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6.ギリシャのコーヒー:エリニコス・カフェス

ギリシャへ初めて旅することになったきっかけは、大変唐突にやってきました。夏休みの後半のある週末2日間を使って車でたった一人ラベンナへ出かけたのですが、旅先で計画をおもいっきり変更し、ギリシャへのガイドブックをラベンナのチェントロで購入。車でアンコーナまで下って、最初の船で憧れのギリシャへ船で向かったのが始まりです。リュックには2日分の持ち物しかありませんが、パスポートさえあれば、ギリシャへだって行ける!ということを思いついた瞬間に実際に行くことを決意していました。日曜だったので、アンコーナの店は閉まっていますが、なんとか開いている駐車場を発見し、車はイタリアへ置いていきました。

船旅は、日本での岡山から香川の高松に渡るフェリーくらいしか経験がなかったので、19時間ということで、初めての長い旅でした。クルーにイタリア語で話しかけると英語で返事がもどってきたので、初めて、船がギリシャ船籍で、ここからは、もう外国なんだと実感。

お金もアンコーナで少しドラクマに換えておいて正解で、船の中は、全てドラクマでの支払いでした。レセプションにもエクスチェンジがあったので、心配なく、暇つぶしに、雑誌やら購入してデッキへ。屋上にはプールもあって、カフェテリアもテーブルがたくさん並んでいます。クルーズ船のような雰囲気にわくわくしながら、出航時にアンコーナ港が見えるように、座って休憩。

携帯で、マリアに電話をして猫のジージョの世話をよく頼んでから、ガイドブックを読んでギリシャの研究を始めました。ここで気づいたのが、ギリシャ語のアルファベットも全く知らないという事実。行き先の地名も読めなかったら大変だぞと考えて、真剣にアルファベットを暗記することにしました。

旅行の期間は、はっきりとは決めていなかったのですが、父がイタリアに来る予定がきまっていたので、その日にちまでにイタリアへに戻るという条件で、大雑把に予定を立てました、絶対行きたい所は、アテネのパルテノン神殿、サントリーニ島、クレタ島イラクリオンの、クノッソス神殿の3箇所なので、そこを基本として、まあ船がメインの楽しそうなスケジュールができあがりました。

今回の旅行のもう一つの自分で決めたルールは、写真を撮らない事。写真を撮らないかわりに、旅行の全ての記憶を頭に焼き付けたいということと、また絶対にギリシャにまた行こうというのをひそかに心に決めました。

というわけで、今でもこの旅行のことは、鮮やかに思い出せるのですが、この旅行談は大変長くなるので、別の機会に詳しく書くことにします。ここでは、ヨーロッパ文化を代表するイタリアに住んでいた私が、ギリシャに行って最初に感じた印象と、コーヒーにまつわる話をしたいと思います。船からは船会社が出しているバスで直接アテネへ。バスから見るパトラス市、途中のコリントス市、そして、アテネ全てが、なんとも新鮮でした。

ギリシャ文化はヨーロッパ文化の発祥地であるはずなのに、車窓から見る景色は、アジアを連想させるのです。商店のたたずまいや、看板、車のショールーム、は日本にも似ているようで、きれいに整備されていない道路や、ごちゃごちゃと立ち並ぶ建物、古そうなバスや走っている古い中古車は、東南アジアも思い出させるようで、なんともいえない味わいです。海を挟むとはいえ、イタリアの隣にあって、こんなに景色が違うとは想像していませんでした。

食べ物も全て独特で、ピタなど、アラビア方面の食べ物だと思っていたのですが、ギリシャでは普通のファーストフードです。またギリシャ人の顔立ちは、イタリア人に似ている人から、少しアラブっぽい顔の人までいろいろですが、イタリア人と一番異なるのが、ほとんど皆英語をぺらぺら話せるという点です。旅行中たくさんのギリシャ人と出会いましたが、皆ギリシャに誇りを持っていて、人懐っこく、気さくな人柄でした。

ホテルは最初の目的地、パルテノン神殿のすぐ下、プラカ地区で見つけて一泊し、翌日早朝からピレウス港へ出かけて、サントリーニへ向かう船を捜しにでかけました。ホテルでの朝食、港でのカフェ、そして結局最初の目的地になった、シフノス島での一泊、これだけうろうろしてもまだわからなかったのが、ギリシャ独自のコーヒーの存在です。旅行中は絶えず英語で会話していたのですが、カプチーノやエスプレッソはイマイチの味とはいえ、ギリシャにもあって、そのまま通じるし、普通にコーヒーと注文すると、フィルターコーヒーが出てくるので、どちらかをオーダーしていました。

旅を始めて5泊目のサントリーニ島への旅が、船の到着が朝の4時で、寝不足と疲れの解消に、たっぷりと朝食を取ることにしました。宿泊先も運良くおしゃれなレンタルルームに決まり、ある小さなカフェの外のテーブルに腰掛けました。メニューを見ながらクレープやらワッフルとコーヒーのセットなどいろいろあって迷っていると、となりに座っていたカップルが話かけてきて、グリークコーヒーがおいしいから頼んだら?というのです。セットにはなかったのですが、オーダーすればそれにしてもらえるというので、すぐに好奇心でそれに決めました。旦那さんの方がギリシャ人のハーフということで、いろいろ詳しく、グリーク・コーヒーの作り方も説明してくれました。

でてきたコーヒーの味は、なんというか、何かの胚芽のお菓子を思い出すような、なつかしく香ばしい味で、下のほうには、とろっとしたコーヒーがたまっていて、それは残さないといけないとの事。これが私のグリーク・コーヒー、ギリシャ語で言う、エリニコス・カフェスの初体験となりました。

記載日:2006年3月9日

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