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音程を感じとる方法の考え方は「固定ド」と「移動ド」の2種類に分けられます。
「固定ド」→その名の通り、ドの音を固定させたまま、他の音を位置付ける方法。
「移動ド」→ドレミの音階を、調整に基づいて当てはめるので、ドの音を調性によって移動させる。
「絶対音感」とは、音を聞いたとき、約440HZの音をラとした絶対音の何の音であるかがすぐに解る感覚の事を言います。幼い頃からクラシックピアノをやっている人達の中には絶対音感が自然に身に付いたという人も多い様ですが、誰にでも簡単に身につけられる物ではありません。大人になってから身に付けようとしても一筋縄ではいかない技術なのです。絶対音で考えると言う事は、音名を固定している訳ですから「固定ド」で音を感じていると言えます。「相対音感」は絶対音感とは違い大人になってからも、容易に身に付けることが出来る感覚です。
| key \度数 |
1度 |
2度 |
3度 |
4度 |
5度 |
6度 |
7度 |
| Cメジャー( ハ長調) |
ド(C) |
レ(D) |
ミ(E) |
ファ(F) |
ソ(G) |
ラ(A) |
シ(B) |
| Fメジャー( ヘ長調 ) |
ファ |
ソ |
ラ |
シ♭ |
ド |
レ |
ミ |
| Gメジャー( ト長調 ) |
ソ |
ラ |
シ |
ド |
レ |
ミ |
ファ♯ |
| B♭メジャー(変ロ長調 ) |
シ♭ |
ド |
レ |
ミ♭ |
ファ |
ソ |
ラ |
上の図に書かれている音を楽器で演奏してみましょう!どう聞こえましたか?どれも「ド・レ・ミ・フ
ァ・ソ・ラ・シ」と聞こえませんでしたか?なぜ、そう聞こえるのでしょう?それは僕達が音楽を聴く時、(大抵の場合)絶対的な音程よりも、機能的に響く「相対的」な音程の方が、優先されて聞こえて来るからなのです。機能的に音楽を理解する考え方を「機能的和声」と言います。
解り易く言うと、建物の高さを表す場合、全ての建物の高さを海抜で表すと「固定ド」の様に固定された基準があるのに対し、地面からの高さで表す場合は「移動ド」の様に、建物の場所によって標高が異なるという考え方に似ています。絶対音ではなく「相対音」で考える事は、「移動ド」で音を感じていると言えます。
曲のキーを変えて演奏しても同じ曲に聞こえるのはなぜだか解りますか?これを建物に例えればこうです。海抜からの高さを感じ取っているのでは無く、建物自体の高さや、大きさ、形、色、材質、などを感じ取っているからなのです。どの標高の場所にでも、高さや、大きさ、形、色、材質、が同じ物を建てることは状況にも拠りますが可能だと言えます。でも、標高が高すぎる場所は空気が薄かったり気圧が低かったり、反対に(水中でなくとも)水面すれすれの場所でも、生活し辛い面はあるでしょう。生活しやすい標高の高さとは、街中なのでしょうか?大体の人はそう思うかもしれませんが音楽は、「私達からはみだした心の空間」なので山の頂上でも水中でも問題ありません。この「私達からはみだした心の空間」はとてつもなく広い空間なのです。しかし現実は色々な楽器の用途を考えなければ合奏やその曲の雰囲気を上手く表現する事は出来ません。曲のキーを決定する場合は「固定ド」の考え方が応用されます。絶対音感や固定ドはコミュニケイション上大切な部分であると言えるのです。
この事を例にとっても分る様に「絶対音感」よりも、機能的に捉える事の出来る「相対音感」の方が、音楽を理解する上では大切だと言えます・・・。色々なキーの曲があり「移動ド」はそれぞれのキーの主音をドとして、「ド・レ・ミ・フ
ァ・ソ・ラ・シ」と考える訳ですが、度数として「T・U・V・W・X・Y・Z」という風に捉える事も出来ます。この考え方を押し進めていくと現代ジャズ理論の片鱗にたどり着く事が出来るのです!「相対音感」はジャズの演奏上、最も大切な物だと僕は考えます。「あなたはどう思いますか?」
●音符(メロディなど)を見てすぐ楽器で演奏する場合は「固定ド」をお勧めします。譜面を読む方法は、人によって若干異なりますが、僕はCの音はあくまで C「固定ド」で読みます。移動ドで読むやり方もありますがジャズの様に転調が多いジャンルは、かえって読みにくくなってしまうのです。転調するたびにCの位置を変えて読むのは困難なのです。初見で読む場合は特に相応しくないのです。調号が何のキーで有るかを良く考えて「固定ド」で読む様にしてみて下さい。(ギターの場合、調合の数が多い曲は移動ドで読んだ方が簡単な場合があります。C#key、C♭key、F#key、G♭keyなど)
●コードのルートは、まずは「固定ド」で探しましょう。なれたら「移動ド」でも考えられる様にしましょう。そのコードがその曲のキーの何度なのかという事がすぐに解る様になろう!
●アドリブをする時は、その場所のコードに対して何度の音かという事を考えながら演奏する方法が主流なので、「移動ド」的な考え方でやって下さい。(アドリブをとる方法は色々あります。)
●アドリブのコピー譜を読む場合は「固定ド」で読みながら、その音がその場所のコードの何度の音なのかという事を考えながら読むのがベストです。出来ればメロディを読む時もこの方法をお勧めします。
※いっぱい有りますが、あせらずにゆっくり馴れていって下さいね。
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