Dr.BUZZのミニ四クリニック
弟子のマシン緊急入院!
どうにもうまく走らないと泣き付いてきた弟子のN。
一応、分室を参照して作ったようだが、出来栄えはどうかな?
フムフム、これは重傷じゃ。全治2週間だな。早速、患部を処置しましょう。
ドクターの処置でどれくらいスピードアップするか、お楽しみあれ。
もくじ
初診・検査 応急手当て オペ開始 リハビリ
退院・社会復帰
初診・検査 先頭に戻る
まずは患者の写真から。
左は私のマシン。右が弟子のマシン。
スペック比較表
私のマシン 弟子のマシン
ボディー ダイナホークGX ナックルブレイカー
シャーシ SXカーボン SXカーボン
タイヤ 旧大径ゴム SX用大径ゴム
ホイール SX大径カーボン裏向き SX大径ノーマル
トレッド 65mm 70mm
前ローラー 9mmベアリング 830ベアリング
幅 105mm 104mm
後ローラー 830×2段(Zローラー) 9mm×2段(平行)
幅 104.5mm 105mm
ローラーベース 138mm 143mm
ギヤ 超速(620入り) 超速(620入り)
プロペラシャフト 中空 中空
軸受け 620ベアリング 六角ベアリング
総重量 136g 135g (電池、モーター込み)
初診検査値
スピードチェッカー値 34km/h 33km/h (2輪計測)
空転時間 32秒 2秒 (モーターを外した状態でのタイヤの空転持続時間)
ラップタイム 3.46秒 4.14秒 (ジャパンカップ・ジュニアサーキット)
最初、ピニオンギヤとカウンターギヤがうまく噛み合っておらず、完全に歯飛びして、うなるばかりで
前に進みませんでした。
見るとギヤカバーを固定するツメが折れて、完全に無くなっているではありませんか。

透明パーツはすぐに折れやすいのです。できれば使わないようにしましょう。
しかし、これを交換しても、まだ歯飛びは治らず。モーターホルダー(これも透明)をノーマル色に
交換したら治りました。原因はまだ不明です。
表の検査値は、この処置を施してからのものです。
応急手当て 先頭に戻る
次に、目についたところを治療しました。
1.タイヤにバリが残っています。

これをきれいに削ぎ落としたところ、ラップタイムは4.14秒→3.95秒に向上しました。
こんな些細なことでも、バカにできませんね。
2.ローラーが脱脂してありません。
一旦外して、zippoオイルで脱脂したところ、3.95秒→3.76秒に向上しました。
パッと見て、こんなところでしょうか。前ローラーのナットが緩んでいたので、増し締めしておきました。
オペ開始 先頭に戻る
次は外見では判断できない部分・・・駆動系の効率改善です。
なんてったて、空回しで2秒しか回らないんです。これは改善効果が期待できます。
1.カウンターギヤ

中空加工し、620ベアリングを仕込んであるところまでは
良いのですが、620の外側に入れたアルミスペーサーが
アダになってました。
分室の設定では、ここは丸穴ベアリングを入れるのですが、
丸穴ベアリングより厚い620ベアリングを入れたために、
カウンターギヤがシャーシの左右の壁に挟み込まれてし
まい、思うように回りません。
アルミスペーサーを厚さ1mm→0.7mmに削ることで、ギアは
スムーズに回ります。
たった0.3mmの差なんですけどね。これが肝心。
その際、直径も小さくする必要があります。シャーシの右
側壁に少し段差があり、スペーサーの直径が大きいと、この
段差に乗り上げてしまい、スペーサーが傾いてしまうからです。
加工前後のスペーサーの違い シャーシ右壁の段差

カウンターギア、オペ前 オペ後

2.プロペラシャフト
グレードアップパーツの中空プロペラシャフトでは、ギヤのテーパー加工は不要なのですが、
弟子のは律義に加工してありました。^^;(写真左)
まあ、不具合は無いので、バリを少し手直しして、そのまま使いました。
抜けかけていたギアを少したたき込み、なおかつ、念のため、シャーシの方も、
ギアが当たりそうなところを切り取っておきました。(写真右)

3.ベアリングのチェック
耐久性に問題のある軸受けの角穴ベアリング。チェックしたら1個死んでいました。
620に交換したいところですが、もったいないので1個だけ丸穴ベアリングに交換しました。
4.ホイールのテーパー加工

ホイールのボスがベアリングの外輪に接触しないよう、
端面をテーパー加工しました。
ここまでで、一旦テスト走行。
ラップタイムは3.76秒→3.62秒にアップ。
しかし、空転時間は、まだたったの6秒。
5.クラウンギヤのバックラッシュ調整
かくなる上は、秘伝のバックラッシュ調整。クラウンギヤとプロペラシャフトの噛みあわせを緩く
することで、駆動効率は格段にアップします。
具体的には、クラウンギヤの背面の出っ張りを1000番程度の耐水ペーパーやすりで削ってゆきます。
削りすぎると歯飛びして走らなくなってしまいます。少しずつ削っては、組み立てて確認し、何度も繰り
返して歯飛びしないギリギリを狙います。

仕上げにすべてのギヤを脱脂して、テフロン系コーティング剤を塗布しました。
これで空転時間はやっと10秒。角穴ベアリングでは、これが限界でしょう。
さて、結果は、3.62秒→コースアウト!。
速すぎてレーンチェンジで飛び出してしまいました。
リハビリ 先頭に戻る
ふうっ、長いオペでしたね。さすがに疲れました。
しかし、速くはなったものの、コースアウトしてはお話になりません。
ここでは「リハビリ」と称して、ローラーセッッティングのやりなおしです。
やりなおしと言っても、微調整の範囲で済ませましょう。
1.フロントバンパー
バンパーを止めている4本のネジを、長さ6mmのものから、8mmに交換しました。
これだけでも、バンパーの剛性はかなりアップします。

2.リヤローラーの調整
まず、スペーサーやナットを組み替えて、全体の高さを6mm下げました。
ローラーは低い方が速いですよ。
次に、分室で説明したとおりに、
リヤローラーの角度を調整しました。

右側は後ろに傾け、左側は前に傾けます。手でひねるだけです。
でも、走り込むとだんだん角度がなくなってきますので、たまに調整してやってください。
さあ、今度は飛ばないかな?
追い充電してアタック。3.62秒→3.48秒。レーンチェンジはまだ余裕。
今度こそ本番、モーター・電池ともに師匠の1番グレード品に換えてテスト。
これでも飛ばない。記録はなんと3.48秒→3.38秒。
もう、治療の必要無し。これで晴れて退院です。おめでとう。^^
退院・社会復帰 先頭に戻る
さあ、退院して社会復帰の第一歩。尾崎模型のコースに行って、師匠のマシンと勝負です。
今のレイアウトはスロープが入っているため、アトミックチューンでは飛び出してしまいます。
FA-130ノーマルモーターで勝負だ!
しかし、これが負けてしまった。師匠34.05秒に対し、弟子33.67秒。うーん、あなどれんヤツ。
ま、敗因は、師匠マシンはハイパワーな電池とモーターに対応して、前ローラーのスラスト角をかなりきつく
付けてあったことでしょう。
非力なノーマルモーターでは、ローラーの抵抗が大き過ぎてスピードに乗りきれなかったんだな。
ま、そーゆーことにしておこう。^^;
さあ、患者を送り届けるよ。長い間、ご苦労様。記念写真を1枚。はい、ポーズ! パチッ。

ピカチューはご愛敬^^、だってコックピットの肉抜き穴があんまり寂しかったんだもん。
師匠のマシンも衣更え。ナックルブレイカーのツーショット。あれ?なんだか似てないぞ。

先頭に戻る
TOPへ戻る
このホームページのホストは
です。無料ホームページ
をどうぞ