平成13年度 社会実験 私案
1.提案実験名: 小型ノンステップバスによるモーダルシフト社会実験
2.実験の概要 (1) 地域の現状、問題
* 自動車への依存度の高い交通利用特性に加え、つくばセンター地区への交通の集中と駐車場出入庫車両により、朝夕および週末を中心に交通渋滞が慢性化。常磐新線開通により、さらに渋滞が悪化するおそれ。
つくばの中心市街地は縦長に伸びているため、つくばセンターから徒歩でアクセスすることが難しい。その結果、自動車による直接アクセスが多くなっている。
(2) 改善目標と実験のねらい
○ 改善目標
* つくばセンターから中心市街地全体への移動を容易にすることで、自動車から公共交通機関および徒歩・自転車等への利用転換による交通渋滞の緩和を目標とする。
* 交通弱者のモビリティを向上させる。
○ 実験の狙い
* 公共交通機関の利便性向上を図るため、車椅子・ベビーカー・歩行者等との相性が良いと考えられる小型ノンステップバスを用いた中心市街地内バストランジットモールの本格実施の可能性の検証。
(3)実験概要
* 実験実施地域:つくば市の中心市街地
* 実験開始予定時期: 13年 10月頃
* 実験期間:約2ヶ月間
* 実験概要:
* 小型ノンステップバスによるトランジットモールの本格実施に向けたシステム運用体制や改善点、利用意向の把握。
* 実験項目1:小型ノンステップバスの新規運行(筑波大付属病院公園〜赤塚公園区間、約5km)によるアクセス利便性の向上。利用者の従前利用交通手段の分析による効果検証。
(4) 実験概要図(複数の図を記載してもよいが、A4版1枚にまとめる)(実験概要図の他に必要となる詳細図や補足資料等は附属資料として添付してください)。 ※ 実験の概念図(ポンチ絵)や平面図等を用いて実験の内容がこの一枚で説明できるよう作成 (5)位置図(A4版1枚にまとめる) ※ 実験の実施場所等を示す位置図
3.実験で検証したい事項と評価の視点
(1) 実験で検証したい事項
* 検証項目1:小型ノンステップバスの自動車利用削減効果および交通弱者のモビリティ向上について検証する。また、利用を促進するための条件、課題を明確化する。
検証項目2:つくばにおける象徴的な歩行者空間であるペデストリアンを小型ノンステップバスが乗り入れるトランジットモールとして利用する際に、歩行者および自転車利用者の受容性を調査・検証する。また、受容性向上のための条件、課題を明確化する。
(2) 関連調査項目
○ 定量的調査
* 小型ノンステップバスの利用者調査。利用者の属性および利用動向。
○ 定性的調査
* 利用者アンケート調査:満足度(本格実施後に利用する理由、その条件/利用しない理由)、改善要望等(実験中、実験後に実施)。WTP(いくら支払うか)
* 住民アンケート調査:利用意向、改善要望(日常生活に与えた影響、営業活動に与えた影響)等(実験後に実施)。
* ペデストリアン利用者調査:改善要望
(3) 評価の視点
* 評価項目1:自動車からの転換(利用者数の動向、目的地および手段の変更、対象施策の満足度) ・利用条件(料金、運行頻度など) ・課題とその対応策の明確化(ベビーカーや自転車の持ち込みについて、バスと歩行者の共存について) 等
4.実施体制:
バス事業者、公安委員会、都市基盤整備公団、市の関係部局との調整が必要。市民団体発案のため調整が遅れているが、採択に向けて調整を迅速に進めたい。
5.対象施策の新規性・先進性、有効性
【新規性・先進性について】
金沢市のふらっとバスと同様の車両を利用することを考えている。金沢では300mの区間がトランジットモールだが、全5kmの区間をほとんどトランジットモールとし、歩行者との共存について調査する点が新規性である。
【有効性について】
小型ノンステップバスによるコミュニティバス運行が有効な都市は多数あると考えられるが、車両購入費が高いため導入が進まない。社会実験を行うことで、効果を把握した上で本格導入につなげることができ、他都市での導入にあたっても役立つ基礎資料を得ることができるものと考えている。
6.その他特記事項等
(1) 既往の実験、調査及び計画等
ペデストリアンに電気自動車によるバスを走行させる計画があったようだが、詳細は不明。
7.実験スケジュール
(1) 平成13年度スケジュール
組織の結成 7月 実験実施 計画策定 7から9 実験実施 諸準備 8から9 広報・告知 9から10 実験実施 10から11 効果把握 調査実施 9から12 効果分析・ 施策評価 12から1 成果 とりまとめ 2から3
8.実験に係る予算計画(平成13年度のみの概算)
(1)−1 実験関連総費用 詳細の費目については、次ページの様式に基づき記載。 実 験 関 連 総 費 用 (A+B+C+D+E+F) 詳細内訳は次ページ表記載 千円 実験実施計画策定
(A) <小 計> 実験実施 諸準備
(B)800 仮設費など 16000+1000 広報・告知
(C) 100 媒体別に 実験中 運用・管理D) 5000 (バス路線運行費年間24000二宮シャトル〜30000筑波駅から推定) 効果把握・ 調査実施
(E) 5000 効果分析・ 施策評価
(F) 2000
<総 計>29900
(1)−2 応募者予算と内訳 総費用のうち、応募者等が単独で確保する予定の予算額 0千円
(2)実験関連費目の内訳 (各費目欄については必要に応じて追加・削減し記載するか、本様式に準じ別紙に記載する。)
費 目 車両賃借料 (24000-8000運輸省補助金)=16000 ×1台(千円)
9.今回の実験後の展開
(1)今回の実験後の展開
* 当該結果を踏まえて本格実施を予定。利用者が多ければ、同ルートにLRT等の導入を検討している。