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ASTRO CALENDAR 2007
●空のカレンダー2007年 レビュー
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これまで画像の参照先として使用してきましたインフォシーク・オンライン・アルバムは、2006年12月でサービスが停止になりました。今回からアルバムへのリンクは外すことになりました。
土星は新春から春にかけてが見ごろ
土星の衝は2月11日。カッシーニが今でも土星を訪問中で、まだまだ新発見が期待できそうだ。土星フィーバーは今年も続くだろう。環はだいぶ細くなり、ちょうど土星らしい姿になってきた。土星のシーズンは春いっぱい続く。右図は2007年毎月1日の土星の動きを示した。土星の光度は0等級。しし座のレグルスより3倍の明るさがある。色はレグルスの白色に対し、落ち着いたクリーム色。レグルスと違ってチカチカまたたかないため、見分けるのはそう難しくないだろう。
日本列島を境界線が走る3月19日の部分日食
NASAのサイトに発表されている日食予報図を見て「ありゃ?」 右はその一部を拡大したもの。日本列島上を太い実線が走っているが、この線より右(東)側では日食が見られず、左(西)では見られる、という境界線だ。この線は石川県も走っており、金沢市は辛うじて境界の西だから見ることはできるが、最大でわずか0.6%の食分。欠ける、というより「かすめていく」という表現が当っている。わが加賀市になると、大聖寺まではギリギリOKみたいだが、奥山中の大日山では見られないようだ。山中温泉市街はちょうど境界上にあり、微妙。うまいぐあい月の縁に高い峰でもあれば、太陽に対してシルエットになるんだろうが、やや精度の良い望遠鏡を使わなければ、ハッキリ判定できない。ちなみに山中温泉で日食が起これば、11時40分前後になる。
晩春から夏は木星のシーズン
土星のシーズンが終わりを告げる頃、木星が東の地平線から姿をあらわす。木星はさそり座の近くで6月6日が衝。夏の銀河の中で圧倒的な輝きを見せている。余談ではあるが、面白いことに、6年前の1月1日に始まり、木星の衝は 4月4日、5月5日、そして今回の6月6日、とすべてゾロ目になっている。
金星は前半が宵の明星、後半は明けの明星
ことしは金星が年間を通して楽しめる、いわば明星年だ。新春に宵の明星としてスタートした後はどんどん高度をあげ、春先にはずいぶん見やすくなる。春から夏にかけての宵は金星の独壇場だ。お盆過ぎに内合となり、一時太陽の光に埋もれて姿を消すが、その後は明けの明星として初秋から年末まで暁の東天を飾る。
8月12〜13日のペルセウス座流星群
極大に向かう13日が新月。昨年と異なり条件は最良だ。
8月28日の皆既月食は最高の条件
3月の皆既月食とちょうど正反対の感じで、時節から時刻まで申し分がない。こんな好条件の月食は、当分起こらない。加賀市に限らず、日本のほぼ全域で月は欠けたまま昇り、午後6時52分に皆既になる。この状態は90分にもおよび、再び月が地球の影から脱出するのは午後8時22分。皆既中は夏の銀河が美しく見えていることだろう。
火星の接近は年末
火星は12月25日のクリスマスに、ふたご座で衝を迎える。最接近は少し前の20日ごろ。このときの光度は‐1.5等に達し、ほぼシリウスと肩を並べる。しかし、色は青いシリウスに対し、赤い火星の輝きはよく目立ち、その対比はみごとだろう。2001年の大接近と較べると、60%ぐらいの大きさにしかならないが、冬の星座がいっそう華やいだ印象を与えるだろう。
- ■ 参照リンク
- NASA Eclipse
- NASA Phenomena
- 暦要項(国立天文台
天文情報センター
暦計算室)
- 午前と午後の定義( 〃 )
- 海上保安庁水路部の天文・暦情報
- 2006年以降の主な天文現象(富山市科学文化センター)