声劇用台本
======================================================================
■タイトル

  コンビニ4(フォー)

======================================================================
■ジャンル

  コミカル

======================================================================
■登場人物
 
  客  (♂):独身生活。初めて使うコンビニで酷い目に。
  店員A(♂):普通の風貌。
  店員B(♂):ちょっとやんちゃ系だが、至って普通レベル。
  店員C(♀):優等生っぽい。学級委員歴ありそう。
  店員D(♀):甘え属性が見える。

======================================================================
■設定

  レジに4人いる謎のコンビニ。

======================================================================
■配役(3:2:0)

  客  (♂)(L45):
  店員A(♂)(L26):
  店員B(♂)(L23):
  店員C(♀)(L22):
  店員D(♀)(L24):

  ※L**:セリフ数
======================================================================
■台本

    (自動ドアの音:ウィーン)

 店員A:「いらっしゃいませ。」

    (店内入って早々物色を始める客)

 客  :「えーっと。雑誌、雑誌・・・と、あったあった。次は〜
      お、新しい弁当出てるじゃん。試しに買ってみよーっと。
      後は・・・抹茶のカップアイスをデザートに。夜の眠気覚ましに
      缶コーヒーを一つ・・・っと。こんなとこかな。」

    (レジに行って、様子をうかがう)

 客  :「あれ?あの〜すみませ〜ん。」      

    (レジに集合する店員達。横一列に整列する。)

 店員A:「いらっしゃいませ。」

 店員B:「いらっしゃいませ。」

 店員C:「いらっしゃいませ。」

 店員D:「いらっしゃいませ。」

 客  :「・・・・・・。」

    (光景に固まる客)

 店員C:「こちらは、今日発売の雑誌ですね。」

 客  :「は? あ、はい。」

 店員C:「こちらの雑誌で連載している『妖都戦記』読まれてますか?」

 客  :「ええ、まぁ。」

 店員A:「面白いですよね。自分も読んでます。」

 店員B:「あ、俺も読んでる。」

 店員D:「私も読んでますよぉ。」

 客 M:「何だ・・・こいつら。」

 店員C:「今週号で主人公が死んでしまいますが、よろしですか?」 

 客  :「うえ!? ちょ・・・は?」

 店員A:「まさか弱点があったとはね。」

 店員D:「すごいショックぅ。」

 店員B:「俺は、この日が来るとは思ってたけどな。」

 客  :「あ、あの・・・。」
 客 M:「オレ、まだ読んでないんだけど。」

 店員B:「それもそうだけど、『インターラプション』の犯人って・・・」

 店員D:「あ! 私、途中で分かったよぉ〜犯人。」

 店員A:「ベタだろアレ。犯人が」

 客  :「あの!」

    (店員が会話を止めて客に向く)

 客  :「早く、してもらえますか?」
 客 M:「ほっといたら、全部ネタバレされそうな勢いだな。」

 店員C:「すみませんでした。」

    (隣の店員に順に雑誌を渡していく)

 店員C:「はい。週間少年ポッチャリ、1(いち)」

 店員B:「はい。週間少年ポッチャリ、1(いち)」

 店員D:「はい。週間少年ポッチャリ、1(いち)」

 店員A:「はい。週間少年ポッチャリ、1(いち)・・・ピッ!」

    (客から離れた隣のレジの上に雑誌が置かれる)

 客 M:「なんだこれ?」



 店員C:「ええと。こちらは、抹茶味となっていますがよろしいですか?」

 客  :「・・・はい。」
 客 M:「なんで、いちいち確認するんだ??」

 店員A:「自分は抹茶は食べないなぁ。」

 店員D:「えぇ〜? 抹茶おいしいじゃないですかぁ?」

 店員B:「俺は、カップアイスだったらチョコミントかな。」

 客 M:「・・・何でもいいから、さっさとしてくれよ。」

    (隣の店員に順に商品を渡していく)

 店員C:「はい。スーパーなめらか風カップソフト・抹茶味、1(いち)」

 店員B:「はい。スーパーなめらか風カップ・抹茶味、1(いち)」

 店員D:「はい。スーパーなめくじ風カップ・抹茶味、1(いち)」

 店員A:「はい。スーパーナメクジは・抹茶色、1(いち)・・・ピッ!」

    (客から離れた隣のレジの上に商品が置かれる)

 客 M:「・・・今、なんて? 商品名変わってなかったか?
      まぁ、バーコードだからいいけど・・・。」

 店員C:「こちらのお弁当。成分は御確認されましたでしょうか?」

 客  :「成分・・・ですか?」

 店員B:「はい。成分によっては、アレルギーが起きる可能性がありますので。」

 店員D:「乳製品によるアレルギー。」

 店員A:「ピーナッツによるアレルギー。」

 店員C:「りんごや果物によるアレルギー。」

 店員B:「卵によるアレルギー。」

 店員D:「おやじアレルギー。」

 店員A:「金持ちアレルギー。」

    (客の表情をうかがう店員4人)

 客  :「はぁ。」

    (客の思考が止まったような表情を見て)

 店員B:「・・・からの〜?」

 店員A:「・・・チャラ男アレルギー。」

    (客の表情をうかがう店員4人)

 客  :「はぁ・・・?」

    (客の困惑した表情を見て)
 
 店員D:「・・・からの〜?」

 店員A:「・・・・・・セレブアレルギー?」

 店員D:「(小声)さっき同じこと言ったし。」

 店員B:「・・・からの〜?」

 店員A:「え・・・・・・・・・・・・ダニ・アレルギー。」

 店員B:「(小声)普通なの来たよコレ。」

 客  :「ダニとか、入って無いですよね。普通。
      まぁ、おやじとかも入って無いけど。」

 店員D:「ですよねぇ〜?」

    (店員Dに肘でつつかれる店員A)

 店員A:「すいません。」

 客 M:「なに? なにこれ?・・・ドッキリ?」

    (キョロキョロする客)

 店員C:「で、大丈夫でしょうか?」

 客  :「あ、ええ。たぶん。」

    (隣の店員に順に商品を渡していく)

 店員C:「はい。唐揚げと手作り風ハンバーグの鮭弁当、1(いち)。」

 店員A:「はい。カラっと揚げた手作り風ハンバーグの鮭弁当、1(いち)。」

 店員D:「はい。カラっと揚げた手作り風ハンバーグ風と叫べばんと、1(いち)。」

 店員B:「はい。12カラットをあげた彼女の手作りハンバーグで叫べ、1(いち)・・・ピッ!」


    (客から離れた隣のレジの上に商品が置かれる)

 客 M:「最後、映画のタイトルみたいになってたろ。」

 
 店員D:「ここから交代させていただきます。」

 客 M:「なんで?」

    (入れ替わる店員CとD)

 店員D:「はい。微糖缶コーヒー、1。」

 店員A:「はい。微妙缶コーヒー、1。」

 店員C:「(小声)う。先に言われた。」
 店員C:「はい。・・・び、びみゅ・・・敏感コーヒー、1。」

 店員B:「はい。び、びん・・・・・・・パス!」

    (客から離れた隣のレジの上に商品が置かれる)

 客 M:「パスとか! ・・・やべ、なんか馴染み始めてるな俺。」

    (隣のレジに置かれた商品を指して)

 店員D:「あちらの温めますか?」

 客  :「はい。お願いします。」

 店員D:「雑誌も?」

 客  :「いや、それはいいです。」

 
 店員B:「はい、レンジ使いまーす。」

 店員C:「扉開きまーす。」

 店員A:「商品いれまーす。」

 店員C:「扉閉じまーす。」

 店員B:「はい、レンジ起動しまーす。ピッ!」

 客 M:「ほかに仕事無いのか?」



 店員A:「では、お会計失礼します。」

 客  :「はい。」

 店員C:「1,834円。」

 店員B:「1,310円。」

 店員D:「1,834円。」

 店員A:「1,441円。」

 客  :「・・・は?」

 店員A:「審議!」

    (円陣を組む店員4人)

 客 M:「審議って何だよ??」

    (数秒後)

 店員A:「はい。審議の結果をお伝えします。・・・千・・・八百ぅ・・・。」

 客 M:「何故、溜めて言う!?」

 店員A:「・・・三十四円!!」

    (タイミング良くレンジの音:ピー♪)

 客  :「えっと、1,834円ですね。じゃあ、これで。」

 店員D:「はい。二千円でいいですか?」

 客  :「はい。」

 店員D:「本当にいいですか?」

 客  :「・・・はい。」

 店員D:「お財布が小銭で膨らむことになりますが、それでもよろしいですか?」

 客  :「はい、よろしいです!」

 店員D:「では、おつりは・・・100円。」

 店員A:「60円。」

 店員B:「6円。」

 店員C:「・・・です。」

    (店員がローテーションして、客の手にお釣りを足していく)

 客 M:「疲れる・・・。こんだけレジに居るのに客が後ろで待ってないのが救いだな。」
    
    (後ろを気にかける客)

 客 M:「・・・違うな。客がいねーだけだな、こりゃ。」

 店員B:「はい。こちらお買い上げ下さった商品です。」

    (店員が商品を入れたバッグを客に渡す)

 客  :「え?なんですか、このバッグ。」

 店員B:「エコバッグですよ。お客様お持ちでは無いようなので、こちらを差し上げます。」

 客  :「あ、や、ども。なんかすいません。」

 店員C:「商品は入れてありますので、そのままお持ち帰りください。」

 客  :「ありがとうございます。じゃあ。」


 店員A:「ありがとうございました。」

 店員D:「ありがとうございました。」

 店員B:「ありがとうございました。」

 店員C:「ありがとうございました。」

    (バッグを持ってコンビニを出る客)

    (自動ドアの音:ウィーン)

    (帰宅し、バッグを空けて取り出そうとする)

 客  :「ただいまぁ〜。おかえり〜。よいしょっと・・・。
      さてと・・・弁当♪ べ・・・べ!?
      なんだよこれ!? なんで弁当が縦に入ってんだよ!
      う、雑誌を横にして下に入れてるとか!! 無いだろ。
      あ〜あ。弁当の中身が半分くらいに凝縮されちゃってるじゃん。」

    (取り出した弁当を見て、テンションがた落ち)

 客  :「・・・ま、胃に入れば同じか。そう思って食うべ。
      あ、その前にアイスを冷凍庫に入れないと・・・・。熱っ!!?
      あ! あの店員、雑誌以外・全部温めやがったな!?」

 
 店員A:「さっきの計算なんだけどさ。自分、なに間違ったんだろ?」

 店員B:「俺も間違えた。手数料じゃねーの?」

 店員A:「あ、そっか。手数料の10%を人数分加算するのか!」

 店員B:「あ! 人数分だっけ? 間違えて10%だけ足したよ。」

 店員C:「もう、男子。しっかりしてよねぇ。」

 店員D:「そうだよぉ。間違えたの男子だけじゃなぁーい。」
      
 店員C:「罰として、次のレシート書きはどっちかやってよね!」

      
 客  :「このレシート手書きかよ!!」
======================================================================

<おしまい>
Copyright©2009-2011 chaya_mode.All Rights Reserved.