◆32年優勝までの軌跡◆
のんびりクラブはML32年目、サークル一位を獲得しました。
これは優勝直後に、青色さんがブログに掲載された回顧録をまとめましたものです。
強くてはいけない?
25年前、のんびりクラブを設立した。「勝てなくても腐らず、のんびりと楽しみながら無理せずに長く続けてゆく」そんな馬主さんが集まってくれることを期待してのサークル立ち上げでした。最初の10年ほどは少人数でそれほど目立つ成績を上げられるサークルではありませんでしたが、メンバー間でお互いのレースを見て感想を言い合ったりして楽しんでいました。その後、人数も増え、メンバーの実力も着実にあがり、サークル順位がトップ10に入ることもしばしば、ここ数年ではトップ3に入るほどのサークルになりました。普通なら「ここまでくれば優勝も」と考えるのでしょうが、メンバー間でそんな話題が出ることは1回もありませんでした。もしかしたら、私が「順位など関係ない」と言い過ぎたのかもしれません。「のんびりクラブは強くてはいけない」という意識を所属馬主さんたちに少なからず持たせてしまったように思います。「のんびりと楽しみながら長く続けていく」、強い弱いは関係ありません。
異変
31年目6月。私が最初の異変に気がついたのはこの頃でした。のんびりクラブは31年目も好スタートをきり、半年を終えて上位にくい込んでいました。しかし、そんな中前年とは明らかに違う馬主さんが一人。前年に馬主成績総合4位だったクロフネユウキさんです。前半戦を終えた時点で上位馬主リストの中にクロフネユウキさんの名前がない・・・。
私は嫌な予感がしました。前年末でクロフネユウキさんの愛馬サンサロワークとオメガトライブが引退していたのです。両馬とも殿堂入りするほどの馬でしたので、その馬たちの引退とともにMLから離れるということをユウキさんが考えるとしても不思議ではありません。
とにかく、ユウキさんのML登録馬を確認しました。案の定、8頭ある登録枠が埋まっていない。「やはり、そうか」と思いつつ、登録馬1頭づつを確認していきました。そのうち妙なことに気がつきました。私が知っている馬が1頭もいないのです。しかも、すべての馬に「PK」の表示。どうやら、PKの箱庭が完成したのでしょう。いらぬ心配だったと思い、特にユウキさんにメールを送るでもなくMLから落ちました。
しかし、この時点ではまだ、ユウキさんの野望には気がつきませんでした。その後、のんびりクラブはいつも通りのマイペースで31年目をサークル順位3位で終えました。1位のツルーとは30億以上の差、2位の【☆ミ】とは4億の差がついていました。
快進撃の始まり
そして、32年目がスタートした。年明けからの3ヶ月、凄いことがおきていた。クロフネユウキさんの馬たちが、たったの3ヶ月で重賞13勝。しかも、登録されている6頭すべてが重賞勝ちしていた。いくら強い馬でも簡単に重賞は勝てない。つまり、ユウキさんは6頭すべてのピークをこの年に合わせてきたと考えて間違いない。その他にも富永素矢さん、青色の馬の重賞勝ちなどによりサークルはダントツのトップにいた。
この時ユウキさんは何を目指していたのか。ユウキさんのブログの書き込みよれば、サークル2位を目ざすとのこと。2位ということは、ツルーか【☆ミ】に勝つということ・・・。今はトップにいるがこの2つのサークルのどちらかをやぶるというのは難しい。そんなふうに思いました。
4月になってもユウキさんの勢いは止まらない。重賞を勝ち続けた。そして5月、衝撃的なことが起こる。ユウキさんのニヴルヘイム、オデュセウスがダービーW制覇。「これは本当にいけるかもしれない!」ここで初めて真剣に考えてみました。ここ2年の成績を見る限りツルーに勝つということは、まず無理。では【☆ミ】はどうか?。【☆ミ】のHPにあるメンバー一覧を見ながら考えてみる。見れば見るほどすごいメンバー。11人全員が毎年重賞を勝てるほどの実力を持っている。しかも、大殿のベガさんの影響か、地方重賞など勝てるレースを確実に拾っていくクレバーなレース選択をする馬主さんが多い。夏以降確実に差は縮まってくるだろう。そうなれば秋以降どちらが多く勝てるかがポイントになる。しかし、ユウキさんがブログで登録馬の寿命が少ないということも言っていた。つまり秋まで今の快進撃が続くかは疑問符がうたれる。やはり分が悪い。
考えても結論が出る問題でもない。とりあえず、私自身できることをしようと考え、夏に数回重賞を使って引退させるつもりでいたザナイトフリーとザナイトセイリュウを秋まで温存することにした。
☆スターラートの反撃
32年目6月。恐れていた夏がやってきた。今回の快進撃の牽引役だったクロフネユウキさんの馬たちは休養に入った。変わってよいちさんが牝馬路線での活躍をみせた。さらにみかどっとさん、富永素矢さんも重賞勝ちをおさめる。しかし、思ったとおり【☆ミ】は強い。6月〜8月で差はあっという間に縮まってしまった。そして9月、1月からずっと保持してきた1位の座は【☆ミ】によって奪われてしまった。
「負けた・・・。」ユウキさんのダービー馬2頭は距離適正から菊花賞は狙えない。かといって3歳馬では古馬相手にGT勝利は難しいだろう。かといって他に古馬GTを勝てるような馬は見当たらない。
どうやらそう思ったのは私だけではなかったようだ。【☆ミ】のHPの掲示版に事実上の敗北宣言ととれるよいちさんの書き込みがされていた。その後にはクロフネユウキさんの「いい夢が見れました」との書き込み。夢は終わってしまった。
戦いの末に
32年目9月。敗色濃厚。そんな中、MLメールが届いた。長らく休養していたZweiさんからだった。「復活しました。」待ちに待ったZweiさんの復活だった。それでも不利な状況が変わったわけではない。しかし、なぜだろうか。悲壮感が消えなんだかやれるような気がしてきた。ずっとのんびりクラブのエースだったZweiさんの影響力は大きかった。
ここで、また冷静にのんびりクラブのメンバーを眺めてみた。そして気がついた。ユウキさんの活躍が凄すぎて見過ごしていたが、多くのメンバーがいつも以上の成績を残していた。なぜ、気がつかなかったのか。アイルさん、カフェパインズさん、音鼓之道雄さん、早坂明さん、朝だ!徹夜さん。重賞にこそ届いていていないが、オープン特別・条件戦で勝ち星をかさねている馬主さんたちの存在である。重賞勝ちだけ数えたら【☆ミ】には敵わない。しかしレース出走数はのんびりクラブの方が多い。
そして、接戦のまま10月の攻防となった。両者一歩もひかない争いの中、Zweiさんが信じられないことをやってのけた。復帰後一ヶ月での菊花賞制覇。しかも、1番人気だった【☆ミ】の大殿の馬をやぶっての勝利。のんびりクラブは完全に調子に乗った。クロフネユウキさんのミッドガルドが秋天を制覇、
リグニンさんの今年重賞初制覇、青色も南部杯を制覇。
11月に入っても勢いは止まらない。青色がJBCスプリント、よいちさんが2歳牝馬重賞を制覇。極めつけは、11月4週から12月2週までにかけてのGTラッシュ。クロフネユウキさんがジャパンC、ジャパンCダート及び阪神JFを制覇。ファイアさんが朝日杯FSでGT初制覇。最後のとどめはやはりこの人。クロフネユウキさんの有馬記念W制覇。
のんびりクラブは設立25年目にして頂点に立ちました。「負けても腐らず、のんびりと楽しみながら長く続けていく」その成果の一つが今回の優勝でしょう。のんびりクラブに目標など存在していませんが、こんな目標どうでしょうね。25年ごとに優勝w 次は設立50年目か。
<あとがき>
以上が、青色さんがブログで公開された内容です。
当時のクロフネユウキさんが「永久保存版」というコメントがあったので、遅ればせながらHPの方に転載することにいたしました。
青色さんにお願いして、転載許可をいただきました。青色さん、どうもありがとうございました。