精神医学・医療を志す方々へ
秋田大学精神科入局説明
中期研修・医療・研究
連絡先:神林
takashik@psy.med.akita-u.ac.jp
- 講座の特徴
- 【若さ】【対等】【自由】が清水徹男教授の、したがって精神科学講座のモットーで
あります。これは先代の菱川泰夫教授の頃から続いており、そして今後も不変です。
50代前半の教授、40代前半の助教授、そしてさらに若い教官たちでスタッフが構成されており、医局内は「節度あるタメ口」が公用語となっています。個人の自由度が高く、また人間関係のトラブルが全くないのが自慢です。医局出身で研修中の若手も頻繁に出入りして、研究、レジャーと賑やかにやっています。皆さんもこの自由闊達な雰囲気の中で脳と精神をサイエンスしてみませんか!!
- 初期研修
将来、精神科を少しでも考えている学生さんには、研修病院の中でも精神科病床があるところをお勧めしています。1ヶ月だけ研修病院とは別の精神科専門病院へ研修に行くのは病院に慣れるのに時間が取られたりでやや不利なのではと考えるからです。
県内では秋田大学病院、由利組合総合病院、山本組合総合病院、秋田市立総合病院等があります。
- 中期研修
2004年からは卒後研修の必修化にともない入局は3年目からとなっています。ローテート研修で最低1ヶ月は精神科を回っていると思いますし、精神科に興味があった方はもう少し長めに研修していると思いますが、当科では3年目から下記のように4つの中期研修パターンを用意しています。
- 医員
指導医とともに病棟と外来業務をこなしながら、精神科医療全般を学びます。在籍6年間で学位取得の資格を得ます。H.18年は希望者の全員を医員で雇用出来ることになりました。
- 大学院生
指導医とともに病棟と外来業務をこなしながら、精神科医療全般を学びます。3-4年
目は、研究中心となります。原則4年で学位取得。授業料の支払いもありますが、週
2回程度の関連病院勤務で収入は十分に確保出来ます。
- 社会人大学院生
秋田市近郊のわりと時間的余裕のある関連病院の医師として勤務しながら大学で週
2日の医療・研究を行います。原則4年で学位取得。授業料の支払いもありますが、大
学医員との兼務も可能です。
- 臨床研修登録医
精神科も考えたいがまだ決心がつきかねている方には、給与は出ないですが、自由な
立場で精神科の臨床を経験して頂くことも可能です。もちろん指導はきちんとしま
す。大学で診療を行うための登録料が4.5万円/年かかります。期間は1ヶ月以上フリ
ーです。有利なバイト先の紹介もします。
- 専門医制度について
精神保健指定医の制度があり、学会等の専門医等とは異なり、国家資格として保証されています。独立して入院医療の可否を決定する上での必須の資格であり、診療報酬上も優遇されています。中期研修期間の大きな目標であることは間違いありません。
当科では必要症例のスムーズな獲得のために最大限のサポート体制が出来ています。
ローテートの2年に加えて、精神科での3年の計5年の臨床経験で取得資格が得られます。試験では無く、研修会への参加と臨床症例8例をレポートにまとめて提出し、審査にパスすれば精神保健指定医となります。
- 医学博士号について
当科では研究グループへの参加は強制的なものではありません。希望するタイミングから参加可能です。幾つかの研究テーマがあり、各教官がそれぞれのテーマに沿って学位指導を行っています。どの研究テーマを選択するかは全くの自由で、ゆっくりと選択できます。研究テーマとしては、睡眠研究グループ、分子生理・時間生物学研究グループ、精神薬理グループ、画像疫学グループ、事象関連電位グループなどがあり、活発な研究が行われています。
- 後期研修・留学
3-4年間の中期研修の終了後の進路については、相談の上、柔軟に対応しています。
私達の医局の大きな特徴として、研修後半期からの赴任先とその期間については、若手医師の皆さんの希望を最大限に優先しています。これまでの例では、医局で研究や後輩の指導を行いたい、総合病院の精神科で急性期医療を中心にバリバリ働きたい、精神科の専門病院で勤務したい(精神科の専門病院では1200万/年以上が平均です)、開業を目指したいなど自ずと希望が固まるようで、皆さんそれぞれHappyに仕事をしてます。また研究や臨床をより進めるための留学も積極的に後押ししています。最近ではスタンフォード大学やバージニア大学、エモリー大学に留学の実績があります。
- 小児・思春期精神医学
小児・思春期精神医学に興味のある方もいると思います。現在秋田県内の専門施設は「長信田の森・心療クリニック」のみですが、いずれは秋田県立リハビリテーション・精神医療センターに専門病棟を開設する計画があります。また後期研修で千葉県の小児・思春期の専門病院に勤務中の先輩もいます。まずは精神科医療の全般を3年学んで頂いて、指定医を取得後により専門性の高い施設での研修が望ましいと考えています。一人の患者さんを小児・思春期から成年期まで継続して診療してゆけるのは精神科の良い点と考えています。
- 行事
毎週火曜日の午後に入退院患者さんの検討会と総回診があります。回診後には隔週で、問題症例についての検討会が行われます。また夕方から医局会があり、連絡事項や討議事項について話し合います。医局会後は、隔週でいろいろなトピックスについて持ち回りの抄読会を行っています。年間行事としては、秋田県内の精神科医の懇談会、精神科学講座の同窓会、観桜会、各種ゴルフコンペ、スキーツアー、病棟スタッフとの懇親旅行などなどを催しています。その他の夕方以降の小宴会については把握しきれません。
- 女性医師への手厚い配慮が自慢です
女性医師に特有の悩みとして、妊娠・出産と仕事の両立があります。当講座では、この10年間に妊娠・出産を経験した女性医師に対して、勤務地、勤務条件、産休、育休に関する希望をヒアリングし、適宜対応してきた「十分な」実績があります。ぜひ、お問い合わせ下さい。現在も、関連病院で育休をもらっている現在進行形の女性師がおります。勿論、その後の研修や復職に関しても希望を最大限に取り入れます。また0歳児からの託児所のある秋田市内の関連病院もあります。
- 最後に
21世紀は脳の時代と言われています。最後に残った未知の臓器です。精神科疾患はまだまだ原因が不明の物が多いですが、これから一気に明らかになって行くと考えています。例えば、ナルコレプシーは1999年から2000年にかけてその原因が明らかになりました。我々と一緒に脳と心の科学の進歩を経験して行きませんか?
当科では過去数年間比較的入局者に恵まれて、もう既に精神科医は飽和状態なのでは無いかと危惧される方もおられるかも知れません。しかしながら秋田県の精神科病床は約4000床以上もあり、多くの関連病院から求人依頼が殺到しているのが現状です。
様々な希望に応じた就職先の選択には事欠きません。
入局ではなく入学を希望されている方へ → 秋田大学 入学案内
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last modified : 2005.7.6