●大学ラグビーの激突 〜関東学院大vs早大〜
(2003.1.3)
俺は前にも書いたことがあるけど、ラグビー好きの人間だ。これまでにも、地元関西での試合を中心に、何度となく試合を観に行っていた。同大vs立命館、神戸製鋼vsワールドなど、高校、大学、社会人、どのラグビーもOKだ。
基本的にラグビーというのは、陣地を取り合うスポーツと考えてもらえればよい。ボールの位置を境界線に、陣地の境目が分かれていると思えばいいのだ。そのボールを敵陣の一番後ろのゴールラインより向こうに持ち込めば、「トライ」となり得点が5点与えられる。「トライ」を奪うと、ゴールキックを蹴る権利が与えられ、ボールを持ち込んだ位置から少し自陣の方向に戻った独鈷ろから蹴り、成功すると2点追加される。また、相手が反則するとペナルティーキックが与えられることがあり、反則した位置から蹴り、成功すれば3点与えられる。これがラグビーの得点方法だ。
細かいルールを挙げると、前にボールを投げたり落としたりしてはいけない、ボールは横か後ろに投げなければいけない、前のほうにボールを持っていきたければ、ボールを持ったまま走るか蹴りだす必要がある、プレー開始の方法としてスクラムがある、ボールを持った選手より前に出てはいけない、などいろいろある。
ところが、最近ラグビーの人気が急速に衰えているという。試合自体は、比較的好カードが多いのだが…。特に90年代に入ってからの人気の凋落が著しいらしい。
俺的に分析すると、サッカーの影響があるのではないかと思う。ラグビー人気が最高潮だった80年代は、サッカーは国民的に注目を集めるというほどには至っておらず、スタジアムに行くならラグビーを見よう、という感じだった。それに、80年代といえば、同大の史上初の大学選手権3連覇、新日鉄釜石の前人未到の7連覇、神戸製鋼の台頭、慶大・早大の日本選手権制覇と、ラグビー黄金時代だったといってもよい。
しかし、90年代に入ると、Jリーグが発足し、史上空前のサッカーブームが沸き起こった。日本代表がW杯を目指し熾烈な戦いを繰り広げる。ドーハの悲劇にもめげず、日本代表はついにW杯への切符を手にし、さらには韓国と共にW杯の共同開催国になるまでになった。
その間にラグビーはというと、ラグビーW杯に出ても惨敗の連続。大学チームは社会人に勝てなくなり、それと並行するサッカー人気のために、本来ラグビーに流れるべきプレイヤーや観客が、大量にサッカーや野球などに流れる始末。ラグビーファンも、主に黄金の80年代以前から応援しているファンが多いため、ファン自体の年齢層が上がっていく傾向が出ている。ラグビーの凋落は、必然といえるのかもしれない。
しかし、ラグビーは変わろうとしている。来期から今の社会人の強豪チームを12チーム束ねてトップリーグが開幕することになり、大学ラグビー自体も早稲田が復活の兆しを見せている。
その早稲田は、昨日大学選手権準決勝で法大と対戦し、圧倒的な強さを見せ付けて決勝進出が決定。一方、関東学院大も、勢いに乗る帝京大をFW戦でねじ伏せ、昨季の王者の貫禄を見せやはり決勝にコマを進めてきた。予想通り、対抗戦とリーグ戦の覇者同士の対戦、しかも去年と同じ決勝の顔ぶれとなった。
11日の決勝の予想だが…これは難しいが、関東学院大が24-17で早大を破り、3年連続の大学選手権制覇!となるのではないだろうかと予想する。FW戦だと、さすがの早大も歯が立たないような気がするし、試合巧者の関東学院大が昨日の法大のように、そうミスをするとも思えない。しかし、早大も主将の山下大吾を中心にまるでスキがない。今季の早大は、後半に一気に突き放すという試合振りが目立つ。相手が疲れたところを一気に攻める。大変不気味な存在だ。王者は関東学院大のはずなのに、貫禄では早大が勝っているように思う。
11日の大一番。俺の予想通りになるかどうか…注目の一戦だ。
※追記(2003.1.11)
結局試合は、前半に大量リードを奪った早大が27-22で関東学院大を破り、14年ぶりの大学選手権優勝を飾った。どちらも戦力的には互角なだけに予想が難しく、早大が勝ってしまったけど(早大ファンのみなさん、ごめんなさい。m(__)m でも早大が嫌いというわけではないのだよ)、5点差という予想は当たったかな。早大やっぱ強いわ。