声劇用台本 
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■タイトル Within Five Minutesシリーズ

  先読み

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■ジャンル

  コミカル(オチ・・・なし)

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■設定

 友人同士の可笑しな日常会話(?) ノリ命

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■登場人物
 
 岸辺 長司[きしべ ちょうじ](♂):大学生。ツッコミ。
 田所  亨[たどころ とおる](♂):大学生。ボケ。
 
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■配役(2:0:0) 所要時間:3分〜5分未満
 
 岸辺(♂)[L31]:
 田所(♂)[L31]:

  ※L**:セリフ数
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■台本

<街中を歩く二人>

 岸辺:「大体、なんなんだよ。アレは?」

 田所:「アレって、ドレ?」

 岸辺:「コンパだよ!」

 田所:「女子とご飯食べてた、さっきのアレか。」

 岸辺:「お前のせいで、女の子が帰っちまっただろーがよ?」

 田所:「ねー。」

 岸辺:「ねー。じゃないよ!!」

 田所:「なるほど、ボクの財産の一部を要求してるんだね。」

 岸辺:「してねーし! だーかーら、その意味の分からない言葉が
     ちょいちょい出てくるのは、なんなの!?」

 田所:「”財産”とは・・・」

 岸辺:「違げーし!」

 田所:「”要求”とは・・・」

 岸辺:「そっちでもない! っつーか、単語の意味じゃなくて。
     コミュニケーション! 俺との会話がたまに成り立ってないことあるよな? 今みたいに!」

 田所:「そうか? 見事なまでに円滑なコミュニ」

 岸辺:「どこが円滑なんだよ。」

 田所:「相変わらず、可笑しなこと言うヤツだな。」

 岸辺:「お前の可笑しさには適わん。」

 田所:「ぬあっはっは! そんなに褒め」

 岸辺:「てねーよ?」

 田所:「とりあえず、腹減ったな。なんか食べに行かない?」

 岸辺:「あぁ、何食べる・・・って! 待て待て待て。」

 田所:「なんだよ? 相変わらず、変なヤツだな。」

 岸辺:「お前には適わん。」

 田所:「ぬあっはっは! そんなに持ち上げ」

 岸辺:「てないよ?」

 田所:「とりあえず、腹減ったな。なんか食べに行かない?」

 岸辺:「そうだな、何食べる・・・って! デジャヴぅ!!
     今、すんげーデジャヴを感じたんですけど!」

 田所:「よし。じゃあ、ケーキ食べに行こう。」

 岸辺:「了解。って、なるわけねーだろ!」

 田所:「えぇー!?」

 岸辺:「当たり前だろ! 今の会話、絶対おかしかったろ?
     ”とりあえず、腹減ったな”ってのは、百歩譲るとしても。
     ”じゃあ、ケーキ食べに行こう”ってのは・・・会話が成り立ってないよな?」

 田所:「そうか?」

 岸辺:「俺の”デジャヴ”を見事にスルーしてくれたよな?」

 田所:「いやぁ〜、あはははは。見事って、それほどでも」

 岸辺:「褒めてないから。」

 田所:「だって、”デジャヴ”だろ?
     それは、”もともとフランスの超心理学者が提唱した言葉だよ。”ってボクが返すと
     君が ”へ〜、そうなんだぁ。田所って、博識だなぁ。”って言うだろうから。
     ボクが”そんなことないよ。フランスと言えば・・・最近、君のお母さんマドレーヌ作りに凝ってるらしいね”って言う。
     君が ”そうなんだよね。もう食べ飽きたよ”って苦笑いをするんで、
     ボクが”マドレーヌは、フランス発祥の焼き菓子なんだよ”と答える。
     君が ”そうなんだ。やっぱり田所は、賢いなぁ。そうだ、たまには違うスイーツが食べたいなぁ”と言う。
     ボクが”じゃあ、ケーキでも食べに行こう”となる。」

 岸辺:「長ぇーよ! しかも、なんだよソレ? あくまで、お前が想像した会話だろ?
     しかも、何かと俺がお前を褒めてる感じなのが気になったんですけど!?」

 田所:「もてる男は、会話の流れを操り・・・そして、相手が欲しがる答えを差し出す。」

 岸辺:「・・・と、雑誌に書いてあった?」

 田所:「・・・ネットの掲示板に書いてあった。」

 岸辺:「どっちにしても、間違ってるから!
     ・・・ん? お前さぁ・・・最近、会話がおかしいのって、ソレが原因な訳??」

 田所:「・・・そう、かもしれない。」

 岸辺:「高確率で当たりだろーがよ。」

 田所:「じゃあ、帰ろうか。」

 岸辺:「会話を飛ばすな! んで、コンパの時に女の子になんて言ったんだ?」

 田所:「なんて・・・って。なんだっけな。」

 岸辺:「しらばっくれるなよ? 始まって、ものの数分で帰っちまったんだぞ! 新記録だよ!」

 田所:「わー。新記録おめで」

 岸辺:「とーぅっ!!!!!」(田所の額にチョップ)

 田所:「ごっぁ!」

 岸辺:「さぁ、吐け。なんて言ったんだ?」

 田所:「・・・え〜っと。確か・・・
     女子が”初めまして。あれ? どこかで会ったことありません?”って質問してきたから」

 岸辺:「してきたから?」

 田所:「・・・”君は、もう人の顔じゃないね。”って」

 岸辺:「どうしてそーなったぁぁぁぁぁ!!」

 田所:「どうしてって言われ」

 岸辺:「とー−−−ぅっ!!!!!」(田所の額にチョップ)

 田所:「ごっぁ!」

 岸辺:「忘れろ! そんな掲示板の変な情報は、忘れてしまうんだー!
     そうしなければ、俺たちの合コンに未来は無い!」

  (田所の頭を掴み、頭を前後左右に振り回す)

 田所:「わ、わ、わかったから! ボクの頭をシェイクするなぁぁ!」

 岸辺:「つーことで。合コンのお代は全額、お前に払ってもらうからな!?」

 田所:「えー・・・・・。分割でお願いします。」

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<おしまい>

※余談。田所は、最終的には”まるで人じゃない、天使のようにキレイだ”
 と褒めたかったと言う。言葉のチョイスは気をつけよう。
 そして、ノリだけで作った結果がコレです。5分以内に終わらせるの厳しい。

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(2010- 5-20 up)