しまなみ海道 サンライズの旅
今回は瀬戸内のしまなみ海道に行く!ここは自転車で走りたい所第2位(1位はオロロンライン)で、すごい楽しみだ。
初め、新幹線で行こうと思っていたが条件に合う割引がなく、ある方から夜行列車はどうかと言われ調べてみると「サンライズ瀬戸」という列車でこれなら安い。しかも日程的にもぴったり合う。さらに「サンライズ糸山」という宿泊施設からの朝日がきれいなのも知った。夕日が見たいと思っていたが日程的に微妙で、朝日もいいな〜。
※アドバイスをいただいた方々、ありがとうございましたm(__)m
旅の予定コースは、横浜から夜行列車〜岡山で乗り換え尾道へ、1日目:AM尾道観光、昼しまなみ海道出発〜多々羅キャンプ場泊、2日目:多々羅〜亀老山展望台〜サンライズ糸山泊(時間があれば夕方もう1回亀老山に夕日を見に行く)、3日目:今治〜丸亀まで輪行しうどん食べて坂出駅から帰る。
・・・の予定だったがサンライズ糸山に電話したら部屋が空いてなくて予約取れなかったので、どこか近くのキャンプ場にでも泊まろう。
これでやっと半島シリーズから抜け出せる(^^;)
夜行列車〜1日目
風呂と夕食を済ませ、最寄駅から輪行し横浜駅に行く。22:24発のサンライズ瀬戸に乗車。

行ってきまーす!
ここで、サンライズ瀬戸について話しておこう。今回自分が買ったのは「ノビノビ座席」という一番安いやつで、ザコ寝のような感じだ。上下2段式で自分は上段だった。自転車はデッキに置ける。手すりもあるので輪行袋をしばっておける。車両間の行き来は自由なのでどっかしらのデッキは空いてるだろう。ノビノビ座席に持ち込んでいる強者もネットで見た事があるが、デッキで十分だと思う。ミニベロ位だったら座席でもいいかもしれない。

ノビノビ座席
自転車はデッキ
あと、電源は通路に2ヶ所位ある。ただ他の人も使う場合があるのでタコ足プラグは必要だろう。延長コードというよりはタコ足プラグだ。また、隣の車両の洗面台にも電源はあった。
※今後利用する人は参考にして下さい(^_^)
耳栓をしていたがガタゴトという音と揺れであまり眠れず、ずっとウトウトしていた。“今回サンライズ瀬戸だし、サンライズの旅にしようかな”なんて思っていた。夕日ではなく朝日をメインにするのだ。その方が日程的にもしっくりくる。
5:00過ぎに起きて外を眺めていた。空が明るくなってきている。天気はいい!
しまなみ海道へは元々この春行く予定だったが、都合により一度はあきらめた。しかし奇跡的に日程がぽっかり空いた。チケットもすんなり取れた。天気予報も晴れ。ここまですべてが順調だ。まさか行けるとは思わなかった。
サンライズ瀬戸からの朝日
岡山で普通列車に乗り換え8:00過ぎ尾道駅到着!尾道駅には自転車組み立て場というのがあるが、そこには自分一人だった。
8:30スタート、まず千光寺に向かう。千光寺新道入口辺りに自転車駐め歩いて登っていく。人が少なくて静かだ。文学の小道に入る。地図を見ているが道が入り組んでいて分かりづらい。桜は散っているのも多いがまだ結構残っていてきれいだ。本堂に到着。本堂からも絶景だが、すぐそばに鎖で岩を登る所があって、その岩の上はもっと絶景だ。

尾道の絶景
時間もあるししばらく眺めていた。遠くには海に浮かぶ島々がうっすら見えている。向島との渡船が見えるが、海流が速いため斜めに進んでいる。天気は、晴れたり曇ったり時折天気雨みたいにパラパラ降ってくる。ただカッパを着る程ではない。
本堂に戻りお参りをする。本堂のおばちゃんと「神奈川から夜行列車できました」等話をする。おばちゃんは川崎大師や鶴見の総持寺に来た事があるらしい。
下りは猫の細道という所を通る。
次に尾道ラーメンを食べに行く。事前に調べておいた朱華園という所。開店は11:00からで、15分前に着いたら「まだ営業前ですけど、どうぞ」と言って入れてくれた。感じのいい店員だった。自分の前には1人しか並んでなかった。
背脂たっぷりで、あまりのうまさに10分掛からず食べ終えてしまった。

朱華園の中華そば
11:00過ぎに尾道渡船に乗り込む。

渡船から見た千光寺
向島に着き、11:10しまなみ海道スタート!
多々羅キャンプ場には17:00までに行けばいいので、一島1時間半位のペースで行けばちょうどいいだろう。しまなみ海道の青いラインに沿って気持ちよく進む。

海沿いの気持ちがいい道
走っていると最初の橋、因島大橋が見えてきた。
因島大橋
橋を渡るにはその高さまで登らないといけないのだが、思った以上に長い坂でちょっとした峠だ。橋を渡り因島へ。海沿いを気持ちよく走る。途中、しまなみ海道の青いラインを見失ってしまった。景色がきれい過ぎてちょっと気を抜くと見失ってしまう、気をつけないと。Uターンしすぐ発見、島を突っ切るように内陸を走る。島内は結構アップダウンがある。キジを発見!雄雌つがいでいて、柵の中にいたので野生ではないかな?
途中、因島名物はっさく大福を食べる。はっさくとあんこの甘みが合っていて美味かった。海沿いに出ると生口橋が見えた。

生口橋
生口橋を写真に撮っているとおじさんが「撮ってやろうか」と言ってきたのでお願いする。別れ際「ベストメモリー」と言っていたのが印象的だった。たぶん“いい旅を”という意味・・・かな?

生口橋の上から
生口島はずっと海沿いの道で、晴れてきて景色はいいがずっと向かい風なのはキツかった。追い風だったらどんなに楽だろう。平山郁夫美術館などもあったがスルー、左に曲り島を南下する。方向が変わっても向かい風なのはなぜだ!?

気持ちがいい自転車道。でも向かい風。
サンセットビーチ手前、多々羅大橋が見えた!14:00前にサンセットビーチに到着。一島1時間ペースで来た事になる。ビーチには人っ子一人いない。とりあえず海辺まで行って海水触ったり、少し日記を書く。それにしても今日は自転車乗りにほとんど会わないしすれ違わない。まあ金曜日だから仕方ないか。明日は楽しみだ。天気は相変わらず晴れたり曇ったり、時々パラパラ降る。
さらに進み、多々羅大橋の全貌が見えてきた時は「デケー!」と叫んでしまった。自分が予想していたよりはるかに大きい。横から写真を撮っても全然入りきらない。

多々良大橋に向けて登っていく。山肌ははっさく(?)畑がずーっと広がっている
多々羅大橋を渡っている途中から晴れてきた。ただ風は強い。橋脚の下に「鳴き竜」用の木の棒が置いてあったのでやってみる。「カンカンカンカン・・・」と音が橋脚を登っていく。おお、すごい。
15:00前に道の駅「多々羅しまなみ公園」に到着!

多々羅しまなみ公園
キャンプ場の受付を済ませる。キャンプ場は道の駅から5分位の所で、1泊1300円。16:00頃テント設営。誰もいなくて貸切状態。

多々羅キャンプ場。左奥に展望台が見える。
ここから自転車で5分位の所に多々羅温泉があるのでそこに行くことにする。温泉に行く前に展望台に寄る。う〜ん、夕日はイマイチそうだが朝日はきれいそう。明日の朝、朝日を見よう。
そして温泉へ。立派な建物で中もきれいだし、しかも泡風呂だし、これで300円は安い。結構驚いた。また、温泉のおじさん達のたまに聞こえてくる広島弁が新鮮だった。
温泉から出ると外は涼しくて気持ちいい。この位がちょうどいい。今までは真夏でテントが蒸し風呂状態とかだったが、この時期は快適だ。
キャンプ場に戻る途中にコンビニで弁当買って、そばの海辺で食べる。瀬戸内海を眺めながら食べるなんて贅沢。18:00前にキャンプ場に戻る。
このキャンプ場はかなりイケてる。芝生だし展望台あるし温泉近いしコンビニ近いしトイレきれいだし、オススメです。
さあ明日は朝日見るぞ。4:30起きかな?
2日目
昨夜はどんどん寒くなり、自分の安物のシュラフでは全然防げず、ずっと凍えていた。この時期の夜がこんなに冷えるなんて舐めてた。あまり眠れてない。5:00前に少し明るくなってきたので起きてコンビニに行ってカップラーメンとおにぎりを買い展望台へ。朝日を待つがなかなか昇ってこない。どうやらちょうど山の裏辺りみたいだ。ここはダメそうなので、角度を変えて昨日の道の駅へ。やはりまだ昇ってこない。“やっぱここも山の裏かなぁ〜”と思っていると・・・来た!自分が予想していたのと全然違う所から、真っ赤なまん丸のきれいな朝日が。うおー!すげー!低い山並みからゆっくり登ってくるのがはっきりわかる。時間はちょうど6:00頃。しばらく眺め、さっきの展望台からも見てみたくなり戻る。ここからもパシャリ!でもさっきの所の方がやっぱりいいな〜。

写真だとこっちがいいんだけど

生だとこっちだったなぁ
ふぅ〜、なんか朝から疲れた。テントに戻り日記書いたり今日の予定を考える。8:00頃テントたたんで出発。今日は風もなく雲一つない快晴で気持ちいい。暑くなりそう。途中堤防で釣りをしている人がいたので立ち寄る。何が釣れるのか聞くと「チヌ(クロダイ)」だと。海の水めっちゃきれい。こんな景色のいい所で釣りができるなんて贅沢だなぁ。

この景色!多々羅大橋が見える。
大三島橋まで登っていく途中、またキジを見た。こんどは確実に野生だ。
9:20道の駅「マリンオアシスはかた」に到着。伯方の塩ソフトを買う。店員のお兄さんが「今日初めてのお客さんなんで、巻いときますね」といっぱい盛ってくれた。感じいい店員さんだった。塩ソフトを食べながらしばらく休む。ここも海がめっちゃきれい。
奥に見えるのが大島大橋
さて、この後は350mの亀老山の登りが待っている。このままのペースじゃ昼には今治着いちゃいそうだし、船折瀬戸という所に寄る事にする。ここは潮の流れが速いことで有名な場所だ。大島大橋をくぐりちょっと走るとすごい速い所を発見!うおっ、はえー!と思い立ち止まると、ここが船折瀬戸だった。確かにすっごい速い。渦巻いてる。まるで川のよう、いや川より速いぞ。来てよかった。
渦巻いてる
大島大橋を渡り、宮窪でスーパーに寄り弁当(巻き寿司)を買って食べる。亀老山でハンガーノックにならない為だ。天気がよくて暑く、上着を脱ぐ。その後アップダウンを越え平坦な道を進むと亀老山が見えてきた。あんな高い所にあるのか。亀山の信号を左に曲がりいざ登りへ、11:15登りスタート。結構急な登り。途中“がんばれ、あと2Km、日本No.1の藻塩アイスが待ってる”という看板が出てきて思わず笑ってしまった。自転車の人の気持ちがよくわかっている看板だ。よいしょ、よいしょっと歩くようなペースで登る。あと500m位の所で視界が開けた。おー!今治の街並みが見える。生まれて初めて生で見る四国かもしれない。11:48展望台到着。もちろん藻塩アイスを買い、展望台へ。少し霞んではいるが天気は快晴で眺めは最高!風が強くて少し寒い。観光客と写真を撮りあったりする。人はそれ程多くなく、自転車の人はいない。

亀老山展望台からの景色
※そういえば今朝淡路で結構大きな地震があったらしい。全然知らなかった。影響もない。
しばらく眺め、亀老山を気持ちよく下る。そしていよいよ最後の橋、来島海峡大橋へ。よくここまで来たなー。長かったー。無事にここまで来れたー。しまなみ海道1日で渡っちゃう人ってすごいな。
ただ来島海峡大橋はずっと向かい風で正直疲れた。
13:30サンライズ糸山到着。ダメ元で「宿泊って空いてないですよね?」って聞くと、「今日?お一人で?」、ちょっと考えてから「大丈夫ですよ」と言ってくれた。思わず「え!?大丈夫なんですか?」と聞いてしまった。こんな土曜日に一人でなんていい迷惑だろうけど、ご厚意で取ってくれた感じだ。ありがたい。でもここはご厚意に甘えておこう。これでサンライズ糸山からの朝日が見れる。これも是非見たかった一つだ。それに、正直またあのキャンプの寒さはキビしい。今治で民宿でも探そうかと思っていた。
15:00以降に来てくださいとの事なので、下の砂浜で時間をつぶす。

ほんとにここまで順調で、最高の旅になっている。
予定では「時間があれば夕日を見にもう一度亀老山に行く」なんて言ったけど、絶対無理。舐めていた。あれを2回登るなんて有り得ない。
今日は土曜日だが思ったほど自転車の人は多くなかった。この時期のしまなみ海道といったら混み合っているイメージだった。ここに来るまでも結構すれ違ったが、思っていたほどではなかった。
風呂に入りレストランで夕食を食べ19:00頃にちょっと寝ようと思ったらそのまま熟睡してしまった。
3日目
3:00頃に目が覚めて、それからはウトウトしていた。5:00起床。空が明るくなってきた。カメラを持って待機。 
サンライズ糸山からの朝日
(これで部屋からの眺めだからすごい!)
6:15スタート。今日も天気がいいし風もない。途中しまなみ海道の青いラインを見失ってしまうが、まあいいや。四国八十八箇所の一つ「南光坊」に寄って軽くお参りをし、6:50今治駅到着。「かがやけ海 きらめけ橋 今治」というフレーズがかっこいい!(確かそんな感じだった)
ここから丸亀駅まで輪行。7:19のJR予讃線(よさんせん)に乗る。四国の内陸側は高い山々が連なっており、右側の車窓には延々その景色が続く。10:10丸亀駅到着。約3時間だが全然長いと思わなかった。まず丸亀城に行く。
丸亀城

丸亀城からの眺め。瀬戸大橋が見える。
さて、ここからうどん巡りだ。事前に調べていたのは「中村」「おか泉」「日の出製麺所」。
まず「中村」。混んではいるが並んではいない。

しょうゆ(小)200円+長天?100円
麺は少し細めでもちもちしてうまい。しょうゆは普通のとは違い色が薄めで出汁が効いている。長天?は初めて見た。結局何でできているのかは分からず。清算は自分で頼んだものを言うという自己申告制なのが驚いた。
次に「おか泉」に行くが人がすごい並んでいたのでやめた。大通り沿いだから混むのだろう。すぐ先にうどん屋発見、そこに入ることに。ここはお好み焼き等もやっているようでうどん専門店とはいかないようだ。「いはら」という店で、かけ(小)180円+たけのこ天70円。
うどんは普通だったが竹の子の天ぷらがうまかった。これで70円は安い。(※うどん普通だったので写真なし)
最後に「日の出製麺所」。10人位並んでいるがどんどん進む。かま玉(小)を頼む。ネギは自分でハサミで刻む。(※「荷物預かりますね」と言われ、うっかりデジカメとスマホごと預けてしまったので写真無し)。ここも清算は自己申告制。いくらか分からなかったが、「150円」と言われて驚いた。神奈川なら400円取れるぞ。
12:05坂出駅到着!終わったぁ〜。無事ここまで来れた。もうあとは輪行で帰るだけだ。
節約の為ここから行けるだけ普通列車で行き、途中から新幹線に乗る予定。自宅最寄り駅までの乗車券のみを買い、新幹線に乗る時に特急券だけを買う。
瀬戸大橋を渡り岡山へ、そこから山陽本線に乗り換える。なんか乗換えがスムーズでどんどん進む。「向かいのホームすぐの発車です」っていうのばっかり。しかも14:42姫路発の新快速で一気に京都まで行けちゃうらしい。トイレも付いてる。しかも空いている。京都から新幹線乗ろう。
16:15に京都駅到着。16:36発のぞみ乗車、18:38には新横浜駅到着。思っていたより全然早く着いた。
今回の旅はほんと順調で、今までで最高の旅になったかもしれない。自分の中で、瀬戸内=サンライズというイメージになった。あと瀬戸内はどこも海流が速かったのが驚いた。関東では絶対に見られない景色だ。
もう満足でお腹いっぱい(^-^) しばらく旅はいいかも。
END
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