前述したマッキャートの逆で、この場合はラッテ(イタリア語でミルク)の白に、少しだけ注がれるエスプレッソの茶が色づくことから、名称がついています。ミルクたっぷりの温かいコーヒー牛乳といった感じですが、この場合はコーヒーカップではなく、グラスに注がれます。
イタリアには、大きな街がたくさんあるのですが、その外側は緑一杯でトスカーナ地方の素朴で落ち着いた景色、オリーブ畑、ブドウ畑、季節によってはひまわりが鮮やかな、低い丘が連なっています。そこへ点々と小さな村がちらばっていて、それだけ土地があるにもかかわらず、大半の人々が庭付き一軒家ではなく、家の壁が隣も背中も他の家とくっついている、3階建てくらいの建物に固まって住んでいるのが、私にとっては不思議の一つです。バルコニーや窓越しに声を掛け合うことはもちろん、隣の家のけんかや、耳の遠いお年寄りがボリューム一杯にしているTVも聞こえてきます。わずか5キロ離れた村同士でもよそ者意識があるくらい、村ごとに性格の特徴や、わずかな方言の違いがあったりします。そのさらに昔、1〜2世代前くらいまでは、村の中に住んでいるお金持ちや由緒ある家柄のの人たち(シニョーリ)と、その外で農業をいとなんでいた農民(コンタディーニ)は結婚もなかなか許されなかったりしたそうですが、今は昔の農家の人たちも村に住んでいて、そういった話は昔話となっています。