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ヤポニア:ギリシャ人の見る日本Part2

日本文化について特集されたギリシャの雑誌。お花見、飲料品の自動販売機、ごみが全く落ちていない駅の清潔さから、旅行ガイドまでいろいろ書かれています。

先日、国営チャンネルの、国内や海外をギリシャ人レポーターが旅する番組で、日本が舞台となりました。愛知万博も当時はこちらではニュースになっていなかったのですが、番組ではギリシャ館の様子や、トヨタ館、またゴミの仕分けがどれだけ徹底していたかなど、紹介されていました。レポーターは名古屋の夜の街へもでかけ、若い女の子達のストリートダンサーなどにインタビューしますが、英語があまり通じず残念そう。

私にとって新鮮だったのは、日本人の女の子の内股歩きを取り上げていたことです。特に意識したことがなかったのですが、確かにあれがヨーロッパ人には大変違和感を与えていると思います。番組では、日本では女らしい歩き方は内股と考えられていてそれで、ああいった歩き方をするという説明がなされましたが、私は着物の習慣から来ているか、もしくは体型が原因なのではないかと思います。ヨーロッパ人の女の子は胸もありますが、おしりが出ていて、歩くときのバランスが、子供の時から日本人とは違うように見えるからです。

今ではギリシャでも有名になってきたSUSHIですが、日本の食べ物は寿司だけではないと言って、焼き鳥(これはギリシャのスブラキに似ているのでギリシャ人には興味があると思います。)や、天ぷらそばなども紹介されました。名古屋からは新幹線で京都へ。近代的な京都駅を映した後、鴨川、祇園、北野天満宮から、名前を忘れてしまいましたが、山の中のお寺までいろいろ訪問して、もちろん日本の伝統もレポートしていました。京都市内では、やはりあるお寺を探して、下校中の制服姿の中学生たちに道をきくのですが、またもや英語の会話がなりたたず、レポーターが、言葉がどこにいっても通じなくて、ほんと困っちゃうけど、とにかく感じがよくて、人当たりがいいのが日本人です、というようなことを最後に言っていました。

今までも国営チャンネルで、フランス国営チャンネルのドキュメンタリーや、NHKの京都の地下水に関するドキュメンタリーも字幕で放映されましたが、今回は、ギリシャ人が今の日本を知るという意味で、とてもいい番組でした。日本が紹介された最近のギリシャの雑誌「PASSPORT」(出版社カシメリニ、写真参照)では、東京という街は過去と現在、現実と想像、カオスと調和のバランスを取っているということが書かれていたのですが、この番組でも伝統(過去)とハイテク、モダン(現代)が同時に生きている国であるということが、外国人としてのギリシャ人が見る日本であったようです。

記載日:2006年3月16日

ヤポニア:ギリシャ人の見る日本

イタリアに住んでいた私がギリシャに来て一番驚いたのは、ここでは日本製品が非常にたくさん出回っているということでした。日本製の車・バイクのショールームが目立つだけでなく、日本製のパーツを売っている店も多く、ヤポニア(ギリシャ語で日本)という文字のある看板をよく見かけます。ピアノもヤマハとカワイをよく見ますし、文房具、また写真のアルバムなども日本のものが売られています。ソニー、パナソニック、JVCのテレビはもちろんのこと、時計やデジタルカメラも日本の各メーカーがそろっていて、日立の冷蔵庫もあるくらいです。エアコンは特に日本のものが有名で、日立からダイキンまでいろいろあります。一つ日本のどのメーカーか未だに知らないものが、トヨトミという名前で売られているエアコンで、CMも日本人を使っています。一般的に、日本のものは質がよく、長持ちすると知られていて、高くても日本のものを好むギリシャ人がたくさんいます。

また日本の中古船が内装から何から全部変わって、たくさんギリシャで活躍しています。私の住んでいるパトラス港から出ているイタリア行きの船だけでも、何隻もの船が元日本のクルーズ船やフェリーだった船です。ギリシャの会社が日本から船を買うときは、船員全員が飛行機で日本の受け渡し先の港へ飛び、そこから航海してやってくるそうです。

海運国ギリシャの主要港の一つ、パトラス港と、停泊中のイタリアとギリシャを結ぶフェリー。

他に日本ということで有名なのは、柔道や空手などの武道。または「侍」「腹きり」「神風」「芸者」などという単語です。偶然ギリシャ語で、ビーチサンダルのような履物をサヨナラと言うので、日本語にも同じ単語があるというのを知っている観光地のギリシャ人は、こんにちはの代わりにサヨナラとにこにこして声をかけてきたりして、ちょっとびっくりすることも。武道の教室は多くて、子供がよく通っています。習ったことのある人たちは、数字や武道で使う単語などは日本語で覚えています。

日本がハイテクの国、経済的に発展している国というイメージは、基本的に持っているのがギリシャ人ですが、半数以上の人たちは、やはり日本と中国の区別がつきません。そういう人に出会うたびに、まず、言語が全く違うこと、政治的にも全く違うこと、そのほか地理など説明を気長にするしかありません。国が隣で、顔が同じだからほとんど一緒じゃないか、と思っているギリシャ人も多いので、そういう人には、じゃあギリシャとトルコやアルバニアは同じなのかと言い返して、考え直してもらいます。

ギリシャはなんといっても海の国なので、元船員とか現船員という人たちによく出会います。その大半が日本に行ったことがあるといって、懐かしそうに話します。行ったことのある人たちはみな、日本に対してよいイメージをもっていて嬉しい限りです。

記載日:2005年10月22日

写真追加掲載:3月8日

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