エアロウイングスの受信機を改造

 

 受信機の回路もわかったので、いよいよ改造に入っていこうと思います。

  実現したいこと、出来そうなこと、思いつくままですが

 (1)エレベータをつける

 (2)ダイナミックPWMではなく本当のPWMで低速回転

 (3)独自のPCM方式で同時飛行数を増やす

 (4)機体のチャンネルをコントローラからの指令で変更

 (5)ラダー&エレベータにしてプロペラ1個にする

 ほんとにできるんかいな?

 


 「エレベータをつける」

  T4ブルーインパルスを飛ばして、エレベータがあったら格段に飛ばしやすくなるのに

 と思いました。

  現状のコントローラを使う前提で考えてみると、パワーレバーでエレベータを操作、

 旋回レバーはそのまま、殆ど使う機会の無いトリム調整スイッチでスロットルを操作。

 PCM方式はいじらずに、片側のモータ(16段階)でエレベータ、もう片側のモータ(16段階)

 で旋回とスロットルを兼用、旋回はどうせ左右のスイッチなので16段階中の3段階を

 割り当てて残りの13段階中7段階をスロットルに当てる。

 こうすると左右の操作中はスロットルを変更できないけれど、どうせ右手でレバーとツマミ

 を同時に操作なんて出来ないし、エレベータがあるのでそんなに頻繁にスロットル変更

 しないと思われる。 3チャンネルならぬ2.5チャンネルという感じ

  それで、肝心のエレベータを動かすアクチュエータをどうするかを考えねばならない。

 toko田中さんを始め最近流行りだしたのが軽量・お手軽・トルクフルなモーターアク

 チュエータ、これだ!と思って、現物を見せてもらいに「第79回湘南スローフライヤー

 クラブ飛行会」へ見学に行って来ました、以前のマグネットアクチュエータに比べて

 トルクがあり良さそうだったのですが逆に切れすぎるため舵角制限ストッパーをつけて

 いました、PWM駆動で小舵も効くとのことでしたのでエレベータにも使えそうです。

 でもちょっと疑問が発生、飛行速度が変わって風圧で押された場合舵の利き具合が

 変わってしまうのではないだろうか?、このあたりは実験で確かめるしかないなと思い

 ました。

 ところがこの後、もっとすごいものを見せられて節操も無く方向転換する事となりました。

  「さんバイオメタルアクチュエータ

 デバイス自体は結構昔からあったようですが、実際に飛行機の舵として実用化したのは

 初めてではないでしょうか。小黒さん恐るべし。

 自分もやってみることにしました、まずは基礎研究です、小黒さんのHPでいろいろ

 学ばせてもらいました。

 エレベータに使用するのが前提なので比例制御でなくてはいけません、やはりフィード

 バック制御でいくしかないですね。

 バイオメタルファイバー(略してBMF)のメーカーHPを見ると、ちょうど目的に合った

 応用製品「BMスマートサーボ」(機能ブロック図)がありましたので詳細を調べてみると

 PICマイコンで制御し、TRを2個使い加熱用電流と抵抗検出用電流をスイッチして

 います、抵抗検出用回路はブリッジ回路になっており差分をオペアンプで増幅して

 PICのA/D変換入力に入れています。

 このまま組むと部品点数が多くなるので工夫して簡略化したいと思います。

 

 構想を練った末、なんとか形になりました、実験用に作った基板です。

 

 大部分をPICに任せてしまい必要な部品は抵抗1本だけです(今回は100Ωの抵抗3本並列)

 これなら受信機にのせてもジャマにならないでしょう。(PICは面実装タイプにする)

 ピンも余っているのでデコードやモーターPWMもつける余裕があります。

 動作テスト動画

 まだテスト段階ですので、いろいろ改善するところもでてくると思われます、

 今のところバッテリー電圧の低さからBMFを充分に加熱できず強い風が当たると温度が下がって

 BMFが伸びてしまいます。リポの代わりに5V電源で動作させたところシャキシャキと動いてくれま

 した、これは電圧の影響もさることながらPICの出力FET抵抗がONしきれていないと思われる。

 でも部品点数増やしたくないから、機体搭載方法で解決するしかないかもしれません

 BMFの長さも密接な関係があり、長いと抵抗が大きくなり電流が流れにくくなって発熱しません

 短くしすぎると、熱的には有利ですが伸縮ストロークが小さくなり取り出せる出力が減ります。

 上記テストでは最初57mmで行ったところ微風でも熱を奪われ伸びてしまいましたが電源を5V

 にしたらちょうど良かったため、3.7Vでちょうど良くなるように計算して45mmに変更しました。

 BMF伸縮時の抵抗値変化は約10%あり、発熱して縮んだとき抵抗が小さくなります、

 検出回路に入れる抵抗値はBMFの抵抗値とだいたい同じ値になるようにします、

 これで10bitのA/D変換をするとBMFの抵抗変化は6bitの分解能で検出できるので

 インドアプレーンの動翼には充分だと思われます。

 


 「実験その2」

  これから実験しようとしている回路です。

 受信機を接続し、搭載状態とほぼ変わらないものになります。

 BMFを2チャンネル装備しておりラダー&エレベータ操作ができるものにしています、

また、受信機のモーターコントロール部に信号を送って高速ダイナミックPWMによる2モーター制御

もできます。

しかし実際のところ、ラダーと左右モーターは同じ働きをするもので、どちらか片方あれば良いので

JP(ジャンパー)でモード選択します。

(1)BMFを2チャンネル使ってラダー&エレベータとして使う場合は、左右モーターの線を並列に

つないで、1ランク大きめのモーターを1個ドライブできるようにします。

(2)左右モーターで旋回する場合は、BMFはエレベーターとして使用します、このとき片方を遊ば

せておいてはもったいないので2本のBMFを直列につないで倍の長さとすることで伸縮ストローク

を稼ぐことが出来、トルク的にも有利になります。

現在の進捗は、まだ動作しておらずプログラムの作成中です、

特に、前回の実験では触れませんでしたがBMFの伸縮動作がリニアではなく対数的になりますので

これをキャンセルするための対数計算プログラム(3点曲線補間)で手間取っています。

受信機からの電波受信信号を解析する部分と、受信機にダイナミックPWM指令を送る部分は出来

ていますのであと一息かな?。