1998年2月8日 清水市での大会。オオカミ式のいわゆる3輪車レースに初参加するも、1周も走れずに玉砕。 しかし、自作カーボンマシンは注目の的。 その後、オオカミレース参戦の予定もなく、月日は流れ・・・ 7月 秋に沼津で大会があると聞く。これは出撃圏内。前作の欠点を洗い出し、新たなコンセプト を固める。ここで前重心に決定。 8月お盆 ノートパソコン持って妻の実家に帰省。CADを使って構想を練るものの、はかどらない。 8月17日 設計完了。4時間で一気に書き上げた。 一応、市販も考えて材料取りもムダ無く設計した。いわゆるVAっていうやつ。 左右のメインフレームは共通、前後のローラーステーも共通。 これらと、バッテリーマウント、同マウント兼モーターマウント、前輪ステー、モーターホルダー。 部品点数は6種8点のみ。 8月20日 試作のつもりで1台製作。なかなかイケてるじゃん。ホームページに公開。 師匠曰く「前重心は・・・(悲観的)」机上の空論に終わるかも。 8月22日 本番用に図面をリファイン。MLメンバーからのアドバイスにより、前輪を1輪追加してみた。 8月24日 友人から2台オーダーが。今回はチーム体制で参戦できるぞ。 8月25日 もう1台追加オーダーが入る。受けたものの間に合うのか? ホームページの方では、平行して「おかあさんのためのミニ四駆講座」なんてものを広げてしまって いる。こっちの編集もたいへんなのだ。 8月28日 今日は研修で会社の機械がまるまる空いている。3台分のカーボンを一気に切り出す。 自分の分までは作れなかったので、試作品でいくことに。 ミニ天にデルリンローラー type Rを発注。ガゼンやる気が出てきた。 チームメンバーは5人に増えるが、マシンは4台。もうこれ以上作る時間はない。 8月29日 チームメンバーにシャーシ納品。組み立て方を説明する。 9月4日 みんなでテスト走行しようと段取るが、マシンが完成していないのでボツに。 9月5日 デルリンローラー到着。 23時に集まって、3時過ぎまでテスト走行。と言っても、問題だらけで3回ほどしか走らせ られなかったが。 私のモーターはぜんぜんダメ。 その場で巻いてもらい、まあまあ納得の速さに。ただし、見た目の判断だけで、計測はせず。 しかし、17mぽっちのコースで評価して大丈夫か? でも、やってよかった。問題続出。他のチームメンバーも一様に不安材料をかかえている。 この日のテストでは、薄型マグネットの方が速いらしい(メンバー談)。 みんな薄か厚か迷っているが、私はハナから厚型に決めている。 9月7日 自宅でのテスト走行は危険なのでアトミックチューンで。 でも、有意義なデータが取れた。やはり3輪の方が速い。 スラスト角も寝かそう。 9月8日 スラスト角調整スペーサーを製作。3度に減らす。強気だ。無謀か? アトミックでテスト。いい結果だ。そりゃそーだ。 9月9日 危険覚悟で自宅で本番モーターを試す。1発勝負で15m/secは出た。飛ばない。 これで行こう。 9月10日 オイル路面シミュレーション。タイヤに鼻の脂を塗ったら、14m/secに落ちた。 当日のタイヤに悩むものの、なすすべ無し。 マシンのキャッチに失敗して網戸に刺さったが、マシンはOK。ほっとした。 バッテリーのならしを始める。 9月11日 チームメンバーから、オオカミのレッドライン(旧型)が良いとの情報あり。 早速買ってみるが、あんまりグリップしそうにない。 とりあえずホイールに装着するが、テスト走行まではせず。 9月12日大会前夜 バッテリーの選別。7月に探しまくって手に入れた97-03LOTのセル8本のうち、 1組が飛びぬけたデータを出しはじめた。他のセルはまだ眠っている。 こいつと、1年ほど使い続けてきた別の97-03セル1組、合計2組は決まったが、 これではもう1組足りない。予選1回は捨ててもいい。 寝る前に最後のチェック。すると、モーターのヨーク側ベアリングが死にかけている。 予備も無いので、ひたすら洗浄and慣らしでなんとか復活。結局寝たのは0時。 9月13日大会当日 3時起き、4時に集合。チーム5人ステップワゴンに乗り合わせ出撃。 8時前に到着。早すぎると思ったが、会場にはすでにコースが設置され、 参加者もずいぶん集まっている。 路面は完璧に磨かれている。新品のコースかも。 グリップは何の問題もない。これで悩みがひとつ減った。タイヤはレインボーでいける。 エントリーは230名だそうな。大馬鹿ヤローたちめ、自分も含めて。
テスト走行 9時から10時まで走行OK。電池に余裕が無いので1回だけ走らせる。 28T/17Tではギヤ比が高すぎると思い、30T/15Tに変更。 そして4番電池で試す。 充電は直前にするのがベストだが、そんな時間は無いだろうと思い、すべて前夜のうちにやって おいた。 追い充電して待ち行列に並ぶが、列が長くて電池が完全に冷めてしまった。 それでも、結構速かったので満足。計測はしていないが、TOP10には入りそうな気配。 他のメンバーは・・・あまりかんばしくないようだ。気になる。ローラーの差か?
チームメイトたち
予選1回目 出走順序は任意。しばらく様子見。17秒台が出れば、確実に安泰だ。 さいわい、ピットは出走口のすぐ手前だった。 なんとしても予選通過。マシンには1番電池をセット。 ピットで追い充電スタンバイさせ、手ぶらで列に並ぶ。 すると、チームアシスタントをお願いしていたMLのK嬢が登場。 女性が加わるとピットが華やいでよろしい。 買い出しや充電の補佐など、おおいに活躍していただき、感謝感激。 追い充電は3分で終わるので、出走10人前に開始すれば、スタートにドンピシャの はず・・なんてこと、並びながら時計で測っていた。 余裕を見て15人前に充電開始したが、やはり少し間が空いてしまった。 いよいよ出走。スタートラインに正座し、マシンを投げ込む。 (腰を据えて投げるには、座ってしまった方がよい。) ところが、1周走ったところで回収された。オフィシャルのミスで、ラップタイマーが セットされていなかった。 出直しも認められたが、そのまま続行。ここでピットに戻ったら、また余計なことを考えて しまいそうで。それに、4周走れるってことは、決勝6周のシミュレーションにもなる。 再スタート。このマシン、異様に静かだ。デルリンローラーの音なのか? 静かなせいか、1周目はさほど速いとは思わなかったが、2周目はかなり伸びていることが、 コースの揺れでわかった。 何事も無く3周走りきり、記録は17.91秒。満足満足。 予選1回目トータルの順位は6番手。1周ムダに走らなければ、2〜3番手のタイムは出てたかも。 我ながら、おそるべきマシンだ。 予選2回目 決勝の電池に悩む。2番電池で6周持つか? 1番電池を再使用して勝ちを狙えるか? 2番電池は瞬発力はあるが持久力に欠けることは、過去の実績でわかっている。 しかし、1番電池をレースで使うのは、今日が初めてなのだ。 悩みなやんで、決勝は1番電池を再度使うことに決める。東から天の声が聞こえたような。 必然的に、予選2回目は2番電池で。 1回目と同じく、手ぶらで並ぶ。今回は出走10人前に追い充電開始。 ところが、みなさんスッ飛んでしまい、進行が早すぎる。ヤキモキさせられたが、まさに出走直前に 充電完了。ふぅ。 正座して(こういう場合、精神集中にもよい)投げ込みスタート。 速いよ速い、2周を11秒台で回ってきた。このペースならひょっとして16秒台も・・と思いきや、 3周目に大失速。結果、18.12秒(だったかな?)。更新ならず。ま、いいけど。 決勝用にこの電池を選ばなくて正解だったってことだ。今日はツイてるな。 追い充電を深くやりすぎたのも一因か。普段はSモードだが、欲張ってRモードにしたから (デルコム2900B)。 トータル順位は9位に落ちたが、ま、気にしない気にしない。 さあ決勝、今度は6周 セティングはそのまま・・と思ったが、飛ぶ気配が無かったので、リアの上ローラーを2mm下げた。 予選中に1番電池は容量半分の500mA放電しておいた。 これを今度は単セル充電。1本ずつ充電して、各セルを確実に満タンにする。 そして仕上げにペアで追い充電。今度はSモード。 30位から順に走行。ところが、みなさん気合の入れすぎか、コースアウト続出で進行が早い。 6人前に追い充電スタートすればと思っていたが、9人前に始めた。 これが正解。充電完了のタイミングはバッチリだった。 そして出番。おっと前の人、順番間違えちゃって、緊張してるな。私が先だよ(それは師匠だった)。 さあ、スタート。まずは3周のラップタイムだが、見ていなかった。予選1回目より遅いような 気がしたが、あとで聞くと、0.1秒上回っていたそうだ。 そして後半3周も失速なく走りきり、トップタイムを記録。 やったぜ! ギャラリーの拍手がすごく嬉しい。客席に一礼してピットへ。 すべて出し尽くした。もう順位なんかどうでも良かった。心の中では泣いていた。 チームメイトと握手し、知らない人とも握手し、女神様のキスは無かったが、 その後のレースを見る自分は、ハタから見るよりは結構落ち着いていた。 そして順位は 上位の人も結果はふるわず、あれよあれよで2位確定。最後は予選トップの、これまた私の師匠。 このレース、私の師匠が3人とも、予選順位で私の前にいるのだ。 ウム、さすがに速い。こりゃかなわん。予選タイムもブッチギリでただ一人16秒台。 と思いきや、最終ラップに失速してるぞ。ぉいぉい、まさか・・・しかし、そこまで甘くはなかった。 およそ0.5秒差で逃げ切られた。前半よく稼いだよ。あっぱれ師匠。 というわけで、表彰台は右端に。でも、最高だ。 でもって、思いっきり重いトロフィーと、ゲンナマ3万円と、友情と、責任と、ちょびっと名誉を いただいた。
おしまい。
TOPへ戻る
このホームページのホストは
です。無料ホームページ
をどうぞ