Column

●ラスト・サムライ(2003.12.30)

Amary:あぁー!!オールザッツ漫才見逃したぁー!!(ToT)

ZM:なんで、なんで? どっか遊びに行ってたの?

Amary:いや〜、映画見とったんで、帰りが遅かったんで、すぐに寝てしまってん。

ZM:何見てたの?

Amary:ラスト・サムライ見てきてん。

ZM:ああ、トム・クルーズの。どうだった?

Amary:あんまし期待せんと見に行ってんけど、これが意外とおもろかった!

ZM:まじかいな? キャストはともかく、スタッフとかほとんど外人だろ? 日本のこととかわかってたのかなぁ。

Amary:まぁ、確かに文化的にこれはおかしいっていうのは結構あったよ。例えば、ケン・ワタナベの演じてる勝元って武将がいるんやけど、他の家来とかほとんど英語しゃべられへんのに、勝元だけ流暢な英語しゃべれたり。異文化受け入れない割には、お前はどこでどうやって英語学んでん!ってツッコミたくなってしまったよ。(^_^;) 
 あと、大方のサムライの甲冑の形がヘン! ヒロユキ・サナダが演じてる氏尾って強そうなサムライも、なんか魚のウロコみたいな鎧着とってん。トム・クルーズの着てた鎧のほうが、よっぽど日本っぽかったなぁ。

ZM:トム・クルーズは、映画の中ではどういう役だったの?

Amary:もちろん主人公やから重要な役どころやってんけど、ネイサン・オールグレン大尉って名前の役やってん。オールグレンは西部開拓でインディアンの討伐の戦いとかやって、精神的に疲れてた状態のときに、金で雇われて日本で近代的な軍隊を訓練するための教官として日本に招かれた。そこから話が展開していくねん。

ZM:映画の舞台が、明治維新の頃だって聞いたんだけど、ホント?

Amary:一応ね。でも、時代考証をしたというより、完全に創作時代劇やな。製作サイドは神風連の乱とか西南戦争を参考にしたっていわれてるけど、映画の中では、勝元の率いる武士たちは、明治維新に日本のはるか奥地に生き延びるサムライ一族≠チて設定だからね。そんな設定からか、なんかチベットの高地みたいなとこに住んでて、そこで一族の家族とかが畑耕してたりすんねん。なんか、ここは日本というよりどっか別のアジアの国とちゃうの?と思ってしまったよ。(-_-;)

ZM:あ、でも神風連の乱とか西南戦争も士族の反乱だから、サムライ一族=℃m族だと思うな。ただ、山の上の高地で士族たちが暮らしてるってのはちょっとヘンだけどさ(笑)。勝元も、武将というよりサムライの首領だしね。

Amary:実際、廃刀令とかマゲ禁止とか話に出てくるしね。サムライ一族にとっては、自分たちの魂を奪われるようなもんやからな。それに、一般庶民を鍛えて近代的な軍隊を作り上げて天皇を守るようにしてしまったら、武士としての職を奪われるし立場もないし、踏んだり蹴ったりやもんね。天皇に命をささげてきた勝元にとっては、それが許せんかったんやろう。

ZM:オールグレンも、勝元のところでサムライスピリッツのようなものに触れて、サムライの根絶を目指す新政府と戦う決意をしていくことになるんだね。そういえば、戦闘シーンも凄かったみたいだね。

Amary:ラスト・サムライの一番の見所かな。なんていっても、勝元の手勢はたった500人しかおらんからね。これで弓矢と刀だけで、近代兵器をかかえる新政府軍に立ち向かっていくんやから。でもこれが、驚くべき戦いぶりをすんねん。

ZM:まぁ、それはまだ見てない人は実際映画を見てもらうとして…他の役者とかはどうだった?

Amary:小雪がいい味出しとったねぇ。役どころはかなり地味なんやけど、オールグレンを陰で支えていくようになるというか。子役のコたちも結構活躍してるよ。オールグレンと発音できずに、アルグレンさんって呼んだりとか(笑)。

ZM:トム・クルーズの和服姿とか鎧姿って、あんまり違和感感じないねぇ。日本人と変わらない感じがするね。

Amary:だって、もう日本人大好きって人やもん。プライベートジェット機で、お忍びで日本来て街歩いとっても、誰も気づかないんとちゃう?(笑)。

ZM:そういや、あの名脇役の福本清三さんも出演してたとか?

Amary:ああ、福ちゃん!出とったねぇ、Silent Samurai≠フ役で(笑)。勝元の家来で、オールグレンの監視役みたいな役どころだから、トム・クルーズとのツーショットがめちゃ多かったよ。サイレントっていうくらいだから確かにしゃべんないんだけど、実はたった一言だけしゃべるシーンがあってん。それは映画を見てのお楽しみ。(^_^)

ZM:明治天皇が出てくるあたりも、日本の映画ではまず考えにくいしね。あ、監督って誰だっけ?

Amary:エドワード・ズウィックって言って、「グローリー」とか「マーシャル・ロー」の監督をしてた人だよ。日本文化に造詣が深いらしいわ。

ZM:まさに、時代劇をハリウッド仕立てで凄い映画にしたって感じだね。最後に、何かあれば一言。

Amary:えーと、ホンマに、何の先入観もなく見に行ったこともあったんやけど、いい意味で期待を裏切る映画でした。なにかしら感動もできるかもしれません。見る価値は絶対あると思うんで、皆さんぜひ、「ラスト・サムライ」を見に劇場まで足を運んでください!…って、俺が作った映画じゃないんだけどね。(^_^;)