前回までのお話は、新世紀一発目のパソコン(Pentium3 1GHz+Intel815E)を作ったもの、自分的に満足行くものにはなりませんでした。今回は、高価だったPentium3 1GHzを使って、より満足できるパソコンができないか検討しました。
2.満足できるパソコンとは?
考えられることは、
・体感速度が速いこと。
・今までのパソコンの不具合点が解消させていること。
こんなことを考慮して検討して行きます。
3.体感速度を上げるには?
前回に引き続き、体感速度を上げる方法をWebにて調査した結果、下記のようにすればよいらしいことがわかって来ました。
<前回まで>
・キャッシュが大容量
・FSBが高速なこと
・メモリが高速なこと
<今回の調査でわかったこと>
●CPUのDUAL化
体感速度は単体の速度ですが、2つまで処理を同時に行う場合に限り体感速度が低下しない特徴があります。
σ(^_^)の使い方として、いくつものアプリケーションを立ち上げて使うことが多いので、メリットがあるように思えたため、DUAL化に挑戦してみようと考えました。
Dual化するためには、Pen3
1GHzがもう一つ必要なことと、Dualに対応したマザーボードが必要になります。
マザーボードはいくつか種類があるため、どれがよいか調査をしました。
下記のマザーボードがあり、どれにするか迷いました。
・VP6(ABIT、Apollopro133A Chipset)
・MS694シリーズ(MSI、Apollopro133A Chipset)
・SDVIA(RIOWORKS、Apollopro133A Chipset)
・6DVAA(ESC、Apollopro133A Chipset)
当時は、次世代のTualatinコア対応のDualマザーがなかったため、今買っても将来性に欠けるとも思ったのですが、物欲衝動に負けてしまい、CPUも合わせて購入してしまいました。
購入したのは6DVAAです。
理由は、圧倒的に安い価格と、CPU毎にコア電圧を変えれること、比較的不具合報告が少なかったことです。
VIAのApollopro
Chipsetには以前痛い目を見たので、いいイメージはありませんが、あれからだいぶ時間が経って枯れきただろうという予測で購入しました。
●HDDの高速化
・HDD単体の高速化
より高速なIDE HDDにすることで、高速化を図る。
・IDE RAID
RAID0にすれば、転送速度が2倍になる。レスポンスは単体の速度。容量は2台分。
デメリットは、1台でも故障した場合、すべてのデータがダメになる。
・SCSI化
レスポンスがIDEよりもよい。長時間使用に耐える。
デメリットは、非常にコストがかかる。
今回は、強烈にパフォーマンスは上がらないが、コスト的に有利なため、HDD単体の高速化を行うことにします。
今まで使用していたDPTA(13GB、7200rpm)の後継機DTLA(20GB、7200rpm)にします。
4.今までのパソコンの不具合解消
今までのパソコンの不具合点は以下のとおり。
●システムリソースの枯渇
Windows98を使用しており、アプリケーションをいくつも開くと、必ずOSが落ちる。
解決策は、OSを替えるしかない。
候補:
・Windows
NT・・・安定しているが、使いにくかったので×。
・Windows 2000
・・・Win98譲りの操作性とNTの安定性がミックス。SP2まで出ており、安定してそう。
・Linux全般・・・興味はあるが、メインで使うにはOfficeが使えないので、×。
・Windows
ME・・・システムリソースの問題はこのOSでは解決しない。
・Windows
XP・・・当時はまだリリースされてなかったので×
ということで、Windows2000に決定しました。
●マウスの操作性が低下しやすい
まあ、ボールがついたごく普通のマウスなので、センサ部に埃が溜まると当然操作性が低下し、掃除をする必要があります。
これが、長期間使っていたため、埃がきれいに取れず、すぐ溜まってしまうような状態でした。
そこで、掃除がいらない光学式マウスに変更してみたいと思いました。
選定したのは、MicrosoftのWheel Mouse
Opticalです。理由は、作りが良さそう、デザインがシンプルでよい、比較的安いからです。
5.購入・組み立て
市内に売っていないマザーボードは通販にて購入し、その他は市内でそろえました。
<購入品リスト>
・CPU Pentium3 1GHz Bulk 27000円
・マザー 6DVAA 12000円
・HDD DTLA 20GB 7200rpm 18000円ぐらい
・Windows 2000 特別UPG版 15800円
・Wheel Mouse Optical 4500円ぐらい
・ATX電源 300W、Athlon、P4対応 7000円
・メモリ 256MB PC133 CL2 ×2 8000円
・RADEON LE 32MB 11800円
・DVD-ROM 5000円
・FDD 2mode、Junk 1000円
その他のパーツは流用。その割には結構、買ってますね。(^^;)
問題らしい問題もなく、組み立ては順調でした。
強いていえば、マザーボードのCPU1側にリテールクーラーが付かなかったため、ALPHA製のPAL35を付けたはいいのですが、いまいちしっかりついていないような気がすることぐらいでしょうか。(^^;)
こちらの方がコア温度にして10℃ぐらい高いので、いずれなんとかしなくては行けません。
OSのインストールも、初OSでしたが、問題なく終了しました。
今までの経験から、VIAの4in1Driverと、RADEONのドライバは添付CDではダメだろうと考え、最新版をDownloadしてInstallし一発OKとなりました。
この時点では、Windows2000 SP2はまだ入れませんでした。
はじめて使った感じでは、アプリケーションの起動にかなりのもたつきがありました。
HDBENCHにてベンチマークしたところ、HDDのスコアが2000〜3000しかなく、異常に遅いことが判明しました。
この原因を調べたところ、Windows2000のDefault状態では、ATA100に対応していないことのようでした。
そこで、Service Pack 2をDownload (
Network版?)して、Installしたところベンチマークのスコアは改善し、30000以上に達しました。
(正しい順番は、SP2→4in1ドライバ→グラフィックドライバのようです。)
この状態では、体感速度も速く、アプリケーションも素早く立ち上がります。
また、起動時間もかなり短縮されたように感じられます。
6.使用感
●体感速度に関して
かなりよいです。全く不満はありません。Office2000も軽々動くところがいい感じです。
まあ、Pentium3の1GHzのSingleでも十分速いと言えば、実はそうだと思います。
●DUAL化に関して
DUAL化してよかったことは、CPUの速度に関係なく時間のかかる作業(FDやMOなどからのデータ転送)などの間に別の作業が続けられることでしょう。
また、2つまで作業なら速度低下することなく、使えることでしょうか。
DUAL
CPUをフル活用するソフトが少ないので、その恩恵を受けることは少ないような気がします。
もし、対応したソフトを使用することが明らかな場合には、有効な手段なのかもしれません。
σ(^_^)のような使い方(DUAL
CPUに対応していないOfficeアプリやIEぐらい)であれば、必要ない代物のように、今は考えています。必要ないが無駄ではないとも思います。
●Windows2000に関して
今まで想像もつかなかったぐらい安定しています。この点に関してはかなりよいです。
ただ、今までになかった概念として、User管理機能についてはたまに違和感があります。常にAdministratorでLoginしているのですが、LANで共有する際に手間取りました。
このOSに関しては、まだまだ勉強しなければならないようです。
●光学マウスに関して
当初の予定どおり、掃除することがなくなり、よいです。
また、マウスパッドがなくても、操作できるところも好感が持てます。(ただし、鏡面状態は除く)
●ベンチマーク結果について
SiSoft「Sandra」では、I820 Dualといい勝負でした。
HDBENCHもまずまずよいと思います。
しかし、Superπだけは、いまいちの結果が出ました。2分42秒で、Pentium3の700〜800MHz相当でした。
やっぱりApolloPro
Chipsetの影響でしょうか。まあ、この結果だけにこだわる必要もないので、とりあえずあきらめます。
●オーバークロックについて
懲りずにやってみました。1.06GHz×2まではCPUに問題なしでした。
ただ、HDBENCHのHDDのスコアが28000で頭打ちになる現象が発生し、
ノーマルでも十分速いので、これ以上はまだ試してませんし、試すこともないと思います。
7.まとめと課題
このDualパソコンは、長く使えると思います。
パソコンを自作し始めてから、一番長く使っているパソコンかもしれません。
組み立てから約1年が経ちましたが、未だに残る課題としては、
有り合わせのCPUクーラーを何とかすることと、
HDDの速度低下原因を調べ、改善すること、
JUNK品で買ったFDDの読み込みが最近調子が悪いことぐらいでしょうか。
次回は、「ノートPCについて」につづきます。