T−REXはフルベアリングと謳っているものの、各部にガタが多いため増設改造してみました。
・ ピッチアームのメタル軸受けをベアリングに変更してガタを取ると上下安定が見違えるほどよくなります。
メタル軸受けでのフライトビデオ → ベアリング対策後ビデオ(後半の方)
低空背面でのピョコピョコに注目
・ ヘッドまわりのリンクレバーのガタのせいで位相遅れが発生しており、プロポのスワッシュ位相調整mix
を+7度に設定していましたがこれも改善できました。
【1】 コレクティブピッチコントロールアーム
★★★簡単で効果大、おすすめします。★★★

画像の中央に写っている軸受け、キットにはメタルカラーが入っていますがベアリングに交換しました、
メタルカラーではガタが大きく、重要なピッチコントロールが安定しません。
幸い、カラーと同サイズの5x8x2.5ベアリングが規格品にあるため簡単に交換できます。

ベアリングの内径もカラーと同サイズなため、軸に入れるとガタガタです、これでは意味がないので
軸にアルミテープを2mm幅に切ったものを1周巻いて調節しました、
アルミテープは粘着剤を含めて0.08mmのものを使用しましたが、軸がやや太めになり、
ベアリングを押し込むのはキツメです。
【2】 SFミキシングレバー

SFミキシングレバーの軸受けは、2x5x2.5ベアリング1個+スペーサカラーとなっています、
これを2x5x2.3フランジ付ベアリング2個に変更して軸のガタを取ります。

レバーの加工が必要です、標準のベアリングを取り外し、穴を貫通させます
φ4.9mmドリルでベアリング穴をガイドにしてまっすぐにあけます、φ5.0mmドリルで穴壁を整えます。

フランジベアリングを穴に取り付けます、この時内側のベアリングにはスペーサーφ5x7x0.3tを2枚
履かせます。
元のビスでシーソーに取り付けますがこのときベアリングとシーソーの間にスペーサーφ2x0.25tを1枚
入れます。
ビスの締め付けは軸のガタを確認しながら少しずつ締めていき、ガタが無くなったらそれ以上締めない様に
します、締めるとベアリングがスムーズに回転しなくなります。
(スペーサーφ5x7x0.3tは確かニフテック製のものだったと思います)
【3】 フライバーコントロールレバー

こちらのレバー軸受けは2x5x2.3フランジ付ベアリング1個と元々入っていた2x5x2.5ベアリングを使います。

SFミキシングレバーと同様にドリルを使って穴を貫通させます。
この面から元々のベアリングを押し込みます。(ツラ位置まで)

こちらからフランジ付ベアリングを入れます。
(裏側のベアリングをツラ位置で止めてあるため2つのベアリング間には隙間ができますがネジ
締めするときにちょうど良い位置に押し込まれます)

φ2x0.5tスペーサーを挟んでビスで組み立てます、このネジは普通に締めこみます。
【4】 フライバーシーソーホルダー
フライバーロッドを通す穴が大きすぎです、ベアリングを入れてガタをなくします。
やってみたらいろいろ問題がでてしまい修正が大変でした。

フライバーシーソーホルダーの両側をベアリングの厚み分カットします、
ベアリングはSFミキシングレバーから外して余った2x5x2.5を使用するので、2.5mmカットします。
尚、断面の直角を出すため、ボール盤のチャックに咥えて回転させながら下に敷いたサンドペーパー
に押し付けて削りました。
※失敗 ベアリングは2.5mm厚のものではなく2mm厚のものを使ったほうが良いです。


内径5mmのアルミパイプ(外径6mm)を8mm長に切り出し、ベアリングを入れるガイドにします、
これもボール盤+サンドペーパーで直角を出しました。
※失敗 8mmでは長すぎます。

フライバーシーソーホルダーのフライバーロッドを通す穴をφ2.7mmドリルで広げます、
パイプを入れる部分の外径が4.5mmしかないためテープを巻いて5.0mmまで太くします、
ホームセンターで売っているアルミテープを使いました、5mm幅x円周長にカットして巻きつけます、
3層に重ねると(粘着剤も含めて)0.25mm厚になりちょうどです。
パイプをかぶせてベアリングをいれ、パイプとの隙間に低粘度瞬間接着剤をちょっと流して固定します。

組み立てようとしたところで行き詰りました、フライバーロッドがベアリングに入りませんっ!
ベアリング穴がわずかに(20〜30ミクロン)小さい様です。
穴を広げるわけにはいかないので、面倒だけどロッドを30分かけてペーパーがけしました、
破損する度にこんなことすると思うと気が遠くなります
で、何とか組みあがったシルバーに光るフライバー、このあと動作確認したらボールリンクが当たることが判明。

ピッチ・エルロン・エレベータの最大動作幅でこの部分(ボールリンクと被せたアルミパイプ)が当たって
しまいました。アルミパイプをもっと浅く被せるべきでした。
仕方が無いのでリンケージボールを逆さにつけて逃がしました、こんどはネジ頭が当たってしまった
のでボールも座の低いもの(JRボイジャーE用)に交換しました。


他にもこの2箇所が干渉していたので角をけずって引っかからないようにしました。

メインシャフトロックリングのイモネジ3x3がスワッシュプレートの傾きを制限していたので頭を削って
少し短くしました、削りすぎると六角穴をナメやすくなります。
【5】 テールローターコントロールアーム

テールピッチコントロールまわりはガタが多い部分です、ラダーの安定度に不満はないのですが、
ガタは少ない方が精神的に良いです。
ベアリングは2x5x2を使います、手持ちにシールドタイプがなかった為、仕方なくオープンタイプを
使いました。
ベアリングを入れる穴を加工します、φ5mm穴を深さ約1mm掘ってベアリングが半分埋まるように
します、
この加工には「ステップドリル」・「モールビット」を使用しました、
ステップドリル(赤)は 3.2・4.0・4.8・5.6・・・のサイズで段がついています、
モールビット (青)は 4.0・5.0・6.0・・・のサイズで段がついています
元の穴(φ3mm)をガイドにしてステップドリルでφ3.2mmに広げ、そのまま次段の4.0mmまで進めて
φ4.0の通し穴を開けます、その後でモールビットを使いφ5.0を1mmまで掘ります。

肝心な部分がややピンボケしています m(_ _)m
根元側にも同じベアリングを入れます、しかしアーム軸の太さは5mmでベアリング径と同じです、
穴を広げたら軸が無くなってしまうはずなのですが、モールビットで掘ってみたらプラが伸びて薄い
壁が残りました、上の画像で軸がベアリングの入っているところだけ太くなっているのがわかりますか?
ベアリングを入れたらM2のボルトで取り付けます(ボルト長は現物にあわせてカット)、このボルトも
締めすぎは厳禁です、ガタが無くなったらそれ以上しめないようにします。
【6】 エルロンコントロールレバー

ここには破損部品から外したベアリングを使いまわして入れました、ベアリングサイズは2x5x2.5です、
【5】と同様にステップドリルで段穴を作り、おもて面と裏面から1個ずつ入れています(反対側のレバー
の分も入れると計4個のベアリングを使用)
レバーをビスで取り付ける時にはフレームとの間にスペーサーを入れます。