運営委員長あいさつ

 コロニア・ピニャール耕地(移住地)はサンパウロ市から南西に約170キロの地点サン・ミゲール・アルカンジョ市に属し、一名福井村と呼ばれコロニアピニャール・文化体育協会として登録しています。
 当移住地はJICA(国際協力機構)のプロジェクトに合わせて福井県の事業の一環として1962年に発足し、第1陣3家族が入植し、以後70年代には50戸余りとなり現在に至っております。
 農事指導は旧南伯農業協同組合に協力していただき、果樹村として主にぶどう、びわ、柿を生産しています。 1980年代にはヨーロッパ向けに当村より相当量のぶどうが輸出された一時期がありました。
 一方、子弟の教育には1964年にブラジル校及び、日本語学校が複式(寺子屋式)で開校しました。1979年にはJICAの助成によりブラジル校は公立学校として落成。また、日本語学校は、同じくJICAの助成により1997年に聖南西地区の日本語モデル校として設備が整えられました。
 しかし、近年少子化により生徒数は以前の約半分の30名程度となり、また、移住地の主産業である農業の不振とあいまって運営、維持に立ち向かうのが大きな課題となっております。
 今までに、JICA派遣のシニア・ボランティア3名、青年ボランティア4名及び、その他の日本の機関から3名の教師を派遣していただき、当村の子弟が恵まれた教育に接してきましたことを感謝しております。
 この度のホームページの立ち上げを機会に、日本語教育がますます充実していくことを祈念し、皆様のご支援をお願いするところでございます。

   2005年度 コロニア・ピニャール日本語モデル校 運営委員長 広瀬義夫


学校長あいさつ

 緑に囲まれた平地に私たちの日本語学校があります。
 1年を通してサンパウロの町より2度から3度は温度が低く、涼しいところです。
 恵まれた気候のため一年中美味しい果物があります。ぶどう、柿、梨、びわ、ポンカン、パッション・フルーツ、アテモヤ、シリモヤ、リシアなどが次から次へと生産されています。
 私たちの学校は村の中心地にあり、道路を隔てた反対側にはブラジル学校があります。
 午前中日本語学校で勉強した子どもたちは、お母さんに作っていただいたお弁当を食べてからブラジル学校へ行きます。そこで5時半まで勉強し、通学バスで家へ帰ります。
 午前中をブラジル学校で過ごした子どもたちは、お弁当を持って日本語学校へ来て、昼食を午前中の子どもたちと一緒に食べます。その後、学校のすべり台やブランコ、ジャングルジムで遊んで、午後から日本語の勉強をします。
 授業は毎日1時間半。月曜日から木曜日はコンピュータの時間も含めて日本語学習。金曜日は特別活動の日で、工作、絵画、毛筆、音楽、体育をやっています。
 今年度から和太鼓を日本語学校の特別活動から外し、太鼓部として活動します。ですから練習日も土曜日です。
 授業はできる限り単式で行なっていますが、やむをえない時は複式で行ないます。
 他の学校との交流を図る意味で、聖南西作文大会、お話大会、学習発表会、林間学校には毎年参加しています。
 日本語の学習は楽しいものだと子どもたちが心から思い、毎日よろこんで来てくれる学校。みんなが仲よく一緒に遊び、学べる学校。学習や行事を通して色々な体験をし、大きくなって思い出すたびに勇気がわいてくるような優しく、厳しい学校でありたいと思います。

     コロニア・ピニャール日本語モデル校 校長 原たずこ