草月のいけばなは、いつでも、どこでも、
だれにでも、そしてどんな材料を使っても、いけられるということを特色にしています。
また、どんなときでも時代の感覚を反映した、新鮮で美しいものでなければならない、ということを大切にしています。
また、草月のいけばなは、花は自然のものであるが、いけばなは人間のものであるという理念をその根本に置いています。
たとえ、どんなに美しい花があっても、それは自然が生み出したものです。
私たちはそれを使って、自然の美とは違う人間の創造力による美を作っているのです。
草月のいけばなは、常に生きています。 固定化したり、定式化してしまったものは何もありません。
いつも、現代を生きる感覚が生き生きと脈打っている創造の空間。
植物を使ってそんな世界を追求している集団が草月なのです。
[テキストブック1「入門」 より]