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3.イタリアのコーヒー:カプチーノ

なんといっても、有名なのはカプチーノですよね。カプッチョとも呼ばれます。聖フランシスコのように茶色いフード着きの衣、荒縄の帯、真冬でも靴下なしでサンダルを履いた修道士を、今のイタリアでもよく見かけますが、その修道士”カプチーノ”の修道服に色が似ていることから由来しているようです。温かいミルク、泡立てたミルク、その上からエスプレッソを注いで出来上がり。カプチーノのおいしさは、このミルクの質、泡立ちのなめらかさはもちろん、エスプレッソの温度も決め手です。絶対おいしいカプチーノを出す、限られたバールでは、エスプレッソが熱すぎず、丁度いい塩梅に入れます。ミルクも新鮮なおいしいものを使っています。そうでないバールは、常温のミルクを置いてあって、勝手にいれて温度を下げてくれという感じ。しかも、そういうバールはミルクの質も泡立ちもいい加減だったりします。また、いわゆるイタリア版ケーキ屋さんのパステイッチェラでは、おいしいパスタ(菓子パンやドーナツなど)がある店は必ずおいしいカプチーノを出します。余裕があるときは、泡立ちミルクの上にエスプレッソでかわいい模様を作ってくれたりも。このパスタについてはまた別の機会に詳しく書くとして、朝食の話をします。イタリアでは、朝食というものは、要はカプチーノだけ、もしくは、カプチーノとビスコッティーノ(クッキー)かパスタをつまむ程度。。その為、特に三ツ星程度以下のホテルで、朝食が寂しいのがイタリア旅行の不満の一つかもしれません。私が以前勤めていた旅行会社でもお客さんに伝えていたのですが、イタリアでは、朝食はバールが一番です。とくに、上記のパスティッチェラ!当日朝に焼き上げたまだ温かいパスタをほおばって、おいしいカプチーノを飲めば、これ以上の朝食なんてありません。イタリアのホテルでコーヒーがすごくおいしいかった経験はあまりないので、ぜひ外で最高のカプチーノを味わってください。

イタリアでは、牛乳もなぜか濃厚でおいしいので、日本であの完璧なカプチーノの味を再現するのは無理かもしれません。泡立ては、エスプレッソマシーンがなければ、手でシャカシャカとあわ立てる網のようなものや、電動のミルク泡だて器を使います。ただ、あのなめらかな泡立ちは、ある程度濃い牛乳でないと、エスプレッソマシーンでも無理なのではないかと思います。

さて、前述した、私の住んでいた小さな村は、カステルフランコ ディ ソープラといって、フィレンツェ県とアレッツォ県の境目にあり、今はアレッツォ県ですが、電話の市外局番はフィレンツェと同じ。方言は両方の方言が入り混じっています。人口約3000人ということなのですが、中世の壁に囲まれた小さな円の中に村があって、その外にある家も全て含めての人口です。私は、歴史的中心地区の中で、その中世からの壁に面した一軒家を借りていました。通りはもちろん石畳。夜は全てオレンジ色の街灯でライトアップされます。村のど真ん中は広場、そこから4方に4つの中世に建てられた門に向かって大通りがあります。その門のうち現在残っているのは、二つ。正面の門は、ポルタ・カンパーナと呼ばれ、時計台と鐘楼(今も時報で鳴ります。)になっている門で、毎日家に戻るのにそこをくぐる瞬間、ああ帰ってきたなあとほっとしたものです。冬はその門のあたりから、ほんのりと、暖炉の木が燃える香りが漂います。霧が少しかかることもありますが、急な斜面の上にある村なので、アルノ川のせいで一面真っ白に霧が立ち込める下の村々とは異なり、住みやすい環境なのが、また村人の自慢の一つです。私はこの村で丸4年過ごして、今でも第二の家だと感じています。イタリアに行く機会がある度に必ずこの村へ里帰りしています。

この村に住み始める直前、車道の真ん中で立ち往生している子猫を見つけて、飼い始めました。まだ母猫のミルクが必要な手のひらにも満たない小さい子猫で、近づくまで猫かどうかわからないほどでした。抱き上げるとみゃあみゃあ鳴きながらおっぱいを捜して、私の腕の内側に顔をもぐりこめ、服の袖を吸い始めました。その偶然の出会いから、イタリアでの4年間ずっと一緒に暮らすことになったわけなのですが、もちろん手のひらサイズから成長して、今では夏痩せしますが冬は見事な体躯で、村の外の畑まで駆け回っています。ところで、私の住んでいた地域は内陸部にあるため、当然住民は肉食がメインで魚は金曜日くらいしか食べません。というわけで、猫にも肉ばかりあげることになりますが、私の愛猫ジージョの大好物は、生の牛肉です。隣のマリアとだんなさんのジジが甘やかしてよく上等の牛肉をあげていたので、さらに舌が肥えてしまって、缶詰はすぐ飽きてしまいます。すくすくと育つにつれて、猫が牛を食べるというのは食物連鎖に反するし、大丈夫なのかと心配でしたが、日本の猫より体格がいいということを除いては元気なオス猫です。私がイタリアから去ってからは、マリアとジジが飼っているカルロッタという黒猫の弟分として、養子のようにかわいがってもらっています。1年に1〜2回しか会わなくても、母猫代わりだった私のことをちゃんと覚えています。

記載日:2005年10月22日

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