Column

●おもちゃに浸る(2004.1.10)

 今や、すっかりゲームの時代だ。けれど、俺としては、たまには昔はやったおもちゃで楽しんでみるのも悪くないんじゃないかと思う。昔の気分に浸りたいとかじゃなくて、アナログな遊びとして純粋に楽しみたいと思っているだけだ。なんていってもアナログなだけに、電気もいらんし、遊び方がシンプルだ。

 昔遊んだおもちゃというと、まず最初に思い浮かぶのが超合金。早い話が金属製のおもちゃのことで、俺が幼稚園から小学生にかけての頃は、ちょうどロボットヒーローのTV番組が全盛の頃だった。ゲッターロボやマジンガーZ、ライディーンやダンガードAとかいろいろあった。俺はどういうわけか、洗面器に水を入れ、超合金を水に浸からせて遊ぶのが好きだった。なぜそうしたのか、今考えるとナゾなのだが、いろいろ記憶をたどると、どうも番組の中で水からガバッとロボットが現れるシーンが結構あって、その影響からだったようである。それゆえに、超合金は丈夫なはずなのに、腕が外れたり、すぐに塗料が取れたり、可動式なのにうまく可動しなかったりすることが多かった。(^^;)

 次に思い浮かぶのが、ビニール人形。俺が持っていたのは、ほとんどウルトラマンシリーズのビニール人形で、アストラとかゾフィー、レッドキングとかゴモラなどの人形を持っていた。当時は数百円くらいだったと思うが、今はマニアの間で1万円前後の高値で取引されているらしい。
 これらの人形で面白いのは、それぞれの人形の足の裏に足型が刻印されているのだ。しかも、すべての怪獣やウルトラファミリーそれぞれみんな違う足型なのである。奥の深い世界だ…(笑)。
 遊ぶときは、超合金とビニール人形をよく戦わせたりもした。どうやるのかというと、紙に円を書き、その上に人形同士を互いに寄りかからせて、トントン相撲の形式で戦わせるのである。ただ、これだと怪獣のほうが意外と足回りの安定がよかったりするので、ウルトラファミリーはよく負けていた。タロウなんか、足のつま先が少し下向きに反っていたので、背中方向に斜めに傾いて立つ感じになるので、バランスが悪く立たせるのが難しかった…。
 そんなわけで、ウルトラファミリーは、ゼットンとかバルタン星人など、よく似た感じの立ち方をする怪獣と戦うハンデ≠つけたりもした。しかも、超合金とビニール人形の組み合わせだと、超合金のほうがどう考えても図体がちっこいので、肩透かし≠竍背負い投げ≠連発することもしばしばだった(笑)。だいたい、ロボットヒーローとウルトラマンの怪獣が相撲をやるということ自体が邪道なのだが…(-_-;)

 ボードゲームもよくやった。一番よくやったのは、やはり永遠の定番≠ニ呼ばれる人生ゲーム。アメリカに元々あったゲームをアレンジしているとはいえ、よく出来ていると思う。所持金の多さで勝ち負けが決まるところも素晴らしい。ただ、子供的には、家の購入や転職とかの意味がよくわからなかったりした(汗)。聞いた話では、一家に一つ、テレビや洗濯機よりも人生ゲームのほうが普及していた時期もあったらしい。生活用品より人生ゲームが優先される理由は何だったのだろう…。
 初代の人生ゲームは結構レアなのだが、発売元のタカラですら保存状態があまりよくなく、保存のいい状態の人生ゲームをユーザーから募るということまでしているらしい。俺はてっきり、タカラ=リカちゃん人形とばかり思っていた。
 しかし、今人生ゲームは密かなブームを呼んでいるらしい。なんたってリアリティだから。「子供が生まれたので祝い金をもらう」とか、「マージャンに負けたのでカネを払う」とか、現実に身近にありそうなことも多くて、おもしろいではないか。

 あと、俺は持っていなかったが、ドラえもんのドンジャラも人気があった。要するに、子供向けのマージャンみたいなものなのだが、パイの絵を合わせられるかを競うゲームだ。しかし、パイによって点数もあるし、チップもあるから、子供向けといってもなかなかマージャンの要素が色濃い。これがきっかけでマージャンに目覚めたヤツも少なくないかもしれない(笑)。俺はそんなにやっていないので、あんまりルールはよくわからないけど、これを作った人は、絶対にマージャン狂やったのは間違いあるまい(笑)。
 しかも、専用卓には、付属の何種類かのボードゲームが載せられるようになっていて、ドンジャラ以外のゲームも楽しめてしまうという優れもの。小学校時代、周りの友達もこれで結構熱狂してた記憶がある。(^_^;)

 他にも、プラレールとかトミカ、ヨーヨーやビー玉など、おもちゃは数限りなく楽しんだが、今振り返ってみると、「童心に帰って…」ではなく、マジで大人になっても絶対楽しめるものばかりや!という気がする。これらのおもちゃが家に転がっていれば、俺は多分今でも遊べると思う。ただし、世間の視線がどんな感じになるかはわからんけどね。