ARABAKI ROCK FEST '10
今年は名古屋から風雅舞人氏が参戦となり、一緒に車で会場に向かった。
「エコキャンプみちのく」が会場だったのだが、いわゆるキャンプ場になるのだろうか。
仙台市中心部から車で45分ほどで着くのだが、絵に書いたようなど田舎風景が広がっている。
今年は桜がほぼ満開な中でのロックフェスとなった。東北から来た人以外には新鮮に映っただろう。
朝9時頃、会場近くのモグリの駐車場に車を止め、30分ほど歩いて会場に入った。
物販コーナーを一通り物色し、アラハバキステージのSCOOBIE DOへ。
大変ファンキーなノリが非常に心地よく、ロックフェスのトップバッターとして全くふさわしいパフォーマンスだった。
曲は一つも知らないですけど。
それでも底抜けに明るい音楽は、私のテンションをじわじわと上げてくれた。
そこからタワレコブースに行き、私はピロウズのコラボTシャツを、風雅氏はTHE BAWDIESの新譜を購入。
所持金、1,500円に。
あれあれぇ? まだ今日が始まったばかりですよ?
財布の中に札が一枚しかなかった時には流石に寒気がしたが、まあ何とかなるだろうと持前の適当さを発揮することにした。
ともあれ、風雅氏の朝食を見守り、ハナガサステージのko-rioniをチラリ。
2人編成とはとても思えない厚みのあるバンドサウンドが印象的だった。また見たいと思う。
そしてそこからバンエツステージのmonokuroへ。
流石山中さわおプロデュースであった。見事に私好みのグリグリギターサウンド。今度何か音源を買おうと思う。
しかしここで風雅氏と別れ、途中で私はNothing's Carved In Stoneへ。
ELLEGARDENのギタリストが活動しているバンドで、アルバムがけっこう好きな感じだったのだ。
そしてその期待通りのライブだった。パワフルで厚みのあるサウンドに、思わず拳を突き上げていた。
そこから話題のバンド9mm Parabellum Bulletのためミチノクステージ(メイン)へ。
昨年もアラバキで聞いたが、その時とまったく違って聞こえた。面白いバンドだと思った。
骨太なバンドサウンドにオリエンタルな雰囲気が漂うメロディライン。どこかトリッキーにも聞こえた。
そしてそのままミチノクステージにてASIAN KUNG-FU GENERATION。
知っている曲は2つしかなかったが、相変わらずいい声だなぁと思って聞いていた。
「ソラニン」すら初めて聞いた。マンガは読んでいたが、後でラジオで聞いてやっと一致した有様だ。
そこからPE'Z、TOKYO No.1 SOUL SETと流して、THE PREDATORSのためハタハタステージへ。
前の出演者のセッティングから押していたらしく、20分ほど遅れてのスタートとなった。
プレデターズを見るのは4年ぶりだっただろうか。本当に楽しそうな3人のパフォーマンスに、何だか嬉しくなってしまった。
ドラムがELLEGARDENの高橋に代わっており、彼のドラムを見るのも久々だった。
聞きたいと思っていた曲も全て聞けたし、MCも冴えていた。この日で一番楽しかった。
新曲を1つだけやったが、8月に新譜が出るとのことだ。今から楽しみで仕方がない。
そこからザ・クロマニヨンズ、BOOM BOOM SATELLITESと同じステージで見て、途中でGRAPEVINEへ。
まったくフェス向きでない選曲には苦笑いせざるを得なかったが、非常にアーティスティックな空間になっていた。
最後にやった「光について」が久し振りで本当に嬉しかった。いい曲だ。
そして最後にThe Birthdayで風雅氏と合流し、会場を後にした。
会場から駐車場までの間、風雅氏と、そこで初めて出会った彼の連れ(名古屋、三重から参戦)と、マニアックな音楽トーク。
こういう時間って私に必要だと思った。普段他人と音楽トークをしていないので余計に。
帰りの車ではTHE BAWDIESの新譜を聞いた。2日目が待ち遠しいくらいに思えた。
まずはミチノクステージでBEAT CRUSADERSへ。
知ってる曲は少なかったが、相変わらずのポップなサウンドとMCのバカバカしさを楽しんだ。
それからオムソバとビールを堪能しつつTHE BAWDIES。
あまりに日本人離れした声もサウンドスタイルもCDのままで、彼らの注目度の高さにも頷けるというものだ。
そのどこか爽やかな雰囲気は、春の晴天にまったく似つかわしく、心から晴れやかな気分にさせてくれた。
そしてそのままのステージでLOVE PSYCHEDELICO。ライブで聞くのは初めてだった。
美しい英語の発音が心地よく、ほろ酔い状態の私はますます楽しい気分になってしまった。
「Free World」というシングル曲が一番好きなのだが、期待通り聞くことができて嬉しかった。
そこから休憩しつつ、物販を再度チェックしつつ、吉井和哉を少しだけ。
その後はeastern youthへ。
正直知ってる曲は少ないのだが、あまりのかっこよさにテンションがあがってしまった。
相変わらず「漢」だった。思わず拳を突き上げ、興奮の声を上げてしまった。
そして個人的ハイライト、the pillows。
eastern youthと同じステージだったため、そのまま前の方をキープ。
今か今かと待っていると、突然外人が「ピロウズガダイスキデス!!」などと騒ぎだした。
ピロウズを見たくて日本に来て、興奮を抑え切れなかったようだ。それにつられてオーディエンスのテンションはどんどん上がっていった。
そしてアラバキ独特の出囃子の後、いつものサロンミュージックが流れてきた。
夕暮れと夕闇のちょうど真ん中くらい。いつもライブハウスで見ている彼らとは、やはり少し違って見えたような気がする。
フェスを楽しみすぎてテンションの高いさわおだったが、どこか貫禄さえ感じたのは気のせいだろうか。
しかしながらいつも通りの最高のライブを見せてくれた。曲もよくて、演奏もよくて、MCも面白くて、非の打ちどころがない。
真鍋さんサイドの前から2列目。まさに絶好のポジションにいた私は、2日間の疲労も忘れて飛び跳ねていた。
SET LIST
1.LITTLE BUSTERS
2.Lemmon Drops
3.YOUR ORDER
4.Ladybird Girl
5.Funny Bunny
6.スケアクロウ
7.New Animal
8.ハイブリッドレインボウ
アンコール
1.No substance
まさかの「LITTLE BUSTERS」で始まり、まさかの「No Substance」で締めたわけだが、まったくフェス向きの選曲であろう。
夕闇に沈みつつある野外会場での「スケアクロウ」、そして真っ赤な照明をバックにした「ハイブリッドレインボウ」のギターソロは圧巻だった。
アンコールの「No Substance」では、最初のドラムを聞いた時点でテンションが壊れるくらい興奮してしまった。
そしてまたギターソロが最高にかっこいいのだ。私がたいてい真鍋さんサイドにいるのは、その姿を間近で見たいというのが理由の一つだ。

最後に真鍋さんが投げたピックをゲット。
2002年のスマイルツアーでのライブ以来、実に8年ぶり2度目の獲得w
私は勝手に、真鍋さんが日本で最も優れたギタリストだと思っているので、これは宝物である。
これを最後に私は会場を後にした。ライブについて、ピロウズについて、他愛もない話をしながら。
今日のピロウズについて物足りないと言ったら、そりゃそうでしょとたしなめられた。
一つ一つのバンドについては物足りないのは事実だが、また新しいバンドと出会った喜びは大きい。
そして風雅氏を通じて、新たな音楽仲間ができたことを心から嬉しく思う。
今年でアラバキは10周年だった。そのうち私は9回参加している。かなりの優等生と言えよう。
様変りが激しい音楽シーンとは裏腹に、このロックフェスは変わらずに続いてほしいと思う。
来年のアラバキも参戦したいと思う。どんなバンドと出会えるのか、今から楽しみである。