●フォード・フォーカス(2002.12.16)
この間美容院に行って、雑誌を眺めていると、ある1台の車の写真にくぎ付けになった。それが、フォード・フォーカスである(写真)。
フォードというと、なんかイマイチパッとした車作ってないなぁという印象があったんで、鼻から気にしていなかったメーカーなのだが、このフォーカスに限って言うと、デザインのよさもさることながら、そのエクステリアの素晴らしさにも惹かれるものがあった。どうもフォードはホンマにマツダの親会社なのか?というほどインパクトがなかっただけに、フォーカスは際だつ。
それもそのはず。フォーカスはそもそもアメ車ではなく、ドイツ・フォードが開発した車なので、限りなくドイツ車といってもいい車なのだ。今世界で一番売れている車で、1999年の欧州カー・オブ・ザ・イヤー、さらには2000年の北米カー・オブ・ザ・イヤーと、史上初の2大陸ダブル受賞という快挙を成し遂げている名車なのだ。とりわけ英国で人気が高い。欧州の交通事情にマッチした車でもあるのだ。設計者がアメリカ人だったらこんなに人気は出ていなかっただろう。
一体何が人気なのか。フォーカスの室内はかなり快適で、広々としているとのこと。設計者の人がかなりガタイのでかい人だったため、シートは144センチから193センチの人までカバーできてしまう。内装や質感は同クラスの車以上。乗り心地は他のドイツ車に似ていると言われるが、足回りはしっかりしていて、ラリーカーとして名を馳せたフォーカスらしいしなやかな感覚が伝わる。
なかなか優れものでありながら、日本ではイマイチ人気がない。やはり日本の場合はまだまだ外車と言えばベンツかBMW、VWのイメージが強すぎ、フォードの宣伝・販売力が弱いせいもあるが、なにより同クラスのVWゴルフやルノーのルーテシアなどに比べ格段に知名度がないのが痛い。わかる人にはわかる車なのだが、フォーカスがなかなか人気が出ないのにもわけがあるのだ。もしフォーカスが例えばVWとかローバーならまだ売れているのかも知れんが…フォード・ブランドの悲しいところである。フォードのディーラーは何をしてるんだろう?
俺はコンパクトカー好きなので、こういう足回りがしっかりしていてかつスタイリッシュな車は好きだ。けれど、車を維持する金がなくてレンタカーでガマンしている現状だと、今は指をくわえて見ているしかないのかもしれないなぁ。買う頃に「幻の名車」になっていないことを祈るばかりだ。