−声劇用台本−
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 派遣戦隊(仮) 第3話『大家さん』

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 ■登場人物

 相楽 清人(さがら きよひと)(19才)男
      :田舎から上京したてホカホカの新人。結構真っ直ぐな性格

 大家 直志(おおや なおし)(23才)男
      :以前からこの事務所に所属している一人。元モデル。クール系
 
 綾波 麗華(あやなみ れいか)(20代後半)女
      :年齢、プライベート、本名不明。コスプレを仕事着にしてる。

 菅谷 廉次郎(すがや れんじろう)(56才)男
      :社長。体格のいいというか、メタボ。

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 ■配役(3:1:0)/(3:1:1)

 相楽(♂)(L21):
 大家(♂)(L30):
 綾波(♀)(L17):
 菅谷(♂)(L11):ナレと被り 推奨
 N(ナレ)(L03):

 ※(L**):セリフ数
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 N  :さて、上京してから三日目の朝。
<事務所の簡易ミーティングルーム>
 相楽 :「いいかんじー!」
 綾波 :「違う。 もっと! 『ぅうぃー感じぃー』!」
 相楽 :「うぃー感じー!」
 綾波 :「違ぁーう!もっと・・・こう、下からコネクリ上げるような感じで!」
 相楽 :「こねるんですね! わっかりました!」
 N  : とまぁ、連日続いている綾波 麗華のプライベートレッスン。       今日は、どこぞのゲームキャラクターらしいが・・・それはさておき。
---------------------------------------------------------------------------- <事務所>
 大家 :「おはようございます。」
 菅谷 :「おお。おはよう。帰ってきたのか。」
 大家 :「社長、相変わらずですね。」
 菅谷 :「ん? あぁ、この腹か。3週間くらいじゃ変わりゃしないだろ。」
 大家 :「・・・ってゆーか、もう挫折したんじゃないんですか? 毛絲(けいと)巻きダイエット。」 
 菅谷 :「ハハハ・・・ばれたか。いやぁ、結構腰回しで糸を巻き取るってのは辛いんだぞ?」
 大家 :「でしょうね。」
     (ガチャッ)
 綾波 :「お!大家さん。」
 大家 :「・・・・・・綾波さんも相変わらずですね。」
 綾波 :「? それはどういう意味だ?」
 大家 :「ステキだということですよ。」
 綾波 :「やっぱり? 大家さんは正直だな!」
 大家 :「あの。その”大家さん”ってのはやめて下さいって言いましたよね。」
 綾波 :「あ。ごめんごめん! 個人的には結構気に入ってんだけどな。」
 大家 :「オレは気に入ってませんので・・・。」
     (ガチャッ)
 相楽 :「あれ?」
 大家 :「ん? もしかして、新人?」
 綾波 :「あ、そうそう。大家さんは初対面だっけな。」
 大家 :「だからぁ・・・。」
 相楽 :「大家さん? あぁーそうですかー。社長がいつもお世話になっております。」
 菅谷 :「相楽君? なんで君が私の身内みたい挨拶してるんだい・・・。」
 大家 :「だから、その呼び方止めてください。」
 綾波 :「またまた、ごめんちょ!」
 大家 :「・・・。」
 綾波 :「相楽。お前の事務所の先輩にあたる、大家 直志だ。」
 相楽 :「おお! 先輩さんですか!」
 大家 :「・・・直志だ。よろしく。」
 相楽 :「よろしくお願いします! 先輩さん!」
 大家 :「あのさ・・・名前で呼んでくれないか?」
 相楽 :「はい! 大家さん!」
 大家 :「それは苗字だ。・・・からかってんのか?」
 綾波 :「大目に見てやってくれよ。相楽はこういう奴なんだ。」
 菅谷 :「直志くんは、撮影の仕事で3週間ほど地方に行ってたんだよ。」
 相楽 :「撮影!?」
 大家 :「とは言っても、レフ板持ちとかアシだけどね。」
 相楽 :「もち?あし?・・・モチモチした足?」
 大家 :「・・・おい。それ以外の単語は無視か。」
 綾波 :「要するに、雑用係ってことだ。」
 相楽 :「あー。なるほどー。パシリですか。」
 綾波 :「うむ。パシリだな。それでいいや。」
 相楽 :「オレも昔パシリましたよ! ハッハッハ!」
 大家 :「なんで誇らしげなんだよ。」
 菅谷 :「そうだ。綾波君。発注してたアレどうなってるかな?」
 綾波 :「確認してきます。」
---------------------------------------------------------------------------- <事務所>
 大家 :「ふぅ・・・。相楽君。」
 相楽 :「あ、オレのことは、呼び捨てでいいです。」
 大家 :「そか。じゃあ、相楽。」
 相楽 :「はい。なんですか?」
 大家 :「綾波さんのアレ・・・今日は何のキャラだ?」
 相楽 :「えーっと。       世界中の美男子だけを集めて私欲を満たそうとしている秘密結社の陰謀を阻止すべく       格闘技に精通した様々なイケメンが立ち上がって、悪の権化であるセルスシャンを       倒すというゲームのキャラクターで。炎を操ることが出来る能力を持った17歳の高校生。
      必殺技は、焔。鬼火。獄炎。超必殺技は・・・」
 大家 :「わかった! もういい。・・・つまり、格闘技ゲームのキャラクターだな。」
 相楽 :「17才の。」
 大家 :「あぁ、17才な。・・・そこ大事なのか?」
 相楽 :「綾波さんが大事だって言ってました。」
 大家 :「そうか・・・じゃあ、大事だな。」
 相楽 :「ということだ。直志!」
 大家 :「・・・オレのことは呼び捨てじゃないほうがいいんだけどなぁ・・・。」
 相楽 :「分かりました。大家さん。」
 大家 :「・・・もういい。」
---------------------------------------------------------------------------- <そして、時間は経ち夕方>
 綾波 :「社長。発注の件だけど、来週には納品できるってさ。」
 菅谷 :「わかった。ありがとう。」
 大家 :「じゃあ、お先に失礼します。」
 菅谷 :「直志くん。」
 大家 :「あ、はい?」
 菅谷 :「よかったら、相楽君の歓迎会でもやろうと思うんだけど、この後空いてる?」
 大家 :「ああ、そうですか。大丈夫です。」
 綾波 :「もちろん社長のおごりだよね!?」
 菅谷 :「仕方ないなぁ。」
 相楽 :「さすが社長!」
 綾波 :「相楽、そこで決め台詞!」
 相楽 :「はい! 『ぅうぃー感じー!』」
 綾波 :「『ぅうぃー感じぃー!』」
 大家M:「・・・・・・また変なのが一人増えたなぁ。」
 N  :そしてまた一日が終わった。いつもどおり相楽が仕事をしている様子は見かけない・・・      でも、直志が撮影で出張(でば)ってたということは、一応ちゃんと仕事はあるようだ。      相楽の初仕事は一体どんな仕事なのだろうか? では、4話でお会いしましょう。
 菅谷 :「血糖値に気をつけたまえ。」
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