君もインプロビゼイションの世界を体感しよう!
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古典的な調性の世界は上方倍音列の領域と見なす事が出来る。この上方倍音列の領域は
本来TとX(Tに最も強い自然倍音としての帰属性を持つ音程)による音的な世界である。
ペンタトニックの発生
上方倍音列領域において最も安定した旋法性を発揮するのはメジャーペンタトニックである。
ペンタトニックは完全5度を連続して4回累積したものと見なす事が出来る。
下方倍音列領域にマイナーペンタトニックを発生させる。
下方倍音←中心→上方倍音
| サイクルオブパーフェクト5thの1部分 |
E♭ |
B♭ |
F |
C |
G |
D |
A |
E |
| Cマイナーペンタトニック |
E♭ |
B♭ |
F |
C |
G |
|
|
|
| Cメジャーペンタトニック |
|
|
|
C |
G |
D |
A |
E |
マイナー、メジャースケールの発生
上方倍音列と下方倍音列にもう1回づつ完全5度の累積を作るとメジャースケールとマイナースケールが成立する。
下方倍音←中心→上方倍音
| サイクルオブパーフェクト5thの1部分 |
A♭ |
E♭ |
B♭ |
F |
C |
G |
D |
A |
E |
B |
| Cナチュラルマイナースケール |
A♭ |
E♭ |
B♭ |
F |
C |
G |
D |
|
|
|
| Cメジャースケール |
|
|
|
F |
C |
G |
D |
A |
E |
B |
上の表を見ると、C とGの間を中心にに左右対象を描いている事が解る・・・?
(僕の考えで、Cを中心にしたCozy's調性理論があります。ここでは説明致しません。)
Triadから生まれるスケール(トライアドコンセプト)
注:この理論は私が考案したものです。サイクルオブパーフェクト5thのCに最も近い(両隣の)GとF。
このCとGとFのメジャートライアドとマイナートライアドの組み合わせにより得られるスケールがあります。
これらトニック、サブドミナント、ドミナント(主要3和音)から発生するスケールが重要な働きを持っています。
トライアドの種類: C、Cm、G、Gm、F、Fm
上の6つのトライアドの中から3つ選び、それを混ぜ合わせて1つのスケールを作る事から始めます。
例:C(ド、ミ、ソ)+G(ソ、シ、レ)+F(ファ、ラ、ド)→並べかえるとCメイジャースケールになります。
C+G+F →CMajorscale
C+G+Fm→CHarmonic Major scale
(Major scale の6度を半音下げた物)(Harmonic Minor scaleの3度を半音上げた物)
C+Gm+Fm→Cヒンズースケール
(Harmonic Major の7度を半音下げた物)
C+Gm+F →Cミクソリディアンスケール
(ヒンズースケールの6度を半音上げた物 )
Cm+Gm+F→Cドリアンスケール(ブルーノートスケール)
( ミクソリディアンの3度を半音下げた物)
Cm+G+F→CMelodic Minor scale
( ドリアンスケールの7度を半音上げた物 )
Cm+G+Fm→CHarmonic Minor scale
( Melodic Minor の6度を半音下げた物)
Cm+Gm+Fm→Cナチュラルマイナースケール
(Harmonic Minor の7度を半音下げた物)
他にも色んな方法がありますが、私はこのようにして、これらのスケールを導き出しました。これらは全部7つの音から出来ている物で、最も自然なスケールと言う風に捉えています。CMajorScaleから Cナチュラルマイナースケールまでの移り変わりがよく解るはずです。上4つのスケールが、メイジャー系で、下4つのスケールがマイナー系です。注意して欲しいのはメイジャー系とマイナー系のはざ間に、ブルーノートスケールが発生している点です。ブルーノートスケールは「メイジャーとマイナーのはざ間での音階」と言う解釈が出来るでしょう。以上9つのスケールがトライアドコンセプトの中心となります。
注:この表を見てわかる通り、1度と2度と4度と5度(CとDとFとG)は同じ音になっています。
●これら6種類のトライアドを全て混ぜ合わせたスケール
C+Cm+G+Gm+F+Fm→C ソルトラマンスケール命名者:Cozy Shiozaki 「アハハハ!」
●上のスケールを W度(F)の音から始めると、サージェントのブルース音階に♭5の音を加えた物になります。
サージェントのFブルーススケール+♭5
| F |
G |
A♭ |
A |
B♭ |
B |
C |
D |
E♭ |
E |
| T |
U |
♭V |
V |
W |
(♭X) |
X |
Y |
♭Z |
Z |
(サージェントのブルーススケールは私の扱うブルーノートスケールとは別の物と考えますが、よく♭5の音を混ぜて使われます。)
リディアンクロマチックコンセプト(ジョージラッセル)のスケール
Lydian scale
Lydian Augmented scale(旋律短音階の♭3度から始まるスケール)
Lydian Diminished scale(ハーモニック・メジャーの4度から始まるスケール)
Lydian ♭7th scale(リディアン・セブンススケール)
Auxiliary Diminished scale(ディミニッシュスケール)
Auxiliary Augmented scale(ホールトーンスケール)
Auxiliary Diminished Blues scale(コンビネイション・ディミニッシュスケール)
近代和声学は自然倍音列の中に頻度多く含まれる倍音、完全5度音程が基音にたいして持つ近親性から、完全5度下降して解決しようとする傾向を理論の根幹においた。これは音的な関係性の起点となる。このことを前提にジョージ・ラッセルはメジャースケールが持つ調的な重力はTにはなく W にあると主張している。Cから完全5度の累積を繰り返していくとC,G,D,A,E,B,F#となる。これらの音によって作られるのはCメジャースケールではなく Gメジャースケール であり GメジャースケールのCから始まるスケールつまりCリディアンスケールとなる。このことから CメイジャーKeyの事実上のTonicはFである・・・と。これがジョージ・ラッセルの理論の根幹でありリディアン・クロマチック・コンセプトへと発展していくのだそうです。この理論で一般的なハーモニックマイナースケールが扱われていない事はなぜであろうか?この事は特徴のひとつに上げられると思います。
詳しくはリディアンクロマチックコンセプトを参照して下さい。
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