Column

●トイレで遭遇するもの(2001.4.12)

 今回は少し下ネタである。トイレの話だ。よく公共のトイレを利用するが、駅のトイレはなぜあんなに汚いのかと思うことがしょっちゅうある。あまりに汚いので、駅では大のほうをすることはめったにないのだが、それでも数回だけ、どうにもたまらなくなって利用したことがある。すさまじかったのはJR山手線の大崎駅のトイレだ。食事中の人もいるだろうと思うので、詳しい記述はしないが、もうえげつないを通り越していた。2度と駅のトイレに行くものかと思ったほどである。

 逆に、トイレでは奇妙な光景に遭遇することもある。大阪・梅田の茶屋町アプローズの地下のトイレでの話だが、俺が小さい用を足していると、入口から若い女の子がトイレに入ってきて、そのまま横の扉の向こうへと消えていった。それからあと1人2人と入ってきた。俺はちょっと驚いて、それから手を洗ってトイレから出てきた。
 なんで女の子が男子トイレに入ってくるんやろうと思っていたが、謎解きは簡単だった。隣の女子トイレに長蛇の列が出来ていたのである。おりしも、同じ階にある劇場では、ジャニーズ系のイベントがあるようで、女の子たちは駆け足で劇場に走っていっていた。まさに憧れのスターのためなら恥をもいとわず、というところであろう。俺はちょうど友達と待ち合わせのところだったので、トイレの入口の少し前で待っていると、俺の出てきた男子トイレの入口から、女の子がハンカチで顔を隠しながらコソコソッと出てきた。そして、駆け足で劇場のほうへと走り去っていった。

 でも、こういうのならまだましなほうである。トイレではおっちゃんの愚行のほうがはるかに奇妙だ。トイレの洗面所のところで、ズボンを下ろしてシャツの裾を入れ替えたりしているし、他にも大きい用の扉の向こうから、
 「ああぁ〜、これはでかいわ。10年ぶりのでかいウンコやぁ〜」
と声をあげているのを聞いたこともある。トイレは入ってしまうと安心する場所なのか、とんでもない事をしていることも珍しくない。これらは気持ちがわからないではない。息苦しい外の世界で唯一、一息つける聖域がトイレだからだ。

 しかし最近は、小便をしていると、センサーが作動してロボットが話しかけてくる仕替えがあるトイレもあるそうだ。必ずしも、トイレも聖域ではなくなりつつあるようだ。
 ちなみに、今いる会社の上司と以前トイレで何度か遭遇したのだが、その上司は、小さい用を足すのに、ファスナーではなく、ベルトごと外していた。つまり、ズボンをずらさないと出るもの出ない人だったのだ。これは、ある女の子が慌ててハミ出しパンツのままトイレから出てきたのを見たことよりショックだった。(-_-;)