1GHzへの挑戦
〜髭おやじと怪しい注射器〜
2001/8/4
1.はじめに
以前、Pentium700で1GHzに挑戦したが、惜しくも1GHz目前の980MHzで限界になってしまいました。
今回は強力な味方DGPLの「髭おやじ」さんに相談してみました。
2.髭おやじ
髭おやじさんは、ヘビーオーバークロッカーが集まる怪しいパソコンショップDGPLの店長さん。
そのお店は、アップルライン沿いのりんご畑に囲まれた黄色い看板が目印。(笑)
品揃えは、メジャー製品からマニアックなものまで種類は多くないが一通り揃っていると思う。
PentiumIII700があとちょっとで1GHzに届きそうなのだが、何が原因で到達しないのか聞いてみた。
回答は、CPUがしっかり冷えていないらしいとのことだった。
そこで、どんなものがいいのか聞いたところ、
・ ALPHA製のPEP66が空冷では一番冷える。
・ グリスはDSグリスというダイヤモンドパウダー入りがいいらしい。
・ 変換カードは、MSI製のものがいいらしい。
と言って、取り出したのは
ごっついクーラーと怪しい注射器だった。(^^;)
クーラーは大きくて、フィンが細く、表面積も広そうで、かなり冷えそうは雰囲気だった。
また、変換カードは、ごく普通のものだった。
しかし、グリスは小さな注射器に灰色の物体が入っていて、値段が980円 非常に怪しい・・・ (゚O゚;)
こんなグリスで冷えるのか非常に疑問だったのですが、「うちではこのグリスをいつもお客さんにサービスしていて、
オーバークロック耐性もいいんだ。」と言われ、なんとなく納得したようなしないような感じがしました。
だまされたつもりで(失礼)買ってみることにしました。
・ ALPHA製 PEP66U
・ DSグリス
・ MSI製 MS6905MASTER
動かなかったら、また聞きにくればいいやってことで(笑)
3.取り付け
早速、帰宅しCPUを外して、買ってきたブツに取り付けます。
で、買ってきたDSグリスなんですが、異常に粘性が高く、うまく塗れません。(T-T)仕方が無いので、チップ表面を覆うようにたっぷり塗って、クーラーの取り付け圧力で余計な分を押し出すようしました。
クーラーを外して、グリスの塗れ具合を確認したところ、やや高さにムラがあるようでグリスが残っています。よく見ると、CPUが変換カードのSocketにしっかり刺さっていませんでした。(笑)
気を取り直してしっかりCPUを刺し、グリスをつけ直し、クーラーを付けた後、
一回クーラーをはずして確認したところ、今度は問題無く、CPUとクーラーは密着しているようです。で、マザーボードに取り付け、早速オーバークロック実験に取り掛かります。
4.実験
いきなり1GHzは止めてFSBを下からジワジワと上げていきました。
前回の限界980MHzでも軽く突破し、1GHzを突破しました。1.001MHzとBIOSで表示されます。
ベンチマーク類も問題無く完走しました。電圧は1.75V。
気を良くして、FSBを1MHzづつあげていきます。で、なんと1050MHzまでOSが起動できました。
が、ここまで上げるとさすがにベンチマークが通りません。しばらく使っているといきなり固まりました。
原因はCPUの廃熱が追いつかないことのようです。意外に良く回るCPUだということがわかりました。
目標の1GHzは達成できました。運用としては、50MHz分はマージンとして取っておき、1GHで常用していくことにしました。
髭おやじさんのおかげです。失礼なこと言って、すみませんでした。
5.まとめ
今回買ったパーツの効果はというと、わかりません。m(__)m
本来ならば、個別でテストしてどれがどのくらい効果があるのか検証する必要があるのかも
しれませんが、やっていません。(手抜き)
で、詳細なレビューは他のサイトにお任せします。結論だけ書くと、
DSグリスは、通常の安い白いグリスに比べて、2〜3℃下がる。
PEP66は、空冷Socket型では最高に冷えるクーラーである。
MS6905は、CPUのクロック限界付近で多少1MHzぐらい耐性がかわる。
当たり前のことですが、一番大事なのは、コアからクーラーに熱が伝わり易いことだと思います。
今回はPEP66の冷却性能も効果があるとは思いますが、DSグリスが一番効果がありそうです。
見た目から考えれば、値段は張りますが、・・・。
怪しい注射器(DSグリス)は、ここ一番にお勧めです。(謎)
PentiumIII 700@1GHz編
完
ちゃんちゃん
次回:新世紀パソコン発動編へ つづく のか?(^^;)