同じように仔猫出産から育児までを
これからはじめようとしている方へ* * *
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 【さいしょに】

私の場合、親元を離れての一人暮らし、
当たり前のようにペット不可の賃貸アパート。
転職直後で帰宅時間が平均10時半という
もっとも過酷な生活環境だったのですが
母猫の強い信頼と、仔猫のたくましい生命力に
より、誰一人病気になることもなく、
お医者さんにかかることもなく、
無事に里親さんのもとに出すことができました。

実際、私も母猫がりきみ始めてから
あわててgooなどで「猫の出産」を検索し、
情報収集した次第です。
でもそれがきっかけで、ずいぶんと励まされ、
同時に安心して母猫・仔猫のイノチを
預かることができました。

私とおなじように、
かわいがっていたノラネコが家で
出産してしまった、
または飼い猫が出産した、でも同じですが
そういった方へ
何かしらお手伝いになればと思い、
お役に立てるような記憶をご紹介します。

詳しくは初出産日記*子猫育児日記*子猫成長日記をどうぞ

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出産時について
出産場所を作る
授乳サイクル
爪切り必勝法
離乳大作戦
トイレを覚えさせよう
 
 
 
 

 

 ●出産時、まさにその時!について

夜中に出産
ほかの猫の出産についても、 だいたい、夜中に出産するケースが多いようです。
そして、 なぜか満月の夜の出産が多い!うちもそうでした。
何か波、みたいなものがあるのでしょうか。

出産の合図
まさに出産が始まる、といった場合、母猫の表情がもう、緊迫してくるのですぐに分かると思います。
出産間近になると、なんとなく頼りにするような目でやけにまとわりついてきたり、朝玄関の前で私の出勤をお見送りをしたり、とにかく「あたふた」してきたら合図です。おなかをさわって、中で小さな手が動いているのも分かりますので、中が活発化してきたら、もう、本当にすぐです。
横になっていて、ときたま吐き気をもよおすように、ウウッとこみ上げてくる頻度が高くなってきたら陣痛もラストスパート、といったところでしょう。そのときはもう横になったきり動けませんし、川島なお美みたいに瞳孔が開きっぱなしになります。しきりに仔猫がでて来るであろうところを舐めてキレイにして置いているようです。

出産環境について
電気はつけないほうが安心するようです。薄暗いところで秘密儀式を行いたがる猫独特のモノです。
また、よほど母猫に信頼されていると自信があるならば、そのまま見守っても大丈夫と思いますが、
母猫がナーバスになっている場合、仔猫を取られると勘違いし、敵に取られて食料にされるよりは自分の糧にしよう、と仔猫を食べてしまうケースがあるようです。
信頼されていないかも、と感じたら、つきっきりでいるのは辞めた方が良いかも知れません。 そこでの判断は慎重に・・・

私の場合は、最初知らないふりをしようとしたのですが、母猫が私の顔を見て短く「ニャ」と合図を送ったりしてくるので、一緒にラマーズ法しました。力み方が分からないみたいなので、一緒になって、「ヒイヒイフウ」とリズムを付けてあげました。口で言ったんですけどね。でもそれでなんとなくリズムは掴めたようで、だんだん調子にのってきていました。
あとはもう、様子を見て立ち去りました。。。。というか、私がお風呂に入っている間に出産してしまったので。

あと、側には他の猫は寄せないほうがいいです。
このとき父親猫(母猫からするとダンナであり実の兄)が側にいたのですが、どうしようもないアホアホオトコの彼は、力んでいる妻に猫パンチをくりだして遊べと催促したり、じいっと見つめたり、とにかく妊婦のストレスになること間違いなしでした。強制的に外に出したら、あきらかに母猫の顔つきが穏やかになっていました。

出産の後処理は?
出産すると、小袋みたいな塊が、ずるっとでてきます。クサイです。正直。
それを仔猫がうごめいて破り、あとは母猫が舐めてキレイにします。
毛もちゃんと生えているのですが、顔はつぶれてヨーダみたいだし、手なんか虫みたいに細くてリアルにうごめいていて、あまりじいーーっと見ていられるモノではないですね。うちの母猫は自分でちゃんと一生懸命舐めてキレイにしていました。 胎盤などは全部食べると母猫が下痢してしまうそうですが、凄い勢いで6匹立て続けにでてきたので、私が処理するなど出る幕はなく、母猫ひとりで全てやってしまったので、胎盤を食べるな、というわけにもいきませんでした。6匹分、全て食べてしまったようで、出産の跡形はほんの少しの血の汚れだけでした。(おなかいっぱいになったんだろうな。。。)

出産のペースは、始まってから終わるまで、三時間程度でした。
三十分に一匹の割合ででてきたことになります。
生まれた順に、さっそくミイミイ鳴いておっぱいを飲みます。元気な子はもう、母猫の顔などによじ登って転げ落ちたり這いずり回っています。出産直後で性格は分かるもので、このとき元気だった子は、眼が開くのも離乳できるのもトイレを覚えるのも産箱から脱出できるのも、すべて一番乗りでした。

注意
死産も多いようです。それと、おなかの中に一匹残ったままだったりする場合も多いようです。多産型の猫に多く見受けられることらしいです。そういうときはもう、お医者さんを頼った方が正解だと思います。私は幸いにも安産、何も手出しする必要なし、のラクラク産でした。「医者なんか連れて行く金銭的余裕が私には無いよ」と出産前に言っていたのがきいたのかもしれませんが。

 

 ●出産場所を作る

簡単に箇条書きしましょう

・大きめの段ボール(私は50×30くらいでした)に一番下に新聞紙、古い毛布などを入れます
  出産時に血で汚れるので、一番下に大きいビニールを敷けば良かったとも思いました

・母猫が出入りしやすいように高さ15センチくらいに一部きりとります

・上には半分屋根をつけたほうが「覗き込まれる」心配がなく良いそうです

タオルは敷かない!(仔猫の爪がパイルに引っかかり危険です)

・時々授乳しながらでも母猫に栄養補給できるように、餌箱のはいるスペースがあると尚可

野生のノラネコで、何度も出産経験があるようなベテランさんなら良いのですが
初産だったりするとやっぱり心配なのでなるべく良い環境を作ってあげてください。

お節介にも図解してみました→
仔猫は出れないけれど
親猫は自由に出入りできる
出入り口がある、というのが
安心のポイントです

 

 

 ●母猫のトイレと授乳サイクルについて

出産に伴い、私は母猫と子猫を外にだすわけにもいかず、家の中で当分面倒を見る決意をしました。外にはノラネコが数匹いて、母猫と仲が悪いオス猫などもいたので、心配だったのです。カラスもいますし、たとえ子猫一匹でも「食われた」「死んだ」なんてことになって後悔するのがいやだったんです。・・・というわけで、急遽猫用トイレを買ってきて、ここで用を足しなさい、と産箱の近くにおき、母猫に教えたのですが遠慮して使わず、いつも外に出してくれ、トイレ行きたいーと鳴いていました。

出産した次の日は母猫は一度もトイレにいきませんでした。
寝て、起きて授乳して、たまに自分で餌を食べて、また寝て、起きて、授乳して、の繰り返しでした。出産してまもなくは2、3時間ごとの授乳サイクルでした。自分自身に栄養をつけることを忘れているようでした。私は普段与えたことも無い高価な缶詰(高価っていっても一缶168円とかですが)を毎日、毎食捧げ、なんとか滋養をつけてもらおうと必死でした。

母猫がすきなのは
・ カルカンの鶏ささみミックス
・ 純缶のしらすミックスまぐろ味
・ モンプチの白身魚ミックス
などでした。(参考になるか分かりませんが)
おかしなことに、子猫たちも離乳したときに、ほかの缶詰よりもこの三種を気に入っていました。嗜好が似るのでしょうか。。。。

出産後、三日目から母猫は何度か思い出したようにトイレに行くようになり、たまには産箱から出て一休み、といった姿勢をとったりもしていました。

今でもかわいそうなことをしたと思うのは、私は一人暮らしなので、仕事に行っている間、家の中に閉じ込めていたことです。一応トイレはあるし、換気扇もつけて窓も開けて、ご飯もお水も用意はしてあるのですが、やはり産後一週間くらい経ったころからはストレスがたまるのでしょう。私が帰宅すると鉄砲玉のように外に走っていってトイレに行き、そのまま三時間くらい帰ってこなかったりしました。(その間私は玄関でずっと母猫が帰ってくるのを待っていたんですわ)

でも「かわいそう」なんて思う余裕を吹っ飛ばす事件も勃発。私が留守の間に、部屋とのしきりをこじ開けて、母猫が私の寝室(っていうか部屋本体)に進入、なんとベッドの上でおトイレしたんです。しかも大小共にすさまじい量でした。(なぜにベッドで二度もしてくれたのかは不思議。後ほどカヌレも初めて私と寝たときに同じくベッドでおもらしを大量にする。これも遺伝か)

***ここでワンポイント***

牛乳が好きな母猫の場合、人間が飲む牛乳を与えるのはやめた方がいいです。牛乳は猫には消化できない物質が入っているのであまり与えない方がいい、というのが定説ですが、産後は特に避けた方が良いです。母猫は出産時に羊膜や胎盤などを食べて処理するので、ただでさえ下痢をしやすくしています。そこに牛乳など与えてしまうと、さらに消化不良してしまい、耐え切れずにトイレ・・・ここが広いからいいや!とベッドでやっちゃったりするんです。

 

 ●爪きり必勝法(・・・というほどのことでもないのだが)

生後10日が経過したら、一度爪を切っておいたほうが良いそうです。これも読みあさった子猫育児系の本による情報なのですが。
確かにお乳のとりあいで喧嘩するときに、お互いの顔を爪でばりばり引っ掻きあいするので、きっておいた方がいいとはうすうす感じておりました。

さて、爪切りの仕方。
いろいろ試してみたのです。人間二人かかりで、一人が押さえつけ係、一人が切る係、とやってみても暴れる暴れるでどうしようもなかったです。抱き上げて切ってみたり、座っているところを手を借りたり、試行錯誤でした。

結論。
寝ているところを、切れ。これに限ります。
ぐっすり眠ってしまうと、多少手に触れたところで、起きやしません。
くれぐれも爪の中の血管を切らないように慎重に、ほんのちょっと切ってあげてください。
少し切っただけで、飼い主さんの生傷もぐんと減ります。

 

 ●離乳大作戦

離乳は本当に大変でした。根気強さが鍵です。
一番早い子と遅い子とで、なんと8日の差がありました。
その間にも、離乳を済ませた子は母猫の餌をむしゃむしゃ食べるので、どんどん身体が大きくなっていきます。逆に一番遅かった子(まあ、カヌレなんですが)は、トイレを覚えるのも遅かったりして、結局現在でも、ほかの子と比べてもからだの大きさが全く違う、っていうことになっています。成長の差、みたいなのをひしひしと感じました・・・

離乳の仕方としては、いきなり固形のものでチャレンジするのは無理でした。
経験をふまえ、下記にご紹介します。

【わたし版・上手な離乳の仕方】・・・離乳の最適な時期は、生後30日くらいから、でした・・・

1・・・・・・・
動物用の哺乳瓶を用意。
まずこれにお湯(あまり熱くしないでね)を入れ、吸わせます。
母猫のおっぱい以外にも口にできるものがあるんだ、と思わせるのが先決です。
最初は抱え込んで無理やり口に押し込む形になりますが、すぐに慣れて
ぴちゃぴちゃ飲み始めるはずです。
なかにはテコでも口を開かない子もいますが、口の横のほうから乳首を入れてあげると
仕方なしに飲みます。
口の正面から押し込むと、鼻に入ってしまうので避けた方が良いです。

2・・・・・・・
お湯の飲み方を覚えさせたら、お湯で溶いた薄いキャットミールや動物用ミルクを
哺乳瓶に入れて飲ませてみます。
哺乳瓶の吸い方を分かっていれば、これも抵抗なく飲めるはずです。

3・・・・・・・
キャットミール(もしくは動物用ミルク) の濃度をだんだん濃くします。

4・・・・・・・
自分の指に少量のキャットミールを乗せ、子猫が哺乳瓶を吸っているときに
近づけてみます。
キャットミールの溶き方も、最初は薄く、だんだんお湯の量を少なく、と
調節します。
ここまで慎重にやっていけば、子猫はきっとキャットミールを食べてみようと思うはず。

5・・・・・・・
飲む、から、食べる、ということに食事の仕方を変えてあげれば、
あとは離乳食用缶詰なども食べられると思います。
が、どうしても餌箱に入っているものを「食事」と認識できない子もいます。
そんなときは、まず指に乗せて食べさせてみて、次は手のひらに乗せて食べさせてみて、
その手をだんだんと餌箱のほうに近づけていくのです。
最終的に手のひらを餌箱の餌に付けるようにすると、自然な流れで、
子猫はそのまま餌箱の餌を食べ始める、というシステム(?)です。

やっぱり、子猫の数だけお皿を用意してあげたほうがいいかなあ・・・
私は6匹もいたので、ありあわせで用意したのですが。

それとはまた違って、二つのお皿くらいで順番に食べさせる社会性を
身に付けさせるのも良いのかも知れません。
一番チビのカヌレが食べ始めたときは黙って見守ってあげたりと、
なんか絆みたいなものが生まれていましたので。

 

 ●トイレを覚えさせよう

子猫にトイレを覚えて貰う・・・
特に6匹いると、果てしなく疲れる作業のように思えますが、
なんとウチの子たちは、一度教えただけで、覚えてしまいました。

離乳すると母猫がトイレの世話(舐めて処理すること)をしなくなるので
離乳食を口にできた日の夜、子猫のウチの一匹にだけ
教えました。

子猫は肛門などを舐めて貰う刺激で排泄をするので、
トイレに連れて行って、そこで指でコチョコチョっと刺激して差し上げました。
すると自然にチョオーーーッとしてくれましたので、
ニオイ付けする意味でトイレの砂に鼻を持っていって、
「ここがトイレね」と言っただけです。

翌日から、殆ど全ての子がトイレの中できちんと排泄していました。

一度、一匹に教えただけだったのに、すごい学習能力です。
あとは、一度母猫が私のベッドでやってしまった時の物体を
ニオイ付けの意味で何日かトイレに入れておいたのが良かったのかも知れません。
まあ、そのせいで我が家はずっと臭かったですけど。

なかにはすぐに覚えられない子もいると思います。
特にカヌレがそうでした。
生ぬるいオシッコをジョじょーーーーっと床でしてしまったことが
何度もありましたし、隠れてタオルケットやクッションの上でも
オシッコをしてしまったことがありました。

とにかくニオイが付いてしまったら、
ペット用の消臭スプレーをかけて、ニオイを消します。
そして、それを拭いたティッシュなどをトイレに置いておきます。

気長に教えてあげれば、きっと覚えてくれると思います。
くれぐれも強く叱ったりすると、
オシッコをする→怒られる と図式ができてしまうので、
やさしく根気強く教えてあげてください。

 

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