●男女関係の境界線(2003.12.18)
同じ職場の人の話だが、ある朝電車で勤務先に通おうと、駅のプラットホームで女性専用車両の乗れる位置に並んで待っていると、ちょっとヤンキー風のヤツが、
「そんな女性専用のとこなんか乗らんでも、誰もチカンなんかせえへんわっ!!」
と叫び、並んでる女性たちは大方ムッとしてたらしい。ま、ムッとして当然やけどねぇ。(-_-;)
俺は、女性専用車両はあったほうがいいと思う。平日の朝だけというところが多いけど、俺は終日設けてもええんちゃうかなと考えている。公共の場で、どこの誰ともわからない見ず知らずの人々が固まっているというのに、それらが男女混合で狭い空間で一緒にいるというのは、ちと危険なようにも思うからだ。
俺も満員電車に乗っていて、すぐ目の前で引っ付きそうな距離で露出度の高いお姉ちゃんがいて、自分の手を下に下げても上に上げても触れてしまうので、どうしたらいいのか手の置き所に迷ってしまうことがたまにあった。そんなのでチカン扱いにされたりしたら、たまったもんではない。そんなことに気を使うのは疲れるし、とにかく面倒だ。親しいとか馴染みの相手とかでもない限り、満員電車のときくらいは隣同士でないほうがいいし、女性専用車両を固定しておいたほうがいいと思うのだが。
そんなことを言っていたら、女性専用列車の中でチカンをして逮捕されたヤツが出たらしい。根性悪いヤツもおんねんな〜(-_-;)
そもそも男女関係は、恋愛感情を抜きにした場合、その関係をどうするのかというのは、結構難しい。遠い昔は女性の貞操をいかに守るかということで、男と女が普通に付き合うのはふしだらだという固定観念が作られた。男の理性をあまり信用していなかったのである。その結果、男女関係は比較的健全さが保たれ、お見合いでもしない限り男女の契りすら難しいという環境が維持されてきた。昭和の初期などは、男女が街中で並んで歩いているだけでふしだらな奴らだ!と思われたくらいだそうである。男女関係を貫こうと、恋仲での駆け落ちとかもよくあったようだ。
ところが、今は男女関係が開放され、彼氏彼女でもないのに2人で遊びに行こうが、どっちかの家にトコトコ遊びにいこうが、街中でナンパしようが、何でもありになってきている。もちろん、男女関係の規制に度が過ぎた昔に比べればいいことなんだけど、逆に言えば、これはノールールの世界でもある。つまり、犯罪まがいでもなければ何でもOKの状態になっているのである。
男女関係が健全でいられたのは、こういうことをしてはいけないという歯止めであるとか、あるいは貞操を保てる環境が存在していたからである。歯止めをかけてくれていたのは、親であり、親戚であり、相手の親だったり、世間だったりする。ちゃんと監視してくれる人がいたのだ。そういった歯止めがなく、ノールールであるということは、規制を意識することなんてないから、男女関係が妙な方向へエスカレートする危険があるということだ。それは、変なビデオ撮りに現れたり、チカンに現れたりする。理性を保たずに本能で動く人間がたくさん出てくることは、ちょっとコワい。
要するに、男女の関係があまりにも開放されすぎて、歯止めがかからなくなっていっている感じがする。そこで、本能で動いてしまう人間が出てこないように、網をかけるためのものとして登場したのが、冒頭のような女性専用車両だと思うのだ。
俺は毎日朝通勤しているが、女性専用車両が出来てからは、同じ列車に女性と隣同士になる機会がはるかに少なくなったんで、あまり気を使うこともなく、気楽に通勤できるようになったんでよかったと思う。女が隣とかは、やっぱ知ってる者同士のほうが気楽だしね。(^_^)
最近は女性専用バスとか、百貨店内で女性しか入れないフロアとか、女性だけの引越し屋とかも出てきているらしい。親しい間柄でもないのに、あんまり男女引っ付きすぎるのもヘンだと思うし。見ず知らずのきれいな女とかは、親しくなれるような状況でもない、単に隣同士にいるに過ぎない電車の中のような公共の場であるなら、まだ少し遠くから眺めているだけのほうがいいしね。やっぱ適当な距離を保ってこそ、他人としての男女関係は、健全な状態が保てる気がする。