景色を見に行こう 〜自転車旅日記〜

このホームページは私が連休を利用して行った自転車旅の日記です。年に1〜2回位しか行けませんが、今後も更新していく予定です。

 
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能登半島の旅

夏休みの5連休、自転車旅をしようと思っていたがどこへ行こうか迷っていた。瀬戸内のしまなみ海道か能登半島一周か、はたまたひたすら西に向かい箱根〜静岡〜渥美半島〜フェリーで伊勢〜そしてどこまで行けるか、等も考えていた。せっかくの5連休だから大事にしたい。今まで行った事の無い所に行きたい。また、青春18切符での輪行になるのでしまなみ海道は少し遠すぎる。結局今だ見たことの無い日本海が見たいのと、なぎさドライブウェイを走りたいという思いから能登半島に決定。

 そうと決まれば早速下調べ。地図で見ると意外にデカイ。2泊3日で回れるか?キャンプ場や道の駅なども調べルートや日程を決定。初めての日本海、そしてなぎさドライブウェイ、金沢の長町武家屋敷も観光したい。楽しみだ。

 

1日目

今日1日は輪行での電車移動。金沢まで行き1泊する予定。朝5:00に起きて6:40の電車に乗る。輪行はこれで2度目(1度目は伊豆)、慣れたもんだ。高崎→水上→直江津→柏崎を過ぎ日本海が見えた時は感動した。富山を出た辺りから日が沈み夕焼けがきれいだった。まるで絵の具を落としたかのように赤かった。

 そして20:00頃金沢に到着、長かった・・・。金沢の駅、きれいだ。コンビニの地図で調べ、今日の宿泊地サウナサンパリオへ。途中、牛丼屋で夕食。サウナはなかなか快適でこれで1600円は安い。風呂に入りマンガを少し読み仮眠室で23:00頃就寝。明日からどんな旅になるんだろう・・・。

 

2日目

 5:00起床。朝風呂に入り気合を入れ6:00出発。今日は金沢を少し観光して、海沿いに出てなぎさドライブウェイを走り北上する予定。近くの牛丼屋で朝食を食べ、まず長町武家屋敷へ。ここも楽しみにしていた1つだ。長町界隈に入り有名な通りを探すがなかなか見付からず、犬の散歩をしている人に聞くとすぐ近くだった。早朝の武家屋敷、人がほとんどおらずしんとしている。ちょうど朝日が昇ってきてとても風情がある。自転車を押してゆっくり見物。

                    

次に兼六園へ。まず金沢城跡の石垣が見えてきてその大きさに圧倒される。石がいくつ使われているんだろう。加賀百万石ってこの事なのかなぁって思いながら走る。兼六園に到着。池が鏡のように周りの景色を映してきれいだ。池を一周する。

               

金沢観光はこれで終わり。いよいよ海沿いへ出て能登半島一周へ出発!金沢駅の方に戻り海へと向かうが意外に距離があり、さらに迷い、なかなか海へ出られない。結局しばらく田んぼ道や国道159を走り、やっと海に出た。なぎさドライブウェイだ!今回の旅はこれが目的と言っても過言ではなかったので感動!砂浜を気持ちよく走る。        

             

                   砂浜を車が走っていて標識まである。

砂は細かく固く、場所によっては踏み固められ黒ずんでアスファルトのようになっている所もあった。自転車でもそれ程抵抗なく走れる。スピードを出し爽快に飛ばしたり、ジグザグに走ったりして楽しむ♪

 砂浜をしばらく走り千里浜レストハウスに到着。砂で作ったキャラクターがいっぱいある。ここ特有の砂質だからこそ出来るのであろう。

                   

                 ワンピース (他にもドラえもん等があった)

レストハウスの中でお土産を見て出発、国道249に入り北上する。昼頃大島キャンプ場を通過。もし時間が遅れていればここに泊まる予定だった所だ。

 進んでいると「弁当298円」の旗を発見。「すしべん」という所で、弁当が安い!しかもご飯はその場でよそってくれる。そして「お持ち帰りですか?」と聞かれたので「食べていけるんですか?」と聞き返すと、併設の食堂で食べれるとの事。ゆっくりと食べながら休めた。

 249を進み道の駅「ころ柿の里しか」で休憩。足湯をしながら読書をする。ころ柿ってなんだろうと思い買おうとしたが売ってなかった。さらに進み堀松を曲がるとアップダウンの山道になる。山道を越え、「世界一長いベンチ」に到着。ここからは海が一望できる。少し休む、が暑い!そういえば途中で「今日の気温34℃」って出てたな・・・。ただここからの景色はすばらしかった。ここから見る夕日はきれいだろうなと思った。

                 

                    世界一長いベンチ

すぐそばの道の駅「とぎ海街道」で涼む。さくら貝という物がきれいだった。249を進み琴ヶ浜に到着。歩くと「キュッキュッ」と音が鳴るとの事だったが全然鳴らない。少しでも異物が混じると鳴らなくなるそうなので浜が汚れてしまった証拠かな?今日はここで日本海に沈む夕日を見た。

                    

ちょっと走り今日の目的地道の駅赤神へ。ここは24H開放の休憩室があり、そこで寝ようと思ったが暑く、また少しでも動くとセンサーで明かりが付いてしまうので、東屋の下に移動しテントを張り就寝。今日は走ったなぁ。何とか目的地まで来れた。

 

3日目

今朝も5:00起き6:00出発。まあまあ熟睡できた。今日は輪島の朝市へ行く。これも楽しみにしていた1つだ。8時からだからちょうどそれ位には着くだろう。しばらく海岸線を気持ちよく走る。奥に「さる島」が見えた。そして内陸に入り峠越えだ。日本昔話のような山と田園風景の中を走る。

 登りの手前で自転車に油を差していると、家の人が「パンクしたの?」と心配して声を掛けてくれたので「大丈夫です、油差してるだけです」と返事しといた。さあ、峠越えだ!まだ元気なので高いギアのまま立ちこぎで登っていく。結局最後まで高いギアのまま登りきってしまった。頂上はトンネルになっていて、そこから一気に下り輪島へ。

 ちょうど8時過ぎ頃で朝市は始まっていた。TVの取材でガレッジセールの川ちゃんが来ていた。輪島塗りを見たり、「いがらまんじゅう」というのを買って食べたり、色々試食したりする。いしる漬けと言う漬物がうまかった。(※いしるとはイカやイワシに漬け込んだ魚醤の事。自分が食べたのはイカの方でイカの風味がする)。あわびも試食、けっこう大きめの物を試食させてくれてめちゃくちゃうまかった!朝食に海鮮丼を食べようとしたが混んでてやめた。 

                 

                      輪島の朝市

朝市を出発し、すぐのファミマで朝食(ソースかつ弁当)を食べる。その後は西伊豆のような海岸線のアップダウンの道が続く。千枚田へ到着。目の前に千枚田が表れた時は「おー!」と声をあげてしまった。それ位感動した。稲も青々としており、今が一番いい季節なんじゃないだろうか。

               

 そしてまたアップダウンの続く道を行き塩田の道の駅(?)で30分程休憩+昼寝、その先の峠越えに備える。その後はしばらくなだらかな海岸線を行く。この道は塩街道と言うらしく、所々塩田がある。 

 いよいよ珠洲市へ向け国道249の峠越えだ。距離は無いが傾斜はきつそう。案の定12%なんていう坂も出てきた。腰が痛くなりリュックを前にしたりしてなんとか上りきり、トンネルから下りに入ると突然バラバラと雨が降ってくる。急いで雨の準備をし出発。大雨になったがすぐ止んだ。

 珠洲市街に入り「8番ラーメン」という店が気になる。能登で何度か見た店だ。いつか食ってやろう。249を南下し、見附島と恋路に行くため途中249を外れる。見附島(軍艦島)に到着。

              

ほんと軍艦そっくり。

見附島を過ぎた辺りで突然雨が降ってきて道の脇の神社で休憩。案の条すぐ止んだ。さらに恋路に立ち寄ったりして進み、その先で道に迷い一度249へ出るが逆走してしまう。すぐにおかしいと気づき引き返す。簡単な地図しか持っていないのだが、能登は標識が少なくて難しい。

 県道35から松波へ、そのまま35を行き九十九湾へ行こうとするが、運動公園を右折すると前方に上り坂が見えてくる。ヤバイ、もうヘトヘトで休まないと漕げない。運動公園に引き返しフラフラになりながらなんとか軒下を見つけ倒れこみ、しばらく横になって休む。しかし暑い。今日はアップダウンの連続だった。最初の峠で無理をし過ぎた。ずっと高いギアで立ち漕ぎだったからなぁ。腰も痛い。

 少し回復してきたのでバナナチップを食べストレッチして出発。そこからもやはり上りはしばらく続き、やっとの思いで九十九湾キャンプ場に到着。料金を聞くと自転車は500円と激安。キャンプ場はオートキャンプの家族連ればかりだった。テントを張り体を拭き、夕食を食べようとしたらなんともう店が閉まっているではないか。早すぎ(まだ5:00頃)。今日は夕飯抜きかと思ったがリュックにバナナチップや乾パンがあったので、それとファンタでなんとかお腹が膨れた。それにしてもテントの中は暑い。蒸し風呂だ。タオルで汗を拭きながらなんとか過ごす。途中雨が降ってくる。隣のテントでバーベキューをしていて声がうるさかったりでなかなか眠れない。ライトを付け読書をしながら過ごし結局23:00頃就寝。

 

4日目

5:00起床。まあまあ良く眠れた。今朝も少し雨が降っていた。天気予報を見るとなんと雨。少し気分が下がるが外を見ると晴れ間も見える。雨はすぐに止んだ。

 テントを片付け6:00頃出発。今日は出来れば七尾まで行こうと思ってる。七尾からJRで金沢まで帰れる。もし無理だったら、とりあえず「のと鉄道」の通っている穴水まで行きそこから行けるところまで南下しようと思う。

 県道35を進む。小木の港を過ぎ狭いトンネルをくぐり、坂を下り「姫」と言う漁村も通過。「姫」なんてかわいい名前だな。この辺から海沿いの道になる。日本海を見ながら気持ちよく進み、あまりの気持ち良さにしばらく休憩し海を眺める。今自分が日本海を眺めている事に感動していた。

 そして気持ち良く海沿いを進み能登町へ。コンビニで朝食の弁当を食べる。国道249に入り、トンネルを過ぎ藤波を右折。ここからまた海沿いの道となる。ここからは奥能登の昔ながらの漁村の風景が続く。黒瓦で木造の家が立ち並びとても風情がある。いかにも奥能登といった風景だ。所々写真を撮ったり海をのぞき込んだりしながら進む。海の水がとても綺麗で、透き通っている。ずっと思っていたが日本海は水がとても綺麗だ。

 だんだん向かい風が出てきた。途中でまた海沿いの県道34へと入る。この辺も奥能登の黒瓦の風景だ。どうして能登は瓦が黒いんだろうとずっと疑問に思いながら走っていた。

                  

                        奥能登の漁村

途中どこだったろうか、急に大雨が降ってきて急いで雨対策をした、が通り雨だったみたいですぐ止んだ。また、昨夜の雨のせいでチェーンの油が切れてたので油を指したりもした。

 甲という所を過ぎて坂を上り山の中を入っていくと田園風景となる。そこの田園風景が素晴らしかった。一面田んぼでその中を赤とんぼの群れが飛んでいて、その奥には小高い山が見える。まさに日本昔話の世界と言うか、昔ながらの田舎の風景がそこには存在していた。

 そして海沿いに出るといつの間にか能登島が見えていた。「うおー、能登島が見えたー」とかなりテンション上がる。やっとの思いで国道249にまた合流し、ボラ待ちやぐらを見て穴水へ向けて進む。

                 

                     ボラ待ちやぐら

“穴水はまだか穴水はまだか”とただ進む。そしてついに穴水に到着。ここまで来れば電車が走っているので安心だ。何かあったら電車に乗って帰れる。精神的に楽だ。今までは電車も通ってない奥地を走っていたので、もし何かあったら帰れなくなってしまうという不安が常にあった。

 コンビニで昼食の弁当を買い公園で食べる。しばらく休み“よし、これからは電車があるから安心だし行ける所まで行こう”と出発。国道249を南下する。途中、のと鉄道の電車が後ろから走ってきて思わず写真を撮る。南下するにつれ能登島に渡るツインブリッジがどんどん近づいてくる。途中西岸駅に寄り時刻表を見ると1時間置き位に出ている。輪行も出来るようだ、よしよし。

 さらに進み上り坂を上がり、道の駅「なかじまロマン峠」に到着。少し休み、そばにあった「すしべん」で飲み物を買い能登島へ。山の中を進むとツインブリッジが見えてきた。おお、いよいよ能登島だ。橋からの眺めは最高で、右にはこれから行く能登島大橋や和倉温泉が見え、左には今まで通ってきた海沿いの道が見える。あの道をずっと通ってきたんだー、というのと、あの橋を渡ったらゴールはすぐそこだ、と言う思いからしばらく眺めていた。

 能登島に入りいきなり分かれ道。迷ったが右へ行く。アップダウンが少ない林道でどうやら正解だったようだ。そして海沿いの半浦を通り眺めのいい道を進む。和倉温泉が大きく見えてきた。そしていよいよ能登島大橋を渡る。橋からの眺めはすごい爽快で、右手に和倉温泉、左手遥か彼方には当初行くはずであった氷見へと続く道が見える。ただ、あの山をこれから越えるのはどう考えても無理だなと思いながら、当初の計画の無謀さを思い知った。

 橋を渡り和倉温泉街へ。「足湯」の看板が見えたので行くことに。公園の中にある足湯で、人は結構いた。早速入ると、熱い。他の人も熱い熱いと言っていた。しかし自分は我慢できない程でもなかったのでずっと浸かって疲れを癒していた。ここは眺めもよく、今通ってきたツインブリッジや能登島が海を挟んで見えるのである。その眺めを見ながらの足湯は最高だった。ここ和倉温泉にもJRの駅がある。ふと、最後足湯で終わらせるのはいい終わり方だろう、と思いここをゴールとした。

 足湯から上がり和倉温泉駅に着き、電車に乗るべく自転車を輪行袋に入れいざ乗ろうとしたら、無い・・・18切符が無いではないか。ウエストポーチに入れておいた地図を出し入れする時に切符も一緒に出してしまい落としてしまったのだろう。何度も探すが見つからず、電車の時間も迫っていたのでしぶしぶ切符を買い金沢まで帰った。帰りもまた18切符を買わなければならない為ショックは大きかった。

 金沢に着いてまた自転車を組み立て、夕飯はずっと気になっていた8番ラーメンへ。醤油ラーメンを食べる。野菜たっぷりで平凡な味だがなかなか美味い。店内にはソフトクリームも作れますと書いてあり、子供も喜ぶだろう。“このラーメンチェーン店は金沢の人達から愛されているから幸楽苑や日高屋は進出して来れないんだろうな”なんて思った。サンパリオに着き風呂に入り漫画を読み、12時頃就寝。無事帰ってこれてよかったぁ。

 

(5日目は金沢駅から輪行で神奈川に帰るのみでした。)

                                           END



 

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