声劇用台本
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■タイトル 

  私は、魔王

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■ジャンル

  コミカル/シリアス

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■登場人物
 
  魔王(♂):[名]ガディス。世界を脅かす存在。偉そうにしてるが・・・?
  手下(両):[名]バルロア。いわゆる右腕的な存在。

  
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■設定

 余裕綽々の魔王だったが、なかなか勇者が現れない。そして・・・。

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■配役(1:0:1) 所要時間:約5分

  魔王(♂)[L22]:
  手下(両)[L24]:


  ※L**:セリフ数
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■台本

  (魔王の謁見の間に飛び込んでくる手下)

 手下:「ガディス様! はぁはぁ・・・。」

 魔王:「どうした騒々しい。」

 手下:「大変でございます。遥か東方の地に、勇者と思わしき人間が誕生したようです!」

 魔王:「何? それは本当か?」

 手下:「はい。魔導師・ネイエが魔眼石(まがんせき)により感知致しました。」

 魔王:「そうか・・・。先代の勇者からどれくらい経っている?」

 手下:「おおよそ、100年で御座います。」

 魔王:「そうか。しかし、前の勇者にやられた傷がまだ癒えておらぬ。
     とは言え、勇者もまだ赤子。
     私の前に現れる頃には傷も癒えていよう。」

 手下:「赤子の内に、手を打っては如何でしょうか?」

 魔王:「余計なことはするな。私の楽しみを奪うつもりか?」

 手下:「いえ、そのようなつもりでは・・・!」

 魔王:「ならば放っておけ。ふふふ、次の勇者が来るその時を楽しみに待とうではないか。」

 手下:「はい。仰せの通りに。」

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 手下N:「そして、時が経ち。」


 魔王:「ふーむ。傷も癒えた。しかし、勇者は現れず。・・・バルロア!」

 手下:「はい。此処に。」

 魔王:「勇者は今、何処にいる?」

 手下:「はい・・・それが。未だ、『レクレールの遺跡』に。」

 魔王:「何ぃ? まだ其処に居るのか?! 何をやっているのだ?」

 手下:「遺跡に配備している魔物を・・・延々と倒しております。」

 魔王:「・・・レベル上げか。」

 手下:「はい、そのようです。」

 魔王:「むうう。仕方あるまい、私に見合う相手になる為には、時間がかかるものだ。」

 手下:「はい・・・。」

 魔王:「ん? バルロア。お前、何か隠しておるな? 言え。」

 手下:「あ・・・はい。実は、勇者のレベルが50を超えました。」

 魔王:「な、なに!? いつの間に!!」

 手下:「申し訳御座いません。油断しておりました。」

 魔王:「マジで?」

 手下:「はい。マジで御座います。」

 魔王:「レベル50だと・・・既に私と互角ではないか!
     それなのに、まだレベルを上げ続けているのか?!」

 手下:「狂ったように、日々の貴重な時間を経験値稼ぎに費やしているようです。」

 魔王:「・・・なんという事だ。」

 手下:「これより、本部に在籍している魔将軍を召集し、
     『勇者過剰経験値稼ぎ対策本部』を設置致します! 許可を。」

 魔王:「許可する! 早く対策案を出せ!」

 手下:「ハッ! では、直ちに!」

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 手下N:「さらに時は経ち。」


 魔王:「何やら先刻から騒がしいな。」

 手下:「ハッ。勇者が城内に侵入した模様です・・・。」

 魔王:「そうか・・・。遂に、この日が来たか。」

 手下:「恐れながら、ここは撤退すべきかと。」

 魔王:「撤退? 何処へだ?
     魔王の城だというのに、魔王が不在というわけには行かぬだろう?」

 手下:「しかし! 相手はLv99の・・・!」

 魔王:「分かっておる。それに、もう遅い。」

   (謁見の間の扉。その向こうで物音が・・・鍵の音。そして扉が開く)

 手下:「っ!! 扉の錠が・・・開けられた?! ガディス様!」

 魔王:「結末が見えていようが、やらねばならぬのだ。・・・私は、魔王なのだから。」

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<おしまい>
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※面白くないと絶賛の台本です。
 ただの時間つぶしにも時間がもったいない。
 最後の一言をどう言えるか・・・だけ。

(2010- 6-20up)