●「人に教えたくない店」(2002.1.29)
『プレジデント』というビジネス雑誌の中のコーナーに、「人に教えたくない店」というのがある。著名人が毎回出てきて、本人が絶賛している料理のうまいお店を紹介するのだが、「人に教えたくない店」といいながら、ニコニコして人にしっかり教えているところを見ると、実は教えたくてしょうがないのであろう。タイトルと意味が、ちょこっとずれている気がするのだが…(^_^;)
『プレジデント』に出てくる店は、どれもそれなりの名店が多いのでそうでもないのだが、通常、グルメ雑誌やグルメ関連のサイトで紹介されるお店というのは、なんと当たり外れが激しいのだろう。確かに、味好みは人それぞれであるし、その紹介されるお店の味が絶対というわけでもないのはよくわかるのだ。けれど、けれど、「ここはいい店なんです!」と、さも優良店であるかのように紹介されていながら、行ってみたら実は妙に油濃かったり、店員の態度がめちゃ悪かったり、ゴキブリがお店の壁の端から端まで飛んでいったり(ほんまにあったんやで、お奨め居酒屋で!)、そういうのに遭遇することが珍しくないのだ。えてして、繁華街にあるお店ほどハズレの確率は高い。
大抵、俺たちが人気のお店がどこかを判断する場合、雑誌に載ってる「評判のお店」とかそういったもので判断することも多いだろう。でも、そうやって雑誌とかマスコミで取り上げられるたびに、実態を知らぬままお店に「誘導」されてしまうのは、実に悔しいと思う。
ハズレが少ないものとしては、繁華街ではなく、「何でこんなとこにある店が繁盛してるんやろう」と思ってしまうお店をあげることができる。地理的・環境的ハンデを背負っていながら、お店をはやらせているところは、やはりハンデを乗り越えてもはやってしまうだけの魅力を備えていることが多いのだ。ウチの近所に、とんこつのダシのおいしい、分厚いチャーシューをたらふく食わせてくれるラーメン屋があるのだが、その店は駅から歩いて早足でも10分以上かかるところにあり、周りにお店もほとんどない殺風景なところで、駐車場すらないのだ。無論チェーン店でもない。それでいながら、食事時になると常に20人くらいの行列ができてしまう。不便だけど、遠いけど、それでもこの店のラーメンを食べたい!と、たくさんのお客を集めてしまう、恐るべきお店だ。
あと、ネットで個人が経営しているグルメサイトにある口コミ情報も、かなり信憑性が高い。できるだけ、店の料理や雰囲気の解説が詳しいところがいい。ただし、同じグルメサイトでも、クーポン券をGETできるHPはお店とグルだから当たり外れは高くなるし、いいお店を投票で決めているようなところも、味好みがそのまんまでるからアテにならない。どの料理がどういう風においしかったかまずかったか、わかりやすく書いていればベストだ。
もっとも、穴場なお店は必ずしも穴場じゃないことも多い。何を勘違いしているのか、店の入り口手前まで地下を潜る階段があるお店を単に「穴場」なお店と言っていることがあったりする。悪いやつらだよ。(-_-;)