第135話:ブラリ笠岡散歩

〜真夏のプチツーリング〜


2012年7月




今から約30年前の1981年、
ホンダからまったく新しいコンセプトの超小型スクーターが発売されました。


その名も、「モトコンポ」



ホンダ シティとの同時開発で生まれたこのスクーター、
なんと、折り畳んでそのまま車のトランクに入ってしまうという、
まったく新しいパッケージングと考え方を引っ提げての登場でした。





トランクバイクでトラバイ。
モトコンポは、トラバイ。



トラバイ乗って、あいつとララバイ。




ちなみに、販売終了(1985年)から既に30年近く経っているバイクなので、
現存する車両があるコト自体、相当貴重。

今回は、そんなモトコンポに大量遭遇したという、ただそれだけのお話です。





なにかと忙しい合間を縫って、プラっと2時間限定の昼練に出発。
この際、時間は短くていい。
「なにかすること」が大事なのだ(^^

(画像は本文とあまり関係ありません)




まずは朝飯を…!というワケで、
ここ最近、完全に常連と化している笠岡ラーメンのお店、山ちゃんへ。



鶏だけで作り上げる、超シンプルな笠岡ラーメン。

自他共に認める味噌ラーメン好きにも関わらず、
朝ラーとして食べるこの醤油ラーメンにはほんと、超ハマった…。



いつもながら、超美味し!
千葉に戻ったら食べれない!と思うと、食べる頻度も加速度的に増えちゃったりするワケで…。



だんだん、この人に近付いて来ているような気がしてきた…。




そんな絶品笠岡ラーメンでお腹を満たした後は、近くにある笠岡湾干拓地をブラブラ。




元々、水深5m程度の海だったところに堤防を築き、陸地を造成したというこの場所。
海に浮かぶ小さな島だった神島とも陸続きになってしまうほどの、超大規模な干拓工事だったようです。



その広大な土地の大半は農業用地。
北海道並みにスケールの大きな農業が行われていました。



新しい土地の為、区画整理も計画的に行われたようで、
これまた北海道並みの直線道路が、まるで碁盤の目のように張り巡らされております。




そんな笠岡湾干拓地で出会った、小さな空港。



この空港のスゴイところは、滑走路と一般道が一部平面交差しているという、
なかなか他では見られない構造を持つところ。


↓CBRが停まっている場所が交差する一般道で、奥に延びているのが滑走路。
その境には、得体の知れない筒状の柵??があるのみ。



空から見るとこんな感じ。
滑走路の端が県道と交差しているのがよ〜く分かります。
もうちょっと南に作れなかったんでしょうかね〜…。



元々、ここで収穫した農産物を、大消費地に一気に空輸する為に作られたというこの空港、
今日はラジコン飛行機の大会みたいなコトが行われておりました。



…って言うかHP見ると、利用目的の多くが「ラジコン飛行機」のように感じるんだけど、
それは気のせいだろうか…。

(ま、それはそれでマニアにはたまらん空港かも知れんけど…)



それにしても、暑い…!

真夏の炎天下でのツーリングは、ある意味、熱中症との戦い。
なんだか、命懸けになって来た…。



アスファルトからの照り返しと闘いながら、碁盤の目な直線道路を再び走りだすと…、



てんとう虫のような、小さな小さなバイクに遭遇…!



おおっ!?
これはまさに、あの幻(?)のモトコンポ!



しかも、普通に現役。
こんなマジマジと見るのは初めてだ…!


近くに居たオーナーらしきおっちゃんに、思わず写真撮らせてください!なんて声掛けたら、
「他にもおるで〜!」と、おもむろに案内されました。なんとそこには…、



またしても、モトコンポ!
しかも、貴重な(そうなの?)ホワイト…。




更に、その隣にもう一台、またまたモトコンポ!



笠岡湾干拓地はまさに今、モトコンポ祭り勃発状態…!


30年も前に作られた、生産台数5万台程度のバイクが、こんなところに3台も集まっているとは…!
いったいこの人達、なんの集まりなんだろか??



聞けばこの方達、フリーフライトと呼ばれる模型飛行機の愛好家とのこと。
今日は強化合宿(?)のために、あちこちからこの笠岡湾干拓地に集まってきたそうです。
(京都・岐阜・滋賀…!)



    一口に模型飛行機といっても、色々な種類があるようで、
フリーフライトと呼ばれるこのジャンルは、コントロール装置を持たずに自由飛行する模型飛行機のことを指すようです。



 フリーフライト機には、
簡単に飛ばして楽しむ折り紙の飛行機(紙飛行機)から、
規格を決めて世界レベルで競技を行う「国際級」と呼ばれる飛行機まで、
たくさんの種類があるようです。


…と、それは分かったけど、それとモトコンポと一体どんな関連性があるんでしょうか??
よくよく話を聞いてみると、こんな流れのようです。



フリーフライトは、操縦機能が無いので、一度飛ばしたらどこへ落ちるか分からない。




飛ばした後は、望遠鏡でその軌跡を追う。
(ちなみに、飛行機にはGPS発信機が付いている)




落ちた地点に飛行機を取りに行くのに、相当な距離を走る。




オートバイがあると非常に便利。




飛行機と一緒に車に乗せられる、積載性の良いオートバイが良い。




モトコンポがあるじゃないか!




…と、こんな経緯のようで、フリーフライトの大会の時には、
数十台のモトコンポが道端に並ぶそうです。

う〜ん…、ありえん風景…。


道行く人に「モトコンポのオフ会ですか?」と聞かれることがあるそうですが(そりゃそうだろ)、
実は違う…みたいな。



「さっきまでもう2台、おったんやで〜」と気さくに話してくれたおっちゃんは、




なんと・・・。



2009年の世界大会チャンピオンとのこと…!(写真右側の○)

(HPより)


そして、先ほどの白いモトコンポのオーナーは、

2010年のチャンピオンだとか…。
(写真左側の○)


いったいなんなの?この人達…。



モトコンポは必要に迫られて買われたそうで、
その積載性と機動性の高さは素晴らしく、非常に重宝している、とのこと。



30年前に打ち出したホンダのコンセプトやっぱり、間違ってなかったんですね〜〜。


中には、外国で行われた世界大会にモトコンポを持って行ったツワモノがいたそうで、
車体をバラして、スーツケースに入れて入国したそうです。


う〜ん…、ありえん…(-_-;)


そんな、2人の世界チャンプなおっちゃんとの会話がコチラ



そんなワケで、3人のマニアックなおっちゃんに囲まれ、しばしフリーフライト講座を受講…。


これが…、



こうなって…、



こうなる、みたいな…。

(HPより)


競技に合わせて、なんかいろいろと構造が違ってきたりするらしいですが、
いまいち、理解できませんでした…(- -;



稲刈りが終わった秋以降は田んぼなどで飛ばしているらしいですが、
それ以外の時期は、このような干拓地などに来て飛ばしているとのこと。


特にここ笠岡湾干拓地は、フリーフライト愛好家にとっては1年を通じて飛行機を飛ばすことができる、
とても貴重な場所のようです。

そう言えば、千葉県旭市の干拓地でも大会がある、とか言ってたなぁ…。



まだまだ世の中、知らない世界がたくさんあるようです。



そんなワケで、
モトコンポの収納作業風景を見せてくれる…というので、動画を…。



手馴れた手つきで、あっという間にセダンのトランクへ。
パっと見、ここにバイクがあるなんて、普通は思えん…(- -;



そんなワケで皆様、貴重なお時間をありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう〜〜



その後、海沿いの超快走路をひた走る…。



もうすぐお祭りがあるんでしょうか。
港が多いこの周辺は、山車も船の形をしているようです。



帰宅途中に出会った、レクサス製(?)の…、



ミニトラック…。なんだ?これ。



よく見たらKubota製。すごい車があったもんだ。




そんなワケで、2時間の昼練は無事終了。


さて、次はどこへ行こうか…。


戻る
戻る