第15話:房総林道探訪

〜T秘境、ついにご対面〜



2005年10月


季節はすっかり秋です。

8ヶ月振りの平日の公休。
今日はゆっくり・のんびりと走れそうだ。
今回はいよいよT秘境探索ツーリングです。
もう場所も判明したし。待ってろよ〜T秘境!

家を出て50km地点でトリップメーターがめでたい事に。


ん〜、なんとなく縁起良さそう。

房総スカイライン近くの定食屋さん「峠」で昼食。
今回は戦の前の腹ごしらえとなった。

肉野菜定食 680円也

よ〜く考えたら、今日という日は去年ミストラルで秘境探索した日と、まったく同じ日だ。
なんという偶然。これも何かの縁か・・・。なんだか感慨深いなあ・・・。

自宅からおよそ80km。T秘境到達。
原チャリは高速乗れないから辛い・・・。


今回は長靴持参だ。

東京靴卸売りセンター1980円也

ここは周辺地域の貴重な水源地となっています。
よって、秘境入口には「水源地の為、車の乗り入れをご遠慮下さい」の立て札があります。


遊びで来ているワタシなんかが、
この地に古くから住まれている方々の生活を脅かすわけには行きませんし、そんな権利もありません。
ヨソ者はヨソ者らしく、立て札に書かれた住民の想いに応えます。



トンネルを抜けるとこんな感じの杉林が続きます。
5分も歩くと、やがて道は川と合流します。


来ました、まずは道と川が合流する地点。




ここは道路なのか、それとも川なのか・・・。




・・・。



ん〜、川だな、どう見ても・・・。

ここはとんでもない場所です。ほんとに、ジャングルの奥地を進むかのような感じです。
ひっそりとしていて、凛としていて・・・。
川のせせらぎが耳に心地よい。これまでとは全く異質な空間だ。




長靴じゃないとまず来れませんね・・・。

しばらく歩くと、小さな滝が見えて来た。


滝自体の落差はそんなに無いけど、滝壺周辺はかなり深いです。
綺麗にえぐれています。


滝のある位置から振り返った風景。
ところどころ大きな穴があるので、それだけ注意すれば、
岩盤はしっかりしてるし、車でも走れます。
ただ、写真の一番奥の位置はけっこう深かった。


滝を登る。


滝を上から覗く。


登りきった上の状況。


この先も同じような風景が続く。

奇妙な人工物を発見。岩に水栓バルブが・・・。


またも人工物(?)を発見。


こういう場所で見るとドキっとするじゃんか・・・。



ここからしばらく探索してみたが、風景はず〜っとこんな感じだった。
ところどころ川底に窪みがあって、気を抜くとはまる。

なんと言うか、実に神聖な感じのする場所だ。

地震の影響か、それとも雨のせいか、大木が倒れていた。


長い年月をかけて侵食されたんだろうな〜。
10年か、・・・いや100年くらいか・・・。


あ・・・。脇道がある・・・。先ほど、川と合流した道の続きだろう。


ま〜それにしても、こんな風景を見たら走りたくなるのも無理ないよな〜。
完全に非日常空間だもん。

そんなこんなで、初めての秘境探検は実に楽しいモノとなりました。

次に向かったのは、三島湖周辺の林道群。
清和の森を抜け、高山林道へ。



爽快なフラットダートの続く道。
この林道は、最終的に林道淵ケ沢奥米線に合流する。

奥米線側


なんだか急に、ZZR。


高山線は、距離は計測してなかったけど、だいたい10分前後で全線走れる。

と言う訳で高山線を戻り、次は林道横尾線へ。


横尾線は、途中かなり大きなクレパスがあちこちにあり、ちょっとスピードが乗っていると非常に危険。
車ならなんとも無いと思うけど、バイクでの林道走行がこれほどスリリングなモノだとは思わなかった。

あ・・・。



水溜りもけっこうあるし、やっぱりOFF用のブーツとか揃えたほうがいいな〜・・・。


横尾線最大のクレパスゾーン(と言うか廃道に近い)を抜けると広場に出ます。


房総の山並みが美しい・・・。

下の写真と同じアングルで、なぜか急にミストラル・・・。


ん?

なんだ、あれ?


草むらの中に・・・。



おいおい、こんな場所でなんて不気味なモン飾ってんだ。出てきそうで怖い。


横尾線を、今度は下って行きます。


しばらく走ると分岐点が・・・。
え?これ、どっちだっけ・・・?


右の道には、何かの動物の足跡が・・・。


身の危険を感じつつも、好奇心が勝り右へ。

しばらく走ると、又も分岐。
ここも右方向へ走る。

それまで大きな石でゴツゴツしていた道が、急に草むらに変わる。


って言うか、しばらく走ってるうちに道に迷った・・・。




軽くやばい・・・。ここどこ?

でも道はかなり走りやすい。

途中、なぜかガードレールなんかもあって、ダート林道としてはかなり整備されてるような気がする。

「無線交信可能場所」とかいう看板を右手に見ながら、けっこういいペースで走っていた次の瞬間・・・。
道が突然終わった・・・!

「お〜・・・・!!??」

ズボッ・・・!



刺さった・・・。



ここで突然、仕事の電話が入る。なんというタイミング・・・。そう言えば今日は平日だった・・・。
と言うか、こんな山奥で携帯アンテナ三本っていうのが信じられない・・・。


ちなみに仕事用の携帯はdocomoで、そちらはアンテナ1本でした。
auは山奥でも強い・・・。

視界はあまり良くないが、どうやらここが山頂らしい。




気を取り直し、来た道を戻る。不死身なKSR。


そう、道に迷っても、結局は来た道を素直に戻ればどうという事は無いのだ。

で、今度は先ほどの分岐地点(動物足跡地点)を左方向に。
こちらは稜線沿いを走る、開けた気持ちの良い林道。
・・・の割りに、ガードレールとかは無いから、調子に乗って走ってると崖下へ真っ逆さま。
マジでシャレにならないので、カーブでは慎重に走る。

この道も、やがて山中へと入っていく。


そして、例によって例のごとく、クレパスの嵐。


写真だとうまく伝わらないな〜・・・。

けっこう大きな崩落箇所。カーブの出口にあるので、曲がりきれないと落ちる。
排水溝が浮いている辺りが、なんだか哀れだ・・・。


この林道はやがて、林道松節線へと合流する。

その後、県道88号線経由でR465号線へ。

「行っては行けない」と名高い、六本木林道へ行ってみる。


ん〜、いつ見ても不気味な感じがプンプンする。

ここはいろんな意味で、「行っては行けない林道」かも知れない・・・。
この素掘りトンネル、天井から岩が崩れてきていて、下手すると転倒する。
しかも、素掘りトンネルとしてはけっこう長い。

無事このトンネルを抜けると、すぐにまた小さな素掘りトンネル。
それにしても、路面がグチャグチャだ。

この林道は途中で東粟倉林道と分岐する。
東粟倉方面。凄い竹やぶ。ちなみに、下の画像で一本大きな竹が横切っているが、
抜ける際に思いっきりヘルメットにぶつけた・・・。


今回は途中まで行って引き返した。
いや、そろそろ日が暮れてきたので・・・。

更に六本木林道本線方面。


どうなのよ、これ・・・。フラッシュたいてるけど、実際は真っ暗です。
ちょうど暗くなって見えなくなってる辺りから素掘りになる。
それにしても、なげ〜トンネルだ・・・。

日も暮れてきてるし、なんだか異様な雰囲気だし、今回はパスした。(根性ね〜な〜)

気付けばもう真っ暗だった・・・。


と言う訳で、今回の林道ツーリングはおしまい。
走行距離260km。

たくさんの林道マニアを震撼させるT秘境。
実は今回、あんまり時間がなくて詳しく探索出来なかった・・・。

また次回、行ってみよう。



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