなる。色合いによっても条件は違うはずなので適当な照度を探し、且つカメラコントロールも必要。例えフルオートコンパクトデジカメでもホワイトバランスとEV補正は最低必要・・・下方の画像はディフューザー使用で32W2灯を1m程度の所から照明しての画像ですが、カメラはR−1でライトは一方向からだけで照明。現場画像を省き左画像は焦点距離27mm F/3.5 ISO160固定 1/3秒のシャッター速度。真ん中画像はシャッター速度だけ変化させて1/6秒、右画像は1/8秒。  この画像は黒っぽい画像を意図しており、真ん中が多少暗い感じもしますが適正と私は考えます。しかし、32Wを2灯使用しても目一杯のロングシャッターに成ります。この場合はあまり強い照明では黒が出しにくいと考え意識して不足気味の照明で黒を出すようにして撮影。  逆にこのように大きな物で背景を真っ白の物にして明るく撮影するのなら2灯は対象物に対して照明し、更に2灯は背景だけを照明して白くする場合も有ります。色々と状況別に試して見ないと何が適正なのかは特定は出来ません。

SO設定画面

ISO80

ISO400

影が薄く成っています。ディフューザーの拡散効果が大きい。

影が強く出ており明るさは良いのですが強くて固い光に成っています。

撮影時の状態はこんな物、右の画像だけを見たらもっとマシな撮影現場かなア!と・・・

撮影に必要な明るさを考える・・・

明るさに関係が有る問題点・・・

左の画像を拡大してみたらボケ具合の違いが判りますがこれは照明が暗い場合に、つまりカメラにとって明るさに余裕が無い場合に自然と撮影している状態を再現しており、F値が小さくなり、露出がうんぬんと言う言葉よりも明るさ不足に対して人間は目を見開いて見ようとするのと同じ状態で有り、このような場合は対象物のピントの合っている部分が薄くて画像を見ればピントを合わせた部分以外はボケが出ている。左の画像がそうでありベールのローラー部分にピントを合わせたのでスピニングリールの左側とかスプールとベールの後方側、ハンドルの手前側がぼけている。F5.0 1/100秒 ISO160固定。ピントを合わせた部分と面的に合っている部分のみピントが合っています。

真ん中は光を増やせば良かったのですが、F値を引き上げる為に(眼を細めた状態で有りカメラに入る光が不足した場合に露光時間を長く取る場合を想定)ロングシャッターを選択してテストしておりますがF11 1/20秒 ISO160固定、同様にベールのローラー部分にピントを合わせております。このF値数値を大きく変化させた事で画像のボケ具合が大分改善されております。更に下の画像はF16 1/10秒 ISO160固定で撮影しておりますが真ん中の画像同様に画像全体にピントが合っています。明るさ、撮影距離、ズームを使っているかで条件は違いますが、カメラにとって不十分な明るさでの撮影ではこのようにボケが出てくる事に成ります。

このようなボケはポートレート撮影では歓迎される事が多い現象ですが、商品撮影、物撮りでは全体にピントの合った画像が適正と思われます。私の参考画像も結構ボケている画像が多いのですが、私がなるべく明るい方が良いと言う理由の一つはこのようなボケが出るからです。明るいほど手ぶれとかシャッターぶれの出ない早いシャッター速度でF値も5.6〜11程度で全体にピントの合った明るい画像が撮影出来るからです。使用しているカメラにも依りますしコンパクトカメラは大体全体にピントの合った画像が撮影出来ます。これも気にするのか、しないのかの違いです。