シガーバーの存在

シガーバーの存在が知られるようになったのは、まだそれほど日がたっていません。1995年、アメリカ・ニューヨークで発祥したシガーバーは、日本ではそれから一年ほど遅れて生まれたのです。しかし、その存在は、本当の愛煙家、シガーマニアと呼ばれる人たちにしか知られていませんでした。現在でも、たばこを吸わない人たちは、シガーバーという言葉を知らないのではないでしょうか。また、たばこを吸う人でも、葉巻を吸う人は日本には少ないと聞きます。シガーバーは、どちらかというと、この葉巻を愛好する人たちが集うところなのです。

シガーバーは、1996年頃から、日本の都心部を中心に、徐々に増えつつあります。現在では、北海道から沖縄まで、そのバーの数は本当に多くなりました。特に、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸というような大都市と呼ばれるところには、チェーン店も参加をするようになり、会員制度を取っているところも多くなってきています。このことからもわかるように、シガーバーは、ただ単にたばこや葉巻を吸えるところ、というバーではなく、大人の社交場として、その存在感を発揮するようになりました。

シガーバーは、何故、このところ急成長をとげているのでしょうか。現在は、日本でもたばこを吸えるところがとても少なくなりました。飛行機や列車も禁煙席ばかりですし、飲食店でもたばこを吸える喫煙席は部屋の隅に追いやられています。愛煙家は、日常生活の中で、徐々に居場所を失っているのです。そこで、このシガーバーの存在が一気に浮上し、おしゃれな大人の社交場として、話題を呼んだのでしょう。

シガーバーは、愛煙家だけが集っているものだと思いがちですが、たばこを愛する人たちが、たばこを吸わない人たちを同伴してくることも多いのです。シガーバーは、それだけ空調設備に気を使い、たばこを吸わない人たちが不快感を持たないような、綺麗な空気の空間を作り出しています。また、誰にでも楽しんでいただけるように、アルコールや食事もホテル並みの豪華なメニューを取り揃えています。

シガーバーの存在を知らなかった人たちが、マスコミなどの情報からシガーバーへ出かけてみると、その質の高さに驚くそうです。それだからこそ、シガーバーの会員になって、そのスティタスを楽しむ人たちも多いのでしょう。素敵な空間を、大切な人と共有できるのがシガーバーなのです。