ここでは、一般市民からの目線でJR・国鉄について書いてみます。
JRは、日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化後に誕生した事は広く知られています。
肥大化した国鉄は、膨大な赤字を抱え、職員の意識統率も図れないままサービスの低下を招き、自動車利用にシフトしていきました。
環境問題
モーダルシフトという地球環境対策として、自動車輸送から鉄道輸送に切り替えて二酸化炭素排出量の抑制をする計画が押し進められています。特に、貨物輸送では民間運送会社と協力して専用列車を走らせている。
鉄道の採算性
国内での公共交通機関の会計システムは、独自採算が基本の考え方の様です。海外、特にヨーロッパでは、市民の足として公営交通機関は独自採算の考え方は無いようです。これは、確りと整備された都市計画に則って交通機関が整備されている事から可能になっている。欧州独特の合理性があって成り立っている。国内のように、無能な政治家が票取りの為に路線整備をしたりしないのです。
「全世界の中で、日本が鉄道事業に最も適した立地条件を持っている」という論文を、どこかで読んだ記憶がある。鉄道の利便性を考えたとき、目的地までの時間とコストは、その地域の人口密度と輸送人員(量)に伴い反比例していく。日本国内は、他国の環境と比較して非常にこの条件に合致します。
劣悪な労働環境と職場の荒廃
日本全国をカバーする国鉄は、戦後の混乱時期を経て、高度成長時期を支え、膨大な輸送量を賄ってきました。24時間営業と様々な気象環境に耐え、蒸気時代の煤煙問題から、その労働環境は凄まじいものがありました。
世界一正確な列車運行
普通の本屋さんで売られている「時刻表」は、影のベストセラーとして永年に渡り販売されています。内容は、一部の広告を除いて時刻の数字が何百ページに渡って印刷されている。鉄道に縁の無い人にとって、これほど退屈な本はないでしょう。毎月発行されている「時刻表」は、毎月「時刻表」に掲載されている列車が運行しているのではなく、“毎日”運行されている事である。1日で何本の列車が運行されているのでしょうか。時間がある人は一度数えてみてください。
時刻表は分単位で記載されていますが、列車の運転手が携帯している時刻表では秒単位で記載されています。
鉄道の歴史は、日本近代史に直結している。
明治5年にスタートした日本の鉄道は、民間人の足として、貨物輸送、戦時中は軍事物資の輸送、そしてビジネスマンや旅行客の移動手段や毎日の通勤の足として発達してきました。