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第12話:秩父周辺行脚
〜行き当たりばったりの一気走り〜

2005年9月
実はこのところ、休みに限って天気に恵まれない事が続いた。
やっとの思いで取った4日間の夏休みに、初めての北海道ツーリングを計画してたにも関わらず、
台風13号がピッタシのタイミングで直撃!
でフェリーは欠航・・・。断念・・・。
次の休みには、日帰り長野ツーリングを計画するも、出発後2km地点でいきなりの大雨・・・。
これがまた、なかなか止まない・・・。
いきなりの大雨・足止めで、ツーリング気分は一気にクールダウン・・・。
なんかアホらしくなってきて断念・・・。
しかも午後から真っ青な青空・・・。どうなってんの?一体・・・。
で、今回は三度目の正直ツーリングとあいなったわけだ。
朝から天気も良く、絶好のツーリング日和。
天気予報では午後から曇りとか言ってたが、降水確率もさほど高くないし、
乗れないストレスもピークを迎え、久々の一気走りでもしようかと自宅を出発した。

とりあえず向かった先は首都高。
走りながら行き先を決める。
ん〜・・・。
とりあえず、秩父方面でも行くか・・・。
行き先を安易に決め、外環経由で関越道へと向かった。

いや〜いい天気だ。こんな日にツーリング行かなきゃウソだ。
ツーリング集団もいっぱいだし、みんな楽しそうだ。
関越道では他の集団と完全にバトル。160km巡航であっという間に花園ICに着いた。
で、高速を降りる。
ここからR140経由で秩父へと向かう。
ちなみに、秩父に何があるの?と言われても、特に何も答えは無い。
今日はとにかく、気持ちよくオートバイに乗れればそれでいいのだ。
高速を降りてしばらく走ると、眼前にはノンビリとした田園風景と、荒川上流の美しい渓谷が飛び込んでくる。

長瀞までの道はシーズンになると大渋滞になるが、なんとか有料道路?のおかげか、
交通量はそれほど多くなかった。
気持ちよく走れる。

景勝地長瀞を過ぎ秩父へ。
秩父神社で軽くお参り。

とそこへ、神主さん?がやってきて、トラックの後ろでお払いみたいな事を始めた。

軽く一礼。

ブァサ、ブァサ。
神輿でも出てくるんかな〜と思ったら、ただの厄払いでした。
おそらく、新車のトラックなんだろう。持ち主らしき人達が厳かに見守る。
ここでお腹が空いた為、昼食にした。
寄ったのは、R299沿いにある「悦楽苑」という大衆食堂。

ここのオヤジは昔オートバイに乗ってたらしく、店内のあちこちにそれと分かる写真が
飾られていた。バイク雑誌も豊富に揃ってる。
ここでチャーハン大盛りを注文。
で、出てきたのが・・・!

半端じゃない量です。
軽く3人前くらいあります。

どう考えても、胃袋の容積より大きいです。
これは食べる者への、オヤジからの挑戦です。
いざ!
8分後・・・。

まったく減らない・・・。
崩したら余計増えたような錯覚に陥る・・・。
食べ初めてすぐに、グリーンピースが頂上付近から転げ落ちた・・・。おいおい・・・。
15分後・・・。

恐ろしき大盛りチャーハン・・・。
完全にギブアップ・・・。ちょっとムリだった・・・。
これで通常価格700円でコーラ付き、大盛りは+100円って言うんだから、
一体この店の原価計算、どうなってんの?って感じです。
惨敗・・・。悦楽苑で失楽園・・・。
(残った分はパックに詰めてもらい、自宅で最加熱調理後、美味しく戴きました)
気を取り直し次に向かったのは、奥秩父。
ここまで来たらもう、雁坂トンネル経由で甲府へ抜け、中央道で帰るパターンしかないでしょう。

順調に山道を登る。
がしかし・・・。
雷電甘六木橋のループ橋に差し掛かる手前辺りから、なんだか雲行きが怪しくなってきた・・・。
やばいかな〜なんて思っていたら、案の定、降ってきました・・・。

雨のループ橋

この橋を上る間に、雨足は見る見る強くなっていった。
あ〜やっぱりな〜。結局は雨かい!

30秒たらずの間に、かなりの土砂降りになりやがった。
たまらずパーキングに寄ると、そこには14、5台のオートバイ集団が雨宿りしていた。
ハーレーの2人組。
大型バイクの集団。
小さな屋根付き休憩所みたいなところで、それぞれぼ〜っとする。
みんな秩父方面から上ってきているらしい。
「やべ〜、オレ合羽持ってきてね〜よ〜」
「そのうち止むだろう・・・」
バイク野郎特有の、妙な連帯感に包まれた小さな空間。
とは言え、バイク談義に興じるほどの余裕はなかった・・・。
雨足が更に強まる。
ざ〜ざ〜ざ〜ざ〜
山の天気は変わりやすいとは言え、この場所は非常に微妙な場所だ。
雨の降っていない(であろう)秩父へ引き返すか、(きっと)豪雨であろう雁坂方面へ突き進むか・・・。
誰かが言った。
「トンネルを抜ければきっと、晴れてるだろう」
(おいおい、ほんとかよ・・・)
その言葉で、みんな一斉に合羽を着始める。
一通り準備が揃い、まずツーリング集団がトンネル方面へと向かって走り出した。
残ったのはワタシを入れて3人。
降りしきる雨。
このままここにいてもラチが開かないので、ワタシも合羽を着込みその場を離れることにした。
「気をつけて」
ハーレーの2人組に見送られ、土砂降りの中再び走り出した。
ヘルメットのシールドに叩きつける、大粒の雨。
雨中ツーリングは久し振りだ。
トンネルの向こうは晴れていることを願って、山道を登っていく。

(携帯で撮る)
いくつかのトンネルを抜け、雁坂トンネルに到着した。

雁坂トンネル手前。ちなみに、後方のトンネルではありません。
雁坂トンネルは、山梨市三富の北東部、日本三大峠の一つと言われる雁坂峠の、
山梨と埼玉を結ぶ唯一の道路。
この場所は、長年自動車を拒み続けていたが、
1988年にトンネル工事に着工し、1994年に本杭が貫通。
そして迎えた1998年4月23日についに開通した。
一般国道の山岳トンネルとしては日本一の長さを誇る。
工事中(95年1月)に一度、ミストラルで近くまで来たことはあったが、
「ダイナマイト発破中」という看板を見て引き返した記憶がある。
で、雁坂トンネルである。
トンネル内を通り抜けるのに約10分。
その延長は6,625mもある。
ひんやりとした空気。
初めは登り気味の道路も、山梨に入った辺りから下りとなる。
途中の信号機を抜けると、はるか前方に出口が見えてきた。
トンネルを抜ける・・・。
すると・・・。
なんと、快晴!
マジっすか!
最初にあの休憩所を抜けて行った集団も、出口料金所付近に停車していた。
お互いに手を振り合い挨拶をする。
料金所で560円を払い、すぐ脇のパーキングで合羽を脱いでいると、
ワタシの後に残っていたハーレーの二人組もトンネルを抜けてきた。
「いや〜、劇的に晴れてますね〜」
「こういう事って、あるんですね〜」
雁坂トンネルを後にし、いよいよ山梨県甲府市に入る。

と言っても、特にどこか行きたい場所があったわけでもなく、田舎道を探しながらブラブラしていた。
しばらく走ると、中央道一宮ICの看板。
迷わず入る。
ここから東京まで111km。とにかく雨だけが心配だった。
中央道を走り出して5分。
シールドに再び雨粒が当り始める。
「おいおい〜、またかよ〜!」
この雨もまた、一瞬にして土砂降りに!
たまらず、高速の路肩にバイクを寄せ、合羽を着込む。
高速の路肩に停めるなんて、生まれて初めてだよ、まったく・・・。
ここからは何も書くことがありません。
ず〜っと大雨との格闘です。

後ろに止まっているのはフェラーリ テスタロッサです。
いくらするのか知らんが、きっと何千万だろう。
へんなカップルが乗ってた。くそ!のんきな金持ちめ。
死にそうな思いでやっと八王子まで戻ってきた。
首都高4号線は、毎度のごとく大渋滞・・・。
ここら辺は仕事でよく走る場所だ。
鬼のようなすり抜けを敢行。もうクタクタ。

千葉まで戻ってきた。結局大雨は変わらず。
朝の天気と、テレビの天気予報に完全に騙された・・・。
と言う訳で、ぐるっとツーリングは何がぐるっとか?と言うと、
千葉⇒首都高5号線から外環⇒関越
⇒R140秩父⇒雁坂トンネル⇒山梨県甲府市
⇒中央道⇒八王子⇒首都高4号線⇒千葉
こういうルートだったってだけのお話。
地図とか挿入すれば分かりやすいんだけどね。
走行距離472km。
オツカレサマでした。
雨は嫌いだ・・・。

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