●食べ物の恨み(2003.11.23)
今日は、神戸のとある居酒屋で夕食をとってきたのだが、ここの料理が死ぬほどまずかった。その居酒屋はビールをメインにしているのだが、ソーセージとかから揚げ、焼きそばを食べたけど、どれもひどい味。ソーセージは市販のものより歯ごたえがないし、妙に柔らかすぎる。から揚げは衣が多くて中がカスカスだし、焼きそばは異様に味付けが薄く、変に塩味が利いている。一緒に行った連れも、これはまずいと言っていたので、俺だけが味覚が変だったということはないと思う。
俺はそれほど怒らない気質なんだけど、このときのまずさには珍しくブチ切れそうになってしまった。帰り際の受付の店員も、いかにも金よこせよっぽくて冷たくて態度が悪いし、むちゃくちゃに気分が悪くなって店を出てしまった。(-_-#)
神戸では今までいろんな店を周っていて、これはまずい!という店には当たったことがなかった。もちろん、今までどの店もうまかったという意味ではないのだが、最も悪くても、ちょっと歯ごたえないかなぁと思った店が2〜3軒経験したことがあるだけだ。はっきりまずいと思う店は、神戸では今回が初めてだったので、非常にショックだった。(T_T)
人はそれぞれ、いろんなものに恨みを持つと思うが、一番ありえるのは、食べ物の恨みなんではないだろうか。こんなまずいもの食わせやがって!と、まずい料理の店は実によく覚えていて、そのひどい味も鮮明に記憶しているものだ。
俺の場合は、まずいと思う店に当たる頻度は、数百件周って1件あるかないかである。もともと、そんなに好き嫌いはないし、味にも特別なこだわりがあるわけではないので、別な人が「あの店には行くなよ、吐くからな!」と言われた店に行き、同じメニューを食って、これはうまいんじゃないの?と思うこともしょっちゅうである。少し薄いな〜とか、ちょっと気になる思ったら、店のテーブルにある調味料を使って自分で味付けを変えたりもする。
そんな俺ですらまずいともらす店は、普通の人の感覚ならば、XYZ級の味覚と考えて間違いないだろう。
今までに一番まずいと思ったのは、東京の八王子市内にあった、一軒のラーメン屋だ。当時俺は学生だったが、生憎日曜日で学食が食えないので、昼間にその店にフラリと立ち寄った。
何の変哲もないその店で食ったのは、一杯の醤油ラーメン。注文して15分くらいもしてから出てきたそのラーメンの匂いを嗅いだ瞬間から、嫌な予感がした。異様に鼻を突く。表現が難しいが、強いてあげると、ガソリンと香辛料をまぜたような、何とも妙な匂いが漂ってきたのだ。ただ、匂いがむちゃくちゃにキツいというほどではなかったので、いただくことにした。
しかし、器の中身を見て、ちょっとウッと唸ってしまう。麺が異様にちぢれ、悪い色をしている。スープは重油のように油が浮いていて、色も妙に濃い。これはひょっとして、食べるのはやめたほうがいいんじゃないか…いやいや、せっかく870円も出して頼んでるし、量も多そうだから残すのはもったいない、やっぱ食っちまおう、そう思って、食べてみることにした。今から考えると、そこで止めときゃよかったのだが…(-_-;)
食べた瞬間、全身が拒絶反応を示した。フェーッ、なんか香辛料使いすぎて焼けただれたような味が、口の中に広がってきたのだ。しかも、麺は芯が少し固い。これちゃんとゆがけてないんじゃないの? そういう疑問を持ったが、店にもう一人いた別の客は、隣のテーブルで同じような匂いの同じようなラーメンを食っていたので、俺だけが変なのかもしれないと思い、我慢してトライし続けたが…結局器の中身の9割も残してしまった。
実は、後日その店で、別な日に違うメニューでトライしたが、変な匂いも味も一緒。はっきり言って、まずいラーメンしか作れない店だったのである。それ以来訪れてはいないが、まずい店だとわかっているのに、今や場所も店名も思い出せない。今も健在なんだろうか。もし今もあるなら、おそらく店を見た瞬間に火でも付けているだろう。(-_-#)
余談だが、東京より大阪のほうがうまい店が多いとよく言われるが、これはウソである。大阪にも、世間的にまずいとされる店はたくさんある。ただ、うまい店の予算が東京よりずっと安くて味わえるので、相対的にうまい店にありつける率が高くなるだけなのだ。いずれにせよ、食べ物の恨みは、できる限り持ちたくないものである。