Home > 思い出記録 ― 3rd Annual Visayas Cave Congress


2005年3月4日から6日の2泊3日でサマール島のサン・ホヘ(San Jorge)にある鍾乳洞を探検するツアーに参加してきました。 このツアーには、サマール島からだけではなくマニラや、セブ、レイテ島からも冒険好きのフィリピン人が参加していました。 私は、サマール島カトバロガンにいるコンピュータ隊員のハッシーと彼の配属先である大学の生徒達に同行し、今回のツアーに参加しすることにしました。

日本にいた時は、アウトドアなんて全く興味が無かった私ですが、人間何事もやってみないと分かりません。サマール島に赴任してから、食べること、飲むことくらいしか楽しみがないと思っていましたが、それは大きな間違えでした。サマール島は、自然が豊富!こんな重大なことに気付かないなんてどうかしていました。今では自然の素晴らしさ、偉大さに、触れ合うことのできるアクティビティに積極的に参加し、すっかりアウトドア派になってしまったのです。

ツアー前日

キャンプ前日にカトバロガンまで移動し、同行する生徒達に会いました。 自己紹介などしながらしばらく話した後、キャンプで必要なものリストをもらいハッシ-と一緒に町へ買出しに行き来ました。 

お米、お菓子、インスタントヌードル(5袋)、缶フード(3缶)、食パン、チーズ、ゴミ袋、懐中電灯の電池、ローソク、軍手、水など必要なものを買い揃え、バックパックに詰めたものの、水を4.5Lも購入したため、荷物が重くて重くて、こんな重い荷物どうやって運ぶのと思うくらい重くなってしまい、しばらく呆然としてしまいました。でも水を減らすのも怖いし、でも重いのも嫌だし、、、なんてことを話しながら荷造りしていたらあっという間に時間が過ぎてしまいました。 結局、水は飲んだら減るんだから、重いのは最初だけということで、4.5L分全部バックの中に詰めました。

ツアー初日



キャンプ初日の朝、出発地点であるSan Jorgeまでバスで移動、キャンプ参加費用の支払いと登録を済ませ、主催者側で用意してくれたバスでブランカ・オーロラ滝へ移動しました。そこには他の参加者がすでに集まっていて、しばらくその滝の前で他の参加者たちと交流を深めた後、近くの小学校教室で、昼食と説明会が行なわれました。

長〜くて、くだらな〜い話のあと、最初のキャンプ地であるTomogbong Campに移動しました。徒歩約1時間の道のりは大して苦にはならず、キャンプ地へ着くやいなや慣れない手つきで、生徒達がテントを張り始めました。その姿を眺めながら、これから始まる2泊3日のキャンプに一人ワクワク、ウキウキしていました。

その日の夕飯はサン・ホヘの村の人々が用意してくれました。過酷なツアーなのかと思いきや、至れり尽せりツアーで、なんだか面食らってしまいました。夕食のメニューは、ご飯と何これ?何かの餌?と見間違えるような料理で、何度か食べようとトライしてみたのですが、どうしても喉を通らず、一人淋しくテントの中でクラッカーを食べることにしました。でもそんな料理をがむしゃらに食べているフィリピン人を見て、すっご〜いと思ったと同時に、正直ちょっと不安な気持にもなりました。夜暗くなってから、水着に着替え、川でナイトスイミングを楽しみ、キャンプ初日はなんなく終わりました。

ツアー2日目



この日は朝6時頃起床。外に出てみると生徒達が朝食の用意をすでに始めていました。薪を拾い、火を焚いてご飯を炊いていました。生徒達の手際の良さに、すごいなぁ〜という気持でしばらく彼らの働く姿を眺めていたのですが、ようやく自分も何かしなくちゃという気持になり、「何か手伝うよ」言うと、「Don't Worry. You just relux.」と言われたので、その通りにしました。

今日の朝食のメニューは、ご飯とシーチキンとニシンのトマトソース煮の缶フードで、生徒達がご飯を山盛りにもって2種類の缶フードをぐちゃぐちゃに混ぜて、ガツガツ食べてる姿を見て、本当に本当に罰当たりかもしれないけど、「ゲッ食欲なくす。」と思ってしまいました。それでもなんとかご飯と持ってきたフリカケで朝食を済ませました。

朝8時頃、キャンプ地近くの鍾乳洞探検に出かけ、10時頃にキャンプ地を後にし、次の目的地に向かいました。次の目的地までは、山道をひたすら登り下りすること約3時間。結構ハードで、途中へたばって座り込んでしまった人が何人もいました。私とハッシ-はマイペースで、無理せず焦らず目的地に向かいひたすら歩きました。ゼーぜー言いながらも目的地のMobo-obに到着し、そこでランチを取りました。生徒達は、朝焚いたご飯と缶フーズを食べていまいしたが、私とハッシ-はパンとチーズでサンドイッチを作り食べました。美味しかった。

昼食後、次のキャンプ地に向かうべくいざ出発。荷物は船で運んでくれるとになり、楽勝で次の目的地までたどり着く事が出来きました。今夜のキャンプ地も川の近くで、狭いキャンプ地になんとかテントを張るスペースを見つけ、生徒達はまた慣れない手つきでテント張っていました。「本当にみんな良くやってくれるわ」と感心しつつ、みんながテントを張っている間、水着に着替え、さっそく水浴び。石鹸で体を洗い、ご満悦でテントに戻ると、生徒達はすでに夕飯の準備をしていました。本当に良くやってくれる生徒たちです。感謝感謝。



夕食後、鍾乳洞探検に行きました。この鍾乳洞は、GUINBAG-SANGAN CAVEと呼ばれています。意味は分かりません。中に入ると、泥沼のような所が続き、一箇所でじっとしていると太もものところまで埋もれました。足を泥から持ち上げるときには、かなりの力が必要になり、歩くのがとても困難でした。でも私は泥に埋まるときのヌルヌル感が心地よく、わざと歩くのをやめて、泥の感触を楽しんでいました。 生徒はそんな私を心配して、「大丈夫?疲れたの?」と言い、手を差し伸べてくれました。本当に優しい生徒です。

鍾乳洞の中の探検は約2時間くらい続き、テントに戻りました。みんな泥だらけになったので、そのまま川へ直行。体を石鹸で洗い、髪の毛も洗い、歯も磨き、そして夜間水泳を楽しんだ後、テントに戻りました。



そしてテントのなかで酒盛りが始まりました。フィリピン流の飲み方で、一人がお酒を注ぐ役目をし、一つのグラスで一人ずつ飲み回しする、タガイタイと言う飲み方で、持ってきたジンを飲みました。今までは、どうしてもこの飲み方が嫌で、一人だけ専用のコップを用意してもらっていた私ですが、何故かこの日は平気でみんなが口にしたグラスで自分もお酒を飲むことができました。何故でしょう。自分でも驚きでした。

みんなで楽しくお酒を飲んでいると、雨が降り出し、テントが雨漏りをし始めました。何箇所も何箇所も雨漏りし、テープで補強しても収まりません。でもみんなもうクッタクタだったので、雨漏りを我慢しながら寝ることにしました。端っこの方が雨漏りがひどかったので、だんだんみんな中央に集まってきて、寝返りもできないほどでした。私がなかなか眠れずにいると、隣からグーグーとイビキが聞こえてきました。まさかと思いきや、ハッシ-が熟睡していました。こんな劣悪な環境で寝れるなんてすごいぞハッシ-と思いながらも、イビキをかいて気持ちよさそうに寝ているハッシ-が少し憎くたらしく思えてきました。隣の男の子も寝れずいるのか、暑い暑いと言いながら起き上がったり、ため息をついたりしていました。二人でハッシ-の鼻をつまんでイビキ止させようかとかそんな相談もしました。でもやっぱりかなり疲れていたせいか、いつのまにか私も寝てしまったようです。次の朝目覚めたときは、すでにテントの中にはハッシ-と私しかいませんでした。

ツアー3日目

朝目覚めると、生徒がコーヒーを運んできてくれました。目覚めにコーヒーが飲めるなんて、ありがたい。「サラマッ、オラオラ。(本当にありがとう)」と言い、感謝しながらそのコーヒーをゆっくり飲みほしました。

今日はツアーの最終日。キャンプ地を後にする前に最後の鍾乳洞探検があります。鍾乳洞に入る前には、みんなで輪を作り、神に捧げるお祈りをしました。クリスチャンでない私は、とりあえず輪の中に参加し、目をつぶって、お祈りのために手を組みました。

お祈りが終了し、いざ出発。この鍾乳洞は昨日探検した鍾乳洞の一部ですが、この部分はまだ誰も探検したことがないそうで、中がどうなっているのか全く情報がありませんでした。中に入ってみると、プールのようになっていて、腰の辺りまで水に浸かりました。途中、足が届かない所もあり、泳ぎに自信の無い人は探検を諦めるほかなく、とても残念そうにしていました。私は泳ぎにかなりの自信を持っていたので、探検を続けようと意気込んでいたのですが、いっつも私の側について、手を貸してくれていた生徒が探検を諦めることにしたようだったので、私も彼とその場所に残ることにしました。後で探検を続けた生徒に話を聞いてみると、「出口は、水中にあって、潜って出口のところまで行ったんだよ。すっごく怖かったけど、興奮したよ。」と話してくれました。

なんやかんだで、鍾乳洞探検も終わり、キャンプ地に戻りました。そして、朝食を取った後、最終目的地に向かい出発しました。 出発地点でもあったブランカオーロラ滝が私たちの目指す最終地点です。帰りは荷物を船で運んでもらい、私たちは荷物なしで、キャンプ地を後にしました。途中からは船に乗ってリバークルージングも楽しむことが出来ました。



ブランカオーロラに到着し、ツアー参加者全員に修業証書が渡され、そしてみんなで記念写真を撮影したあと、解散となりました。 今回の2泊3日のツアーで、自然の美しさや、フィリピン人の優しさとたくましさに触れることが出来て、本当に良かったと思いました。楽しい、楽しい旅になりました。サラマッ!

そうそう、苦労して持っていた水は、結局ケチケチ飲んだお陰で、最終日まで2L近くも余ってしまい、みんなの手を洗うための水と化してしまった。