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4石トランジスタラジオキット(NPO法人ラジオ少年 頒布品)
製作記

 

初めに
 ラジオのキットと言えば、電子工作を始めた頃の中学生の時分にはほとんど関心がありませんでした。科学部の部室(理科室)の棚の隅にあった初ラ・ラ製のバックナンバの記事から、電子びっくり箱や、Cdsを使った防犯ブザーを作ったり、はるばる科学教材社に行って、カセットケースに収める電子オルガン「カセットーン」や、Cdsと田宮のキャタピラを使用した「ライントレーサ」のキットを買ったり、(カセットーンは失敗、ライントレーサはまぁまぁ)、通販でエレキットの電子ツクツクホーシを買ったり、早い話が、1石程度の簡単なものを説明書きのとおりに作るだけで、中身を理解しては居なかったわけです。その後、大学の時分にこれまた雑誌に載ってた、8ビットゲーム機のRAMカセットを作ろうとして部品が揃わず挫折したり、ゲーム機を改造したりと碌なことはしておりませんでした。
 それが何らかのきっかけで、ここに載せたようなキットを入手し、ラジオ組み立てに興味を持ったのですから世の中分からんものです。これから作る4石トランジスタラジオキットは、NPO法人ラジオ少年様のホームページで知り、入手いたしました。CHERRYの4石ラジオキットよりもお安いのです。さてどうなりますことやら。

パッケージ
 パッケージはこのとおり、やけに平べったく、サイズはA4ほどです。昔のSF映画を髣髴とさせるようなイカしたデザインです。 ボードゲームかはたまたプラモデルかといった感じでしょうか。日本のキットにありがちな、ただただコンパクトに、筐体に部品をつめてビニールに入れて、店先に吊るしてあるスタイルとは一線を画しております(あれはあれでいいものですが)。なぜこのように平たいものなのか、開ければその謎は解かれましょう。
パッケージをあけたところ
 中には組み立て説明書、筐体(2分割)、部品の付いたシート(コンデンサと抵抗・トランジスタのセット)、基板、その他部品が入っております。
 ※006P電池とイヤフォンは別に買い求めます。


部品の取り付け
 説明書はハングルで分からないので、説明図を見ながら部品を配置します。セオリーどおり抵抗→コンデンサ→ダイオード・トランジスタ・その他部品の順で部品を基板に植えます。
 裏はこんな感じで、部品のリード線の根本と基板とを、付属の細いハンダで付けます。ハンダは十分な量が付属しています。ケチらないでこってりつけます。
 ハンダを付けたらリード線は2mm程度残してニッパーで切ります。
ここで、トレイに部品を入れておけば無くさないで済むことに気が付くでしょう。平べったいトレイは無駄についているのではなかったのです。
最初の難関です。トランス(5本足の部品)は青と赤とがありますが、どっちをどちらにつけたものでしょうか。説明書の図で見ると、向かって左が青、右が赤に見えるので、そのとおりにつけることにします。。
あらかた部品をつけましたので、バリコンとボリウムにつまみをつける事とします。バリコンは左に回しきった状態で、つまみ上の赤い線が下に来るようにつける、と説明図に描いてあるようです。このキットでは小さい黒いネジでとめました。
 平ボリウムのつまみは小さいネジで取り付けました。
ちなみに、バリコンとボリウムの端子は、ラフにくっつけてあっただけのようなので、各端子にコッテリハンダを流して基板とくっつけました。
第二の難関です。バーアンテナの端子と、基板の取り付け穴とが上手く合いませんでした。このままでは基板に取り付きません。バーアンテナから出ている黒くて短い取り付け脚をハンダ鏝で溶かして縮めようとしたのですが、すさまじい臭いがするので断念しました。基板の穴の方をφ3mmのドリルで広げたほうが確実でした。ドリルは手で回すだけでらくらく穴が広がります。これでやっとバーアンテナを取り付けることができました。
4本の端子と基板とをハンダ付けしてから、バーアンテナのコアの位置を調整しました。
あと一息!
 スピーカからのリード線先端を基板上の穴に通して裏でハンダ付けしました。スピーカのリード線は、赤と黒がありますが、どちらをどう取り付けても良いようです。006P電池スナップのリード線を、基板裏の指定の箇所にハンダ付けしました(赤はプラス、黒はマイナスへ)。
ケースに取り付け
 るまえに、部品の付け間違いがないか、よく確認します。部品は整然と並んでおり、確認しやすいと思います。説明書ではテスタで色々調べるようですが、よく分かりません。電池を取り付けて、スイッチを入れてボリュームを上げ、放送が受かることを確認します。当方は一発で鳴りました。ならない場合はもう一度部品の付け間違いがないか、確認しましょう。
 基板をケースにタッピングネジで止めます。
ケースを閉める
 ケース裏フタは、ツメではめ込むようになっております。乾電池のところにまたフタがあり、乾電池が交換しやすいようです。乾電池がカタカタ言って気になるので、プチプチを適当に切って当てて置きました。
堂々完成!!
 CHERRYの4石トランジスタラジオキットと比べてみました。奥行きが薄いので、持ちやすいと思います。
 特に調整しない状態で、594kHzの放送が目盛り700kHzのところで、1134kHzの放送は目盛りを1400のところで受かりました。当方はこれより上の周波数は受からない(聞かない)ので、これでよいことにしました。
ちょっと見難いですが、CHERRYのキットと内部を比べました。
バーアンテナがちょっと長いです。
スピーカの径は少し小さいようです(φ50mmぐらい)
これで機能性能にどう影響あるか分かりませんが。
余った部品
 リード線(2本)とネジ少々、ハンダ半分以上が余りました。
黒いプラスチックの棒は部品かと思ったのですが、トリマを調整するためのもののようです。

最後に
 機能性能はごく普通で、入門としては手ごろだと思います。パッケージや筐体のデザインは流石といえましょう。日本でもかつてのホーマーのような、美しくも正しいキットがまた出てくるでしょうか(別に日本製でなくてもいいのですが)。



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