【住民からの報告】
 
東京都足立区 学校選択制度の導入で、一部の住民が困っています。
  
(例えば、兄姉が、在籍していても優先されない)
  

 

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注意事項は、必ず、お読みください。注意事項は、こちらです。 

  

  

★足立区教育委員会の見解

 足立区の学校選択制度では、兄姉が在籍していても優先されませんので、兄弟姉妹で、別々の小学校になってしまうことがあります。そうなってしまった場合、行事が重なるなどで、かなり、困る事態になることがあります。そのため、これに関して、足立区教育委員会が、どう思っているのか、聞いてみました。

→いきなり、【まとめ】を読まれる方は、こちら


【兄姉優先しないのは、公平にするため】

 まず、兄姉が在籍していても優先されない理由ですが、これに関しては、以下の通り、「公平」にするためということです。

(問い合わせ内容)

足立区が、兄姉優先をとっていない理由とは、どのようなものなのでしょうか。今までのご回答から、「兄姉がいて優先すると、公平性に欠けるから」と理解できますが、間違えないでしょうか。

(足立区教育委員会からの回答)

間違いありません。ただし、学校選択制度が適用された平成13年度に経過措置として、兄または姉が在学している学校に限り、優先入学の特例がありました。具体的には、小学校は平成18年度に入学する児童まで、中学校は平成15年度に入学する生徒までが優先となりました。したがいまして、現在、兄弟優先入学の経過措置は終了しています。


【兄弟姉妹でどうしても同じ小学校に通わせたい場合は、指定校しかない】

  次に、今の足立区の学校選択制度では、兄弟姉妹がいた場合、どうしても、兄弟姉妹で、同じ小学校にしたい場合には、指定校にするしかないような気がいたします。なぜなら、まず、大丈夫だと思って、学区域外の小学校を選んだのに、兄弟姉妹で、別々の小学校になってしまったということが実際に起きているからです。そのため、兄弟姉妹で、どうしても同じ小学校にしたい場合には、指定校しかないのかも聞いてみました。

(問い合わせ内容)

小学校の受け入れ枠は、結局のところ、直近でないとわからないというのはわかりました。ということは、兄姉が、定員まで余裕がある学区域外の小学校を選んで入学したとしても、大規模な開発のマンション建築があったり、少人数学級になったり、学校の事情など、不確定要素が多いため、弟妹が、入学の時には、定員がどうなっているか、希望する児童数がどれくらいであるかは、わからないということでよいのでしょうか。つまり、弟妹が、兄姉と同じ小学校に入れると思っていたが、いろいろな事情などにより、予想していたのと違うことになってしまい(定員数が減ったり、希望する児童数が増えたりなどで)、兄姉と同じ小学校に入学できないことがあるということでよいのでしょうか。そのため、どうしても、兄弟姉妹で、同じ小学校に通わせたい場合には、指定校しかないということでよいのでしょうか。 

(足立区教育委員会からの回答)

将来の事情を含めてということになりますと       様のご理解のとおりです。 

※将来の事情とは、「将来の定員や希望数は、その時にならないとわからない」ということ。

 やはり、そのようです。将来の定員や希望数は、その時にならないとわからないので、兄弟姉妹で、どうしても同じ小学校にしたい場合には、指定校しかないようです。

  それに、この質問に対しての回答は、なかなかもらえなかったのですが、やっと、回答をもらえました。以前、足立区教育委員会の人と電話で話をした時も、私が、「どうしても、兄弟姉妹で、同じ小学校に通わせたい場合には、指定校しかないということですか」と聞いても、足立区教育委員会の人からは「・・・」で、返事がありませんでした。そのため、同じ、質問を何回かしたのですが、それでも返事がなく、最後は、「会議がありますので」と言われ、いきなり、電話を切られてしまいました。いくらなんでも、失礼だと思いませんか。それに、そんなに、してはいけない質問をしていますでしょうか。このように、なかなか、答えてもらえなかったのですが、やっと、回答をいただきました。

 でも、この質問は、教育委員会にとっては、答えづらい質問なのは確かです。なぜなら、特に、小学校の場合、かなりの家庭では、兄弟姉妹では、同じ小学校に通わせたいと思っているのではないでしょうか。そのため、兄弟姉妹がいる家庭では、学校選択制度を利用できないということを、教育委員会が、認めていることになるからです。でも、実際には、抽選校になる小学校は少なく、利用しても、ほとんどの場合、兄弟姉妹で同じ小学校に通えるため、利用したい人は、利用しているのが現状になっています。そして、一部の人が、運悪く、兄弟姉妹で、別々の小学校になってしまっているという実態もあるわけです。


【行事が重なることに関して : 「それでもあえて選ぶかどうか」 】

 そのため、もし、運悪く、兄弟姉妹で、別々の小学校になってしまうと、行事などが重なるなどで、かなり困る事態が発生することがあります。これに関しては、どう考えているのか、聞いてみました。

 (問い合わせ内容) 

・・・兄姉と別々の小学校になってしまうと、行事が重なるなどで、ここで述べたように、本当に困る事態が起きてしまいます。このように、本当に困る事態になっても、足立区としては、問題はないと考えているのか、それとも、問題はあると考えているのか、どちらなのでしょうか。また、本当に困った事態が発生した場合、そうなってしまった区民は、一体どうすればよいのでしょうか。足立区としては何もしないので、諦めるしかないということなのでしょうか。・・・

(質問が長いので、最初と最後は、省略しています。以下でも、・・・は、省略を意味します)

(足立区教育委員会からの回答)

 学校の行事予定は、各学校ごとに作成していますが、近隣の学校では、可能な限り調整をとっています。しかし、各学校の事情もありますので、全ての日程が重ならないように実施できるとは限りませんので、ご理解ください。

 また、兄弟姉妹関係の取り扱いにつきましては、既にお答えしておりますように、学校を選ぶ際には、各ご家庭が制度の趣旨を理解し、兄姉と別々の学校になってしまった場合には、行事が重なってしまうこともあることを認識いただいた上で、それでもあえて選ぶかどうかをご判断いただいていると考えています。

 このような回答をいただきました。「それでも、あえて選ぶかどうか」ということですが、兄弟姉妹がいる家庭も多いと思いますので、この回答では、足立区の学校選択制度は、だれのための制度になっているのか、よくわからないような感じがいたします。それに、特に、片親の場合、そうなりたくないのであれば、学校選択制度を利用せずに、指定校にしなさいと言われているような気がしてならないのですが、そのようなことはありませんでしょうか。また、両親(りょうおや)であっても、入学した後で、片親になってしまうことだってあるわけです。このような場合、どうしたらよいのでしょうか。もし、そうなってしまったら、あきらめるしかないということだと思います。

 また、もし、仮に、その小学校が、将来、抽選になるということがわかっているのであれば、その小学校は、選ばないということはできますが、将来、抽選になるかどうかはわかりません。実際に、抽選校にならないであろうと思って選んだ小学校のはずが、抽選校になってしまったということが、実際に、起きてしまっています。将来、どの小学校が、抽選校になるかどうかは、足立区教育委員会もわからないとしています。それでは、どうしたら、よいというのでしょうか? ほとんどの場合ですが、将来、抽選校にはならないであろうと思った小学校は、おそらく、抽選校にはならないと思います。しかしながら、ほんの一部の小学校で、予想に反して、抽選校になってしまうという現実があります。もし、そうなってしまったら、もう、あきらめるしかないということだと思います。


【「35人学級」になった時には、かなりの被害者が出る可能性も】

 また、もし、「35人学級」になった場合には、影響も大きいような気が致します。足立区は、「35人学級」の実現に、かなり苦慮しているようですので、しばらくはないとは思いますが、突然、35人学級になってしまう可能性もあります。35人学級になった場合、兄弟姉妹が別々の小学校になってしまう家庭が、かなり出てきてしまう可能性があります。そのため、35人学級になった場合には、定員が減ったり、抽選校に対しては、入りづらくなるのかを、足立区教育委員会に、聞いてみましたところ、以下のような回答をいただきました。

  (問い合わせ内容) 

足立区は、35人の少人数学級を検討しているというのを、足立区のホームページで見ました。良いことだと思いますが、もし、そうなった場合、入学(小学新一年生)の定員が減るということなのでしょうか。例えば、今まで、70人だったのが、60人に、110人だったのが100人(*1)のようになるということなのでしょうか。また、もし、そうなった場合、今までの抽選校は、余計に入りずらくなり、また、定員まで余裕があった小学校が、抽選校になる可能性があるということなのでしょうか。

 

(*1:問い合わせで100人と書いてしまいましたが、95人の誤りです。即ち、70人→60人、110人→95人です)

(足立区教育委員会からの回答)

少人数学級につきましては小学校1年生の35人学級に向けて、東京都教育委員会に要望するなど、現在取り組んでいるところですが、学校における教室の数が物理的に限られておりますので、        様がおっしゃるような状況が生じることは考えられます。

やはり、そうなるようです。


【兄姉優先をしないことは、本当に、公平なのか】

 上記のことから、兄弟姉妹がいた場合、学区域外の小学校に通わせたいと思っても、どうしても、兄弟姉妹で、同じ小学校に通わせたい場合には、指定校しかないということです(=学校選択制度は利用できない)。足立区教育委員会も、上記で述べていますように、このことを認めております。しかしながら、一人っ子の場合には、このような問題はありませんので、抽選校であっても、問題なく利用できます(もちろん、落選すれば、通えませんが)。このように、学校選択制度は、誰でも利用できないといけないと思っておりますが、一人っ子の場合には、利用したかったら利用できますが、兄弟姉妹がいた場合には、利用できない場合(=兄弟姉妹で、同じ小学校にしたい場合)がでてきてしまいます。

 以下の表に、まとめてみました。足立区のように「兄姉優先をしない」場合には、抽選時は、兄姉が在籍していてもしていなくても、みんな同じように抽選しますので、抽選時における不公平感はありません。また、みんな利用できるのかに関しては、兄弟姉妹がいる家庭では、兄弟姉妹を同じ小学校に通わせたければ、学校選択制度を利用することはできません。従いまして、利用したくても、兄弟姉妹がいるために、利用できないでいる人がいるという現実があります(ただし、兄弟姉妹が、別々の小学校でもよいという場合には、利用できます)。

 また、「兄姉優先をする」場合では、兄姉が在籍していれば、無抽選で、入学できますので、抽選時における不公平感はありますが、抽選になった場合であっても、兄弟姉妹は同じ小学校に通えますので、利用したければ、だれでも、みんな、安心して利用することができます。

 また、足立区では、公平か公平でないかの判断は、この表の「抽選時における不公平感」だけで判断しています。しかしながら、利用したくても、利用できないでいる人がいて、はたして、これで、公平であるといえるのかどうか、疑問が残ります。

 そのため、足立区教育委員会に、以下のような質問をしてみました。

  (問い合わせ内容) 

・・・足立区の学校選択制度は、誰でも、利用できる制度にはなっておりません。足立区が、学校選択制度で兄姉優先することが不公平だとするならば、兄姉優先をしないために、学校選択制度を利用できない人がいることの方が、不公平だと思うのですが、そのようなことはないでしょうか。・・・

(足立区教育委員会からの回答)

・・・優先されないから利用しないということが、制度を利用できないということではないと思っています。

 足立区教育委員会の回答は、全く、回答になっていないような感じがいたします。「兄姉優先をしないために、学校選択制度を利用できない人がいることの方が、不公平だと思うのですが、そのようなことはないでしょうか」ということを聞きたいのですが。また、「優先されないから利用しない」という人がいたら、その人にとっては、「制度を利用できない」のと同じではないかと思うのですが。明確な回答は、いただけないようです。


【足立区の学校選択制度は、少子化対策に逆行?】

 また、上記でも述べましたが、兄姉優先をすれば、利用したければ、誰でも、利用できますが、足立区のように、兄姉優先をしない場合には、一人っ子は、利用できても、兄弟姉妹がいると、利用できない場合(=兄弟姉妹で、どうしても、同じ小学校に通わせたい場合)がでてきてしまいます。これをまとめたのが以下の表です。

  足立区のように兄姉優先をしない場合には、一人っ子の場合には、もちろん、兄弟姉妹で、別々の小学校になってしまうという問題はありませんので、安心して利用できますが(*2)、兄弟姉妹がいる場合には、兄弟姉妹で同じ小学校にしたければ、指定校しかありませんので、この場合には、学校選択制度を利用することができません。また、希望する小学校が、将来抽選校にはならないであろうと予想した場合には、利用することが多いのですが、予想に反して、抽選校になってしまうこともありますので、利用するといっても、安心して利用することはできません。

 また、兄姉優先をする市町村の場合には、一人っ子は、もちろん、安心して利用できます(*2)。兄弟姉妹がいる場合であっても、兄弟姉妹が、別々の小学校になってしまうということはありませんので、やはり、安心して利用できます(*3)

*2:一人っ子の場合には、抽選になり、当選すれば、もちろん、その小学校に通えますが、落選しても、指定校に通うなど、他の選択肢がありますので、安心して、学校選択制度を利用できます。

*3:兄姉優先をする市町村では、兄弟姉妹がいる場合、1人目の子どもの時に、抽選となり、当選すれば、2人目以降の子どもも、兄姉と同じ小学校に通うことができます。また、落選した場合であっても、例えば、1人目の子どもを指定校にした場合には、2人目以降の子どもも、指定校にすればよいわけですから、この場合においても、安心して利用できます。

 このようなことから、足立区の場合、兄姉が在籍していても優先されないため、一人っ子の場合には、安心して利用できても、兄弟姉妹がいると、利用できなかったり、利用したとしても、安心して利用できないため、少子化対策に逆行しているのではないかという気がいたします。また、今は、抽選校といっても、あまり数は多くありませんが、将来、仮に、35人学級になったとしたら、抽選校が増える可能性があります。もし、抽選校が増えた場合、今より、更に、利用できない人が、増えてしまうことが予想されますので、やはり、少子化対策に逆行しているのではという気がいたします。そのため、足立区教育委員会に、以下のような質問をしてみました。

  (問い合わせ内容) 

小学校ぐらいは、兄弟・姉妹で、同じ小学校に通わせたいと思うのは、親としては、当然ではないでしょうか。しかし、足立区の場合、学校選択制度を利用したら、兄弟・姉妹で、同じ小学校にならないことがあります。同じ小学校に通わせたかったら、指定校しかありません。これでは、兄弟・姉妹がいたら、学校選択制度は、利用できません。しかし、一人っ子なら、利用できます。少子化対策と言いつつ、学校選択制度を利用したいなら、2人以上、子供は作るなということになってしまいます(実際には、そのようなことは考えませんが)。これでは、少子化対策に、逆行するのではないでしょうか。

 

 (足立区教育委員会からの回答)

・・・お子さんが一人であっても希望した学校が抽選となった場合は、学区域外の方であれば抽選の対象となりますので、子どもが少ない方にとって、この制度を有利に利用できるということではありません。ですから「少子化対策に逆行する」とは、認識しておりません。

  質問の回答にはなっていないような感じがいたします。質問は、「一人っ子は利用できるが、兄弟姉妹がいて、同じ小学校に通わせたかったら、学校選択制度は利用できません。そのため、少子化対策に、逆行するのではないでしょうか」ということです。そのため、再度、以下のような質問をしてみました。

  (問い合わせ内容) 

・・・足立区の学校選択制度は、一人っ子用の政策と言われても仕方ないと思います。また、少子化対策に逆行していると言われても、仕方ないと思います。そのようなことはないでしょうか。

以前のご回答では、「お子さんが一人であっても希望した学校が抽選となった場合は、学区域外の方であれば抽選の対象となりますので、子どもが少ない方にとって、この制度を有利に利用できるということではありません。ですから『少子化対策に逆行する』とは認識しておりません」とありましたが、どう考えても、この回答は、故意に、質問の内容をすりかえているとしか思えません。上記の理由により、一人っ子用の政策、また、少子化対策に逆行していると思わざるを得ないのは事実です。そのため、きちんとご回答くださいますようお願い申し上げます。

 (足立区教育委員会からの回答)

以前の回答が故意に質問の内容をすりかえているとのことですが、教育委員会では、質問に対しての回答をしていると考えています。一人っ子であっても抽選対象になります。学校選択制度については、様々な方法で、様々な機会に周知を続けてきましたので、各ご家庭では制度を十分に理解されたうえで、各ご家庭がそれぞれの事情を踏まえ、学校を選んでいると考えています。・・・

 やはり、質問の回答には、なっていないような気がいたします。足立区教育委員会は、一人っ子であっても、兄弟姉妹であっても、抽選対象になるので、一人っ子に有利になることはないといっていますが、そうゆうことを聞きたいのではなくて、「一人っ子は利用できるが、兄弟姉妹がいて、どうしても同じ小学校に通わせたければ、利用できないので、少子化対策に、逆行するのではないでしょうか?」 ということを聞きたいのです。足立区教育委員会は、兄弟姉妹で同じ小学校にしたければ、指定校しかないということを認めているのに、なぜ、このような回答しかしてもらえないのか、不思議です。それとも、私の質問の仕方が悪いのでしょうか?


【まとめ】

 まとめとして、兄姉優先をしてもらえる区では、兄姉優先することは不公平という意見はあっても、兄弟姉妹が別々の小学校になってしまうと、かなり困る事態が起きることがあるので、それを避けるために、兄姉優先をするのは、仕方のないということのようです(この内容は、このページには書かれていませんが、詳細は、こちらをご覧ください)。

 しかし、足立区では、兄姉優先をすることは、不公平だから、兄姉が在籍していても優先はしないとのことです。そのために、兄弟姉妹が別々の小学校になってしまって、かなり困る事態が起きることがありますが、これに関しては、足立区教育委員会は、それは、その家庭が、そうなることがあるということを認識した上で、それでも、あえて、その小学校を選んでいるという認識でいるようです(詳細は、こちら)。

 また、将来の定員と将来の希望数は、現時点においては、わからないので、どうしても、兄弟姉妹で、同じ小学校にしたい場合には、足立区では、指定校にするしかないということのようです(詳細は、こちら)。


 2009年1月20日

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