Column

●M-1グランプリ2003(2003.12.28)

 結成10年以内の若手漫才コンビの最高峰を決める決定戦・M-1グランプリの決勝が、今日東京で行われた。正直、1906組の中の激戦を勝ち抜いた9組の中から、どれが優勝するのか、大方の予想はしていたのだけど、俺的には、どれだけ笑わせてくれんのかなぁ〜という感じで見ていた。(^_^;)
 グランプリ前の最終決戦に進出する3組の予想は、笑い飯、フットボールアワー、千鳥だった。最初の2組は当たったけど、もう1組に敗者復活組のアンタッチャブルが入ってくるとは思わなかった。結果としては、審査員7人のうち、4人までが面白いと言わしめたフットボールアワーが、優勝をさらった。
 グランプリ後の、それぞれの組の総評をしてみよう。

・千鳥
→岡山弁がおもろかったけど、シュールなネタで、ちょっと笑えんかった。もう少しテンポがいいとよかったかも。

・麒麟
→川島のバス・ボイスが光っていた。俺的には結構笑った。ただ、オンエアバトルと同じネタでは…(-_-;)

・アメリカザリガニ
→CMネタは面白かった。今回の決勝に出場した組の中で、唯一ツッコミ役でおもろいと思ったのはアメザリの柳原だけ。

・スピードワゴン
→テンポはよかったと思うんだが、ネタがちょっと暗めでおもしろくなかった。ネタが違えば凄かったかも。

・りあるキッズ
→唯一の現役高校生コンビ。昔よりも格段にうまくなった。ホント、いとしこいし師匠のような昔の漫才を見ている感じ。ただ、後半トーンダウンしたのは痛かった。

・2丁拳銃
→ピクルスのネタで引っ張りすぎ? 全体的にはよかったと思うのだが…最終決戦に残ってもフシギじゃなかった。

・アンタッチャブル
→敗者復活戦から勝ち上がってきた。最初のネタを見たときは、なんで最終決戦に選ばれたん?と思ったのだが…その最終決戦でのネタはよかった。フットに次いでよかったと思うのに、審査員は誰も彼らに入れてなかったのはなぜ?

・笑い飯
→ボケ・ボケの独特の笑わせ方はすごい。交互にボケとツッコミが入れ替わるので大変テンポが速く、最初の奈良県立民族博物館のネタが一番おもろかった。最終決戦は、ネタは違えど同じような展開に思え笑えなかった。笑い飯は、1日に2回漫才をしなければ最強だと思う。

・フットボールアワー
→やはりというか、本命だっただけに、優勝は順当だったかもしれない。ネタ的には飛びぬけているわけではないが、やはり岩尾のキャラが最高に生かせていたと思う。松本に素直に「おもろい!」と言わせたあたりはさすが。最初の結婚式のネタはよかったけど、最終決戦のSMタクシーの話は、女の子とかは引いたかもなぁ。(^_^;) 最後の締めもちょっと甘かったけど…最終決戦3組の中では唯一声出して笑えた。なんとか技で逃げ切ったという感じ。

 M-1グランプリを見たのは初めてだったんだけど、意外におもろかったなぁ。(^^) 決勝にはほとんど関西系が出ていたので、俺も関西人ながら、「あれ? 東京の芸人って、そんなおもろなかったっけ?」と思ってしまった。やっぱ吉本主催だし(エントリー用紙だって、オートバックスと吉本の各直営館にしか置いてないし)、審査員も大阪の方が多いので、どうしても大阪の芸人を甘く見てしまうのかもしれない。これでは、とりわけ東京の人は納得しにくいだろう。

 オンエアバトル風に観客に審判させるべきという意見もあるが、そうなると、人気投票になってしまうし、玄人向けな漫才は受けなくなってしまうし…難しいところだ。実際、最初の大会(2001年)では、審査員以外に観客票を入れたら、エライことになって、ネタに関係なくまるで人気投票になってしまったらしい。そんな理由で、現行のように審査員だけの審判になったそうだが、俺も笑いのプロが見たほうがいいと思うし、それでいい。ただ、順位的には、納得できない部分はあった。
 そんなわけで、俺も評価してみた。俺が評価した順位は、以下の通り。ついでに最終決戦の評価もしてみた。()は、実際の順位。

 1位(1位)   フットボールアワー
 2位(2位)   笑い飯
 3位(4位)   2丁拳銃
 4位(5位)   りあるキッズ
 5位(3位)   アンタッチャブル
 6位(7位)   アメリカザリガニ
 7位(8位)   麒麟
 8位(6位)   スピードワゴン
 9位(9位)   千鳥

 <最終決戦順位>
 1位(1位)   フットボールアワー
 2位(3位)   アンタッチャブル
 3位(2位)   笑い飯

 りあるキッズは少し高めに評価。いつも「りあるタイム」という、司会がりあるキッズのトーク型ネット番組を見ている関係で、密かに応援していたこともあるので。(^^ゞ いずれ、このcolumnとかでりあるキッズについても少し書いてみたいと思う。
 それにしても、来年のM-1はどうだろう?さらに一波乱ありそうだが、来年はもっと笑い転げられる芸人がたくさん出てきてくれることを楽しみにしている。