●年越しそば(2003.12.31)
年の瀬も迫ってきた。さっき年越しそばを食べたばかりなんだけど、今年は家で食べることにした。アウトドア派なので、俺は結構外出たがりなんだけど、たまには家でのんびりと、と思ったからだ。去年は「浪速そば」というところで頂いたが、家で食べる年越しそばというのも、今年一年を味で振り返るようで、なんだか感慨深かった。
年越しそばを食べる習慣というのは、江戸時代にまで遡る。江戸時代のそばは、当時は「そば切り」と呼ばれ、そば粉に小麦粉を使ってつなぎ≠ノする方法が浸透し始めた頃だった。俳人の松尾芭蕉がそば好きだったのは有名だが、当時は、アツアツのそばを、汁まで一気に味わうのが江戸っ子の粋だとされていたそうである。また、江戸期にはすでに、毎月末にそばを食べる習慣(いわゆる晦日そば)が定着していて、大晦日も当然食されていたと思われる。
年越しそばが定着した理由については、諸説があって、実ははっきりしない。しかし、そばは細くて長いから、無病息災や一族の繁栄が末永く続きますようにとの願いが込められているとする説とか、そばの麺が切れやすいことからこれまでの苦労や災難などを全部きれいに流そうじゃないかという縁切りそば$烽ネんてのもある。昔あるお寺のお坊さんが、大晦日に貧しい人々にそばをふるまったところ、その人たちの運気が上がってきて恵まれるようになったので、それが習慣化したとされる説もある。いずれにせよ、縁起を担ぐために頂くことは確かだ。
年越しそばの食べ方というのは、特別に決まりがあるわけではない。そばの種類も、例えばにしんそばあるいは鶏なんばでないといけないとか、これでなくてはダメだというものもない。大晦日のこの時間に食べなくてはならないというものもない。ただ、年を越すまでに食べ終えなくてはいけないという決まりはある。そうしないと、縁起がなくなってしまうとされるからである。
それから、意外と知られていないのが、そばでなくてもうどんでもいいところである。いわゆる年越しうどん≠ニいうものである。東日本では圧倒的に年越しそばだと思うが、西日本では年越しうどんを食べる家庭も結構ある。とりわけ香川などでは、むしろ年越しうどんのほうがメジャーである。これには、運を呼ぶ意味合いでうんどん=Aすなわちうどんを食べて、太く長く運が得られますようにとの願いが込められているのだ。
ただ、そばのほうが切れやすく、縁切り≠ノは一番当てはまるし、うどんよりもずっと細いので末長く≠ニいう意味合いを得やすいことから、一般的にはやはり年越しそばのほうがメジャーだと言える。まぁ、たしかに太く長く≠ニいうのはかなり厚かましい願掛けではあるけどね。(^_^;)
今年は、結構苦労が耐えなかったんで、苦労の縁切りをしたいから、年越しそばでOK!来年あたりは、年越しうどんも考えようかなぁ(笑)。
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Amaryの今年のコラムは、これをもって終了です。少しは文章もマシになってきたと思うのですが…えっ?全然マシになってないって?(-_-;)
来年はさらなる飛躍の年にしていきたいと思います。Topicsもいろいろ特集を増やして、アクセスももっと増やしていきたいです。応援メールもたまに来るようになったし、今年1年でアクセス数が10倍以上増えたので、さらに来客を増やします。
来年は皆さんにとってもよい年でありますように。ではでは、来年もよろしくー!