Column

●サクラサク…(2001.4.4)

 桜がすっかり満開だ。桜を撮りに写真撮影に行こうと思ってるのに、なかなか時間がない。次の休日までに、桜が満開でいてくれるとうれしいんだけど・・・
 もう完全に花見のシーズンで、地元の大阪城公園とか服部緑地はすごい人だ。場所取りの仁義なき戦いも続いている。経済ジャーナリストの財部誠一氏が、かつて野村證券に入社したとき、最初にした仕事というのが、この桜の花見の場所取りだったのだそうだ。そのくらい、会社の名誉にかけて!みたいな感じでいろんな会社とかグループが場所取りに来るから、毎年人が群がるのも無理ないかなという気がする。

 俺は今年は花見に行かないつもりだ。去年散々な目にあって、コリゴリしたからだ。 
 去年は会社の団体ではなく、プライベートで行ってきた。元々団体行動が好きではない俺にとっては、少人数で楽しむ飲み会のほうが性に合っている。一応チーズと白ワインを自前で用意して、万博公園でゆったり飲もうと思って出かけていった。
 ところが、ついてみると桜はツボミくらいしかない。とてもゆったり鑑賞という感じではないのだが、せっかく貴重な時間を作って出てきた手前、簡単には引き返せない。そこで少し寂しい感じでワインを飲んでいた。

 しかし、さらにやっかいなことになってきた。暗くなるにしたがって、異様に寒くなってきたのである。歩いて花見の場所まで行くときは汗だくだったのに、である。あまりに寒さに、ガタガタ震えてきた。体感的にはマイナス10度くらいに感じられた。手を合わせて一生懸命こすり合わせても寒さはしのげない。これは死ぬんとちゃうやろうか、と思った。
 そのうちに、万博の花見恒例の打ち上げ花火が始まった。ピューッと次々に決してすごいとはいえない花火が打ちあがる。ボンボリも灯って多少雰囲気は出ていたが、寒いのには変わりなく、もう手が動かずモノも持てず、花火も亡霊にしか見えなかった。ホント、「早く帰りて〜!」と叫びたかった。やがて20分くらいで花火のショーは終わり、静かになったので俺たちは「撤退」した。もう散々だ〜っ(ToT)

 去年の経験が、昨日のことのようによみがえる。たまたまの失敗だったのかもしれないけど、もうコリゴリだと思って、今年は丁重に花見は辞退している次第なのである。今日のように天気がよくて、満開の花を見ながら雑談することの楽しさを、俺はいまだ味わったことがないのだ。悲しーーっ。