パフォーマンス
バイ・アンド・ホールドでは、絶対リターンを追求しており、ベンチマークは設定していません。
目標とするリターンに関しては、ピーター・リンチが、「25〜30%の利益が現実的でない・・・長期投資で4、5、6%の株式投資の収益率というのでは、話にならない」(「株で勝つ」、p.271)と指摘してたうえで、「あえて自分で銘柄選びをするとしたら、複利で12〜15%には回るようにせねばならない」と論じています。そこで、年15%を目標にしたいと思います。一昨年や昨年のような恵まれた状況の下では、15%の達成はそれほど難しくないかもしれませんが、相場状況にかかわりなく、毎年15%のリターンを確保していくことは容易ではなく、十分に満足すべき成果のように思われます。
バイ・アンド・ホールドのこれまでのパフォーマンスは、下表のとおりです。指数は、2004年3月末を100とし、四半期毎に指数と前期比のリターンを算出しています。直近の四半期末については、これに加え、前年比のリターンを付記しています(四半期毎のリターンの時間加重収益率、キャッシュは期初に投入)。配当(と株主優待)、税金、手数料は勘案していません(配当金が税金・手数料より多いので、実際のパフォーマンスは下表にプラスαしたものになります)。参考のためにTOPIX(配当を含まないベース)、およびバイ・アンド・ホールドが大いに参考にしているさわかみ投信の「さわかみファンド」の基準価格を併記しました。
また、直近の四半期のパフォーマンスについては、現代投資理論におけるリスク調整後リターンを示す代表的指標であるシャープ・レシオ(超過リターン/リスク<超過リターンの標準偏差>)を算出しています(シャープ・レシオが大きいほど、リスク当たり1単位当たりの超過リターンが大きく、優れた運用が行われていることになる。リスクフリー・レートとしてはFBレートを使用)。バリュー投資理論におけるリスク概念は現代投資理論のものとは異なりますが、バリュー投資において「少ないリスクで大きなリターンをあげる」と言う際には、現代投資理論の意味合いであることが多いと思います。バリュー投資によって、現代投資理論で言うところの「ローリスク・ハイリターン」が実現している状況が、バイ・アンド・ホールド、さわかみファンドとTOPIXのシャープ・レシオを比較することで確認できるのではないでしょうか。
♪ パフォーマンス ♪
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バイ・アンド・ホールド |
TOPIX |
さわかみファンド |
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2004年3月 |
100.0(―) |
1,179(―) |
12,514(―) |
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6月 |
109.1(+9.1%) |
1,190(+0.9%) |
13,117(+4.8%) |
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9月 |
108.5(-0.6%) |
1,102(-7.4%) |
12,419(-5.3%) |
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12月 |
113.2(+4.3%) |
1,150(+4.3%) |
12,738(+2.6%) |
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2005年3月 |
133.5(+18.0) |
1,182(+2.8%) |
13,631(+7.0%) |
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(前年比) |
+33.5 |
+0.3% |
+8.9% |
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シャープ・レシオ |
0.98 |
0.03 |
0.42 |