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○ 沖縄の地場野菜  (沖縄の地場野菜*ハーブについて紹介します。)   

○ 薬草の効用          ○ 沖縄の街路樹 (沖縄の街路樹としての木々を紹介します。)

○沖縄の諺、格言

           

       

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          新 北 風(ミーニシ)

      北東季節風

 

     琉球風水

  沖縄は、じつに多様な信仰に基づいた暮らしがあり、人々の生き方にも、考えかたにも深く植付いています。風水はもともと中国の儒教のなかの朱子学からきて、中国と琉球王国との交易が盛んだった、300年以前から伝わり独特の琉球風水が生まれたものと思われます。風水つまりフーシと言われる、琉球風水は那覇市首里に位置する首里城に取り入れられているのをはじめ、首里城下町、那覇、その他の地方や離島等でもみられます 特に墓の独特な作りにもフーシが用いられています。亀甲墓等の門中墓は、先祖代々を奉っているのですが、この小さな島国にどでかい墓が点在する様は、如何に人々が、先祖崇拝とフーシを重んじたかの証でしょう。フーシが取り入れられる以前には、やはり、祖先に対する信仰の形は存在していたと思うのですが、多くは太陽崇拝と天地自然のアミニズムが主流であって、今でもその痕跡は、沖縄本島南部の玉城あたりに風葬跡の人骨も現存しています。古人(いにしえびと)は、いづれもアガリ(東)の、ティーダ(太陽)に向かって何を語りかけているのでしょう。

 

  フーシを実際活用していたと思われるのは、沖縄の地方や離島に多くみられます、石垣に囲まれた屋敷の玄関にはまず、ヒンプンと呼ばれる目かくしの石壁が正面に置かれています。赤瓦の屋根には魔よけのシーサーが乗せられ(左右、オスとメス 口が閉じているものと開いているもの)ています。又、十字路や突き当りの道路には、石敢當と書かれた石板が立てられていますが、やはりこれらは中国とさかんに交易のあった600年前の琉球王国時代から取り入れられたものと考えられます。中高年の方々は日常的にさりげなく生活に取り入れていて、アカバナーは(ハイビスカス)グソウー花と呼ばれていますが、グソーとは後生、つまりあの世の事で活け花として部屋等に飾るのはタブーとされます。沖縄の風水は中国の影響を多く受けながら独特の形で残されたものと思われます。現代でも家、屋敷を建てる場合方向や玄関の位置、又、表札にも取り入れられています、特に仏壇の位置は重要です。風水は、天地のエネルギーである「気」を人間の暮らしに取り入れて環境を作る事なのですが、人間と自然との共生感が深く感じられます。

 

沖縄県文化財指定 荒焼・登り窯  南 窯(フェーヌカマ)

オオタニワタリは、運もはこぶと言われています。株を分けてもらうときお金持ちから分けてもらうとお金持ちになれるかも、 

  

  ユタ信仰

 ここ南西諸島のウチナーは、古より、ユタ信仰があり 琉球王朝の時代聞え大君といわれる、女性(ユタの女王様)が君臨していました、王様より権限があったともいわれています。今でも、ユタ信仰は受け継がれて民間信仰として植付いています。生きているもの、生きていないものも含めて、自然のすべての現象、および抽象的な概念にも人と同様、固有のそれぞれの魂が宿ると信じられている。太陽信仰が象徴するように、このようなアミニズムが、ここ沖縄では深く植付いているものです。おもろ草子(琉球王国の尚真王時代に編纂されたと伝えられる、国王が国家安泰を願った神歌を収めたもの)にもうたわれているのが、その一節     天に鳴日響む大主 明けもどろの花の咲い渡り あれ見れよ清らやよ 明けもどろの花の    何と雄大で美い表現力でしょう。琉球列島の南部に久高島が位置しています、この島を沖縄本島南部の知念、斎場(セイファー)ウタキから望むのですが、深い信仰に人々の祈りの場となっているのです。琉球王朝の神話には、アマミキヨ、シネリキヨという天地開闢の祖神が語られています。   昔始まりや てだこ大主や 清らや 照りよわれ   久高島から東の方にニライカナイと呼ばれる、祖神の原郷があると信じられているのです。このように大自然の前に畏怖する心を持つ古の人々の心を読み取り、思いを馳せる事が、現代人にも大切な事かもしれません。

 

   祖先崇拝

 この小さな島国の沖縄列島は、大小60余の島々からなり鹿児島南端から台湾に至る東シナ海と北西太平洋の境界線上に点在している亜熱帯の島です。例年10月になればミーニシ(新北風)という季節風が吹き年間を通して温暖な季節に恵まれ、ブーゲンビレアやハイビスカスなど鮮やかな花々がみられます。守礼の民と、かつて言われていた沖縄人は、数こそ少なくなりましたが、礼儀正しく、温和で、世話好きなのです。祖先崇拝の信仰も深く、各家庭には、火の神を祭り、仏壇も祭り年中行事も盛んに行われます。1月(旧12月8日)鬼もち(ムーチー)、2月(旧1月1日)旧正月、七日節句(旧1月七日)、小正月(旧1月14日)、十六日祭(旧1月16日)、3月彼岸(旧2月春彼岸、8月秋彼岸)、4月浜下り(旧3月3日)、清明祭(シーミー)旧3月中、6月ユッカヌヒー、ハーリー(旧5月4日)、8月七夕(旧7月七日)盆(旧7月13日〜15日)13日ウンケー、14日ナカビ、15日ウークイ、9月トーカチ(旧8月8日)、10月カジマヤー(旧9月7日〜9日)、菊酒(9月9日)12月冬至(旧11月吉日)、墓も先祖はもちろん門中といわれる親族がまつられている亀甲墓とよばれる門中墓(ムンチューバカ)があります。清明祭には、親族が集い、クワデーサー(モモタマナ)や仏そう華(ハイビスカス)が植えられた、墓の敷地で敷物を敷きご馳走を供えて御願み(お祈り)を捧げた後、ウサンデー(頂く)するのです。ウヤファーフジ(ご先祖様)ニフェーデービル(ありがとうございます)と親族一同の繁栄と健康願いをすると言う訳です。この様に沖縄に於ける生死感は祖先崇拝と太陽信仰に深く根ざしていて、数百年も昔から受け継がれてきているものなのです。沖縄の気候、風土は絶対的な唯一神ではなく、それなりの生活に必要な神々を産みだしてきたのです。

 

    屋敷の御願   (ヤシキ ノ ウガン)

 沖縄では、旧暦の3月、8月、12月に屋敷のウガンを行います、家族を守ってくださった事への感謝とこれからもお守りくださいとのお願いの為です。家の四隅(東、西、南、北)と門(玄関)とトイレ、細かいところで各家庭違う様です。まず火ヌカン(火の神様)に日と住所とウガンを行う人の干支と名前を報告し祈りを捧げます。門から見て時計回りに家の四隅にウチカビ(天国のお金)3枚の上に、島ウコー{沖縄独特の平線香(1枚を6本と数えます)12本(2枚)と1枚を半分にした3本}の合計15本火を点けずに置きます。スタートからつぎの場所に行くとき酒でチョンチョンふりかけながら移動します。白紙(習字紙を巾2cmぐらいで扇子を作る要領で折)神様のお品書きと言うところでしょうか、お米、洗い米、小豆、塩を混ぜ、ひとつまみ、ウチカビの上に置き、門(玄関)からいっぺんに拝みます。お盆にお供え物の、くだもの(りんごが太陽、バナナが月、みかんが地球を表しているそうで、この三種類があれば十分)とウチャヌク(大、中、小の三段重ねたおもち3セット)を並べて置き、酒も用意します。各家庭で重箱を用意する所もあるようですが、あくまで我が家の略式の屋敷のウガンです。私が紹介したいのは、ウガンの時の祈りの言葉です。皆さんこの祈りの言葉が方言で難しく何を祈れば良いのか分からずユタを頼むとかしなくてはならず面倒になってしまうようです。下記に書かれた文は可也本格的です、なにしろ首里観音堂の偉いお坊さん円堀覚膳様の教えです。方言で難しいとは思いますが、読んで字の如し、大体の雰囲気は理解して頂けると思います。丸暗記して、自分で屋敷のウガンを行っては如何でしょうか。

 家敷の御願 (口上)

さり、う祷度、今日のゆかる御日御月に家敷拝みうさぎたてやびら 

(さり、うーとーとぅ、ちゅうぬゆかるうひーうちちにやしちぬうがみうさぎたてぃやびら)

子方、午方、卯方、酉方、四隅八隅ぬ御産霊ぬ御神がなしー

(ねーぬふぁー、うまぬふぁー、うーぬふぁー、とりぬふぁー、ゆしんやしんぬうむすびぬうかみがなしー)

大さ正さあみせーる御力ぬ御蔭うしりむとに○○家から

(うひさまささあみせーるうちからぬうかじうしりむとに○○家から)

家内ぬ御頭ぬ御頭かぢ日毎ぬ各職務、職務職業

(ちねーぬちぢぬちぢかぢひびぬなーすくむすくむしょくぎょう)

むなん美くちくしみて、うたびみせえぬ御事しじや誠に

(むなんじゅらくちくしみてぃ、うたびみせーぬうくとしじやまことに)

四隅八隅、御産霊ぬ御神がなし御力うたびみせぬ御蔭でえびる

(ゆしんやしん、うむすびぬうかみがなしーうちからうたびみせーぬうかじでーびる)

さり、う祷度歩く足もと前ない後ない御加護うたびみそうち

(さりうーとーとぅあっちゅるあしもとめーないくしないうかぐくうたびみそーち)

正道職務ちくしみち、うたびみそうち、どうりん、さり

(ぐじゅんぬすくむちくしみち、うたびみそうち、どーりん、さり)

現世子供孫、御守護うたびみそうり御願でびる

(いちみくわうまが、みーまんてぃうたびみそうりうにげーでーびる)

さり、う祷度しじやあてなしぬ知らりやびらん

(さり、うーとーとぅしじやあてぃなしぬしらりやびらん)

御無礼、御不足ぬ段や何卒うながみうといわき拝まってうたびみそうり

(ぐぶりー、ぐぶすくぬだんやどーりんうながみうといわきうがまってぃうたびみそうり)

正道のうちごう、うながみ拝まちうたびみそうり

(ぐじゅんぬうちごう、うながみうがまちうたびみそーり)

恐やびて、御願上けやびる事うんぬかってうたびみそうち

(うすりやびてぃ、うにげーあぎやびるくとうんぬかってぃうたびみそーてぃ)

衆人万人とぬ相性合、現生子供孫、心和合、世間御万人ぬ

(すにんまんにんとぬえーすえーごー、いちみくわうまが、くくるわごう、しきんうまんちゅぬ)

為正さあみせえぬ各職務職務、御まじ明いち、うたびみそうち、どうりんさり

(たみまささあみせーぬなーすくむすくむ、うまじあかがらち、うたびみそーちどーりんさり)

親族、兄弟、現生子供孫むて栄えがふう、うたびみそうり、御願でびる

(ちゅむんちゅーちょうでーいちみくわうまがむてぃーさけーがふー、うたびみそーり、うにげーでーびる)

 

 年中行事

 沖縄の年中行事は方言で今の若い人達には分かりにくいと思いますが、やはり方言で残して行きたいものです。

ムーチー(旧12月8日)

月桃(サンニン)の葉で包んだもち最近はもちの種類も豊富になってきました。そのカーサームーチーを仏壇や火ヌカンに供え子供の健康や厄除けを祈願します。その年に生まれた家では初ムーチーとして親戚や近所に配ります。

ウガンブトゥチー(旧12月24日)

この年一年、火の神様(ヒヌカン)に感謝し、その願いを解いて、この日、火の神様に昇天して頂く。まず島ウコー二枚と半分(15本)をたて住所、名前、干支を報告し1枚(6本)線香を絶やさず7回たてる、その煙が天国の階段と云う事になる。

 トシヌユール(旧12月30日)

旧の大晦日。夕方までに家の内外を清掃し、正月の飾りつけを済ませ、正月料理を準備して新年を迎える。仏壇には邪気払いとしてヒル(ニンニク)の葉を供える。ヒルの葉を添えた夕飯を食べることによって一つ年を取るといわれる。沖縄では年越しそばを食べる風習はなかったが、戦後ほとんどの家庭で年越しそばを食べるようになった。

旧正月(旧1月1日)

朝、男の子が拝所の井戸から「若水」を汲み、今は水道水を火の神、仏壇、に供え、この水を家族の額につける(ウビナディ)。本家の仏前に一族が集まり、祖先に香をたく。親戚に年頭のあいさつ回りを行う

ハチウクシー(旧1月2日〜4日)

仕事始め。農家では日一鍬入れる儀礼、農具への安全祈願などがあり、漁村では船に供え物をして豊漁や航海安全の祈願などが行われる。

 ジュウルクニチー(旧1月16日)

仏の正月といわれ、宮古、八重山地方では墓へ出かけ盛大に祖先の霊をなぐさめる。本島では1年以内に葬式(ミーグソー)を出した家でナンカのように霊をなぐさめる。

 彼岸(彼岸入り)

春分・秋分の節に行われる祖先供養。仏壇にご馳走を供え、ウチカビを焼く。

 清明(シーミー)旧3月

共同墓に一族が集まり、もち、ご馳走を詰めた重箱を供え、花見の様に楽しむ。

サングァチサンニチー(浜下り)旧3月3日

「女の節句」女性はこの日浜に下り、身を清める。三月菓子もこの日に作られる。

 ユッカヌヒー (旧5月4日)

昔は子供がこの日おもちゃを買ってもらえた、またこの日は各地でハーリーが行われる

今は連休の関係で新暦に泊港で那覇ハーリーが行われる。

グングヮチグニチ (端午の節句) 旧5月5日

アマガシをつくり、菖蒲の箸とともに仏壇に供え、無病息災、健康を祈願する

 カシチー (旧6月25日前後)

カシチーとは、おこわの事、夕飯に新米を炊いて仏壇に供え、収穫を感謝する

タナバタ(旧7月7日)

本土の七夕とは違い、墓掃除を行う

盆 ウンケー(旧7月13日)

仏壇に果物、式飾りをしてウンケージュウシーを作り先祖を迎える

盆 ナカヌヒー(旧7月14日)

三度の食事(そーめん、あまがしなど)供える、親戚回りが行われる

盆 ウークイ(旧7月15日)

重箱、もちなどご馳走を供え、ウチカビを焼いて霊を送る。エイサーが各地で行われる

 トーカチ(旧8月8日)

数え88歳の長寿を祝う、本人は上座に座りたらいに米を盛ってトーカチに見立てた竹筒

を立て、来客に酒をふるまう

シバサシ(旧8月10日)

ススキと桑の枝を束したサンを作り、家の周囲に差して悪霊を払う

十五夜(旧8月15日)

もちに小豆をまぶしたフチャギを火の神、仏壇に供え、家族の健康を祈願する。

カジマヤー(旧9月7日)

数え97歳の長寿を祝う。本人にカジマヤー(風車)を持たせ、車でパレード

するほど盛大に祝う

菊酒(旧9月9日)

重陽の節句。酒の杯に菊の花を浮かべ、仏壇や火の神に供え健康を祈願する

菊の花の香りは邪気を払うといわれる。

冬至(トゥンジー)

トゥンジージュウシー(サトイモやターウムを使った雑炊)を仏壇に供え

家族で食べて体を温める。

                                   (琉球新報紙面参考)

 

 

     

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